リモートワーク with kids な3ヶ月からの着地点

6月6日(土)、昨日は実に3ヶ月ぶりくらいに、仕事を全くしない土曜日だった。

今メインでやっているリサーチャーのお仕事は昨年11月にはじまり、だんだん要領をつかんで信頼も得て、3月はかなりボリュームと責任のある仕事を任せてもらった。

「よし!、これを仕上げたら、3月末~4月頭のどこかでまとめて休みをもらって、家の片付けをしつつ、長男とどこかにおでかけしよう!」なーんて思っていた3月頭。感染拡大しつつある周囲の状況に不安はあったけど、まだそんな楽しい未来を描いていたころ。

そこから、3月頭に長男の休校(そして休校延長に次ぐ延長…)、続いて4月の緊急事態宣言に伴う保育園登園自粛要請。加えて、夫も在宅勤務がメインになったことで、これまで私が仕事をしていた我が家の仕事&勉強用特等席を譲る羽目に。

「こんなはずじゃなかった…」と思いつつ、3月中はまだ(目が離せない幼児がいないので)余裕があり、長男の勉強をみつつ重たいタスクを片付けた。それでもやっぱり想定より平日の稼働が減り、その分を補填するために土日も数時間ずつ働くという毎日だった。

さらに過酷だったのが4月。登園自粛(そうでなくとも、当時の状況では我が家は自宅保育を選んでいたけれど)、つまり幼児が家にいる状態での仕事。昼寝中にできる限り済ませ、それでも無理なら夜に稼働という日々を試した結果、心の余裕のなさが辛すぎた。超朝型生活に切り替え、4時過ぎから6時半くらいまで仕事をして、あとは午前、午後とある昼寝時間に、真っ暗闇の中PCを開くというスタイルに変更。先にある程度進めておくことで、日中の焦りが減り、精神的には落ち着いたけど、それでも稼働できるのは1日せいぜい3-4時間。土日に多少なりとも進める努力をしても、通常の半分という状態が、とにかくもどかしかった。

仕事できない鬱憤を晴らすため、そして少しでも稼働して成果を上げ、信頼貯金と、リアル貯金を増やすために、GW中は夫と役割交代し、日々5-6時間ずつ働いた。役割交代といっても、夫は育児と家事の同時並行はさすがに無理だったため、必然的に家事は私が担当(それでも自分のペースでできる分、with kids状態よりはずっと効率的だった)。1人の環境で自分のことだけ考えて仕事をすればよかった2月までが、いかに素晴らしい環境だったかを改めて実感。

GWに頑張りすぎた反動か、連休明け以降は心身ともに疲労して、早朝+昼寝中という働き方も週3までに変更。その分、土曜日に補填をする日々。とはいえ、平日にまとまった料理、掃除ができない状況だったので、必然的に週末にまとめてやることになる。日曜日だけでは正直たりない。結果、5月の土日は、仕事と家事で気づいたら終わっていて、リフレッシュ感ゼロの休日だったなぁ…と、今気づく。その頃は、とにかくやらなきゃいけないことを一つでも片付けることに必死で、そんなことに気づく余裕すらなかったのだなぁ、とも。

そんな3ヶ月を過ごし、「あぁ、私そろそろ限界かも…」と感じていたところに、”6月末まで保育園登園自粛要請延長の発表”を見た時には、一瞬崩れ落ちそうになった。でも、通っている園に関しては、自宅保育をお願いするのは育休中や休業期間などで仕事をしていない家庭で、在宅勤務の場合は可能な限り自宅保育をお願いという文言だったため、園と相談。5月末から週1、週2… と段階的に登園を始めることにした。

6月1日から、長男の学校も分散登校が始まり、少しずつ授業時間を延ばしていっている。(ただし、↑のTwitterで書いたとおり、民間学童はまだお休み。)

今週はようやく、ある程度まとまって平日仕事をすることができた。まだ、2~3月のフルパワー稼働時と比べると6~7割だけど、無理はやめようと土日に仕事をするのをやめてみた。

昨日は朝から次男のペースでのんびり朝ごはんを食べ、長男を起こして一緒におさるのジョージを英語で見て、開店時間の空いているスーパーへ買い出しに行き、朝ドラまとめを見ながらお昼ごはんを食べた。午後は念願の衣替えを終え、ちょこちょこと作り置きをして次男の昼寝にお付き合い。テレビを見ながらワイワイとテイクアウトのばんごはんを食べる、というなんとも穏やかでゆるやかな休日だった。

思えばここ数ヶ月はずっと、「仕事いつやろう」とか「この時間にちょっとでも仕事を進めておきたい」とか、常に仕事が頭の一部を支配していたと思う。そうなると、子どものペースに合わせられなくなるし、イライラもしやすくなる。こんな状況下なので仕方ないところもあるけれど、できればそんな時間は減らしていきたいし、心の波風はできるだけ抑えたいと思う。

そのためには、やっぱりこんな休日が必要なのだ。そんなことがわかっただけでも、収穫だった。今日もしっかり休日を満喫して、明日からまた始まる怒涛の日々に備えよう。6月はそんな風に、仕事と生活のリズムを整えていきたい。

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