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「応援したいから、応援に行かない」箱根駅伝 2021

箱根駅伝復路、10区の選手が鶴見中継所を出てしばらく走ったあたりの沿道で声援を送る。これが、毎年1月3日の恒例行事だった。トップの写真は、まさに去年(第96回)箱根駅伝の応援の際に使った旗だ。

選手が走る第一京浜沿いに、長男保育園時代の友人の家があり、ママ友パパ友が集まって応援し、その後は新年会に突入する。新年で一番楽しい時間。友人の母は、毎年家から箱根駅伝を見ているだけあり、選手や大学の歴史にとても詳しく、私が東海大ファンだと知ると、毎年「今年の東海はいいね!」と声をかけてくれる。「まだ中継所に来てないから、こっちで見てたら」と、家のテレビの前を子どもたちにあけてくれるので、子どもの間から、チラチラ覗き見させてもらいつつ、スマホでチェックした選手情報を伝えてワイワイやるのがとっても楽しい。

各校の戦いを見たいだけならば、自宅でテレビを見ていたほうが、圧倒的に面白いし、得られる情報も多い。それでも、わざわざ自転車に乗って沿道まで行き、応援するのは、選手に直接応援の声を届けられるのはもちろん、こんな楽しみもあるからだ。

だけど、今年はちがう。

「応援したいから、応援に行かない」

これは、第97回箱根駅伝のキャッチコピー。感染症対策として、沿道での応援自粛が求められる今年の箱根は、家で、テレビの前で応援する。

とはいえ、自宅観戦も、ものすごく楽しいものだ。そして、ものすごく忙しい。自宅観戦中は、日本テレビ(+データ放送)を流し、CM中も追っかけられるようラジオ(私は文化放送派)を待機、PCで位置情報や通過タイム、順位を確認し、スマホでは、Twitterで大学や駅伝ファンが発信する情報を随時チェック。(*誰に頼まれたわけでもなく、ただ楽しむファンの行動です。)

沿道での応援ができない分、今年はTwitterが一層盛り上がるだろうと期待している(もちろん、これまでもものすごく盛り上がっているのだけれど)。私はもっぱら陸上系SNSは見るだけ派だったけれど、今年はちょっと参加してみようかなと思う。箱根駅伝という壮大なストーリーを前に動く様々な感情を、ネット越しにたくさんの人達とワイワイ楽しむ。2021年の箱根駅伝は、そんな楽しみ方を始めるチャンスだ。

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