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なぜ、今? バズる昭和歌謡曲

この歌を知っている人が、今現在、どれぐらいいるでしょうか?

「は〜い!知ってる」
「カラオケで歌ってるよ〜」
と、元気よく手をあげる方々は間違いなく昭和40年代前半まで生まれでしょう。

ご存知(?)、松原みきさんの大ヒット曲「真夜中のドア」。
この曲は、1979年に発売されたようですが、なんとなんと!40年を経て今、teenagerの間で、しかも、海外の国々の若者のハートを捉えていると言うのです。

TikTokから

私の息子がある日、晩ご飯のテーブルで
「マミィ、『真夜中のドア』って曲、知ってる?」と思いもかけないことを聞いてきました。

知ってるも何も!
今でもカラオケで歌ってますやん、私。

高校生の息子・16歳が言うには、彼が通うインターナショナルスクールで(も)この曲がバズっているそうで、きっかけはTikTokなんだそう。

どこの国の誰が広めたのかわかりませんが、TikTokに松原みきさんの『真夜中のドア』のサビ部分が投稿され、このメロディが若者のハートをがっちりとらえているみたいです。

クラスメイトのカナダ人やフランス人、マレーシア人たちも「メロディがとってもいいね」と何度も聴いているとか。
日本語歌詞の意味が分からずとも、メロディが心地良いみたいです。

何がteenの心に響き、世間を席巻するかわからないものですね。
そして、SNSのおかげで人種、国籍に関係なくジェネレーションのつながりで世界中に『真夜中のドア』が拡散していく様子、流行っていた当時を知っている私にはとても不思議な感覚です。

このYouTubeから知ったこと

YouTubeで『真夜中のドア』を検索すると、一番上に出てくるのがこちら↓

2020年12月に投稿されているのかな?
しかも、歌詞字幕はコレ・・・、ポルトガル語?

そして、コメント欄を読んで知ったこと、


It is very unfortunate that she died without knowing that many people loved her song.

ええ〜っ!?
松原みきさん、亡くなっていたの?
びっくりしてウキったら、2004年に44歳で他界されていたことを知りました。

引用したコメントの主がおっしゃるように、松原みきさんは没後18年も経ってから、ご自身のヒット曲が今度は世界中の若者の耳をとらえることになるとはご存知なかったんですね。
存命だったら絶対リバイバルで、またお忙しい日々になっていたことでしょう。

調子に乗る母

昭和歌謡曲が世界的にイケている(!)のを知り、勢いづいた私は、あの頃の懐かしいヒット曲を次々と息子に紹介。

私が小学生だった頃、男の子たちはみんなコレ真似しながら野球帽だの赤白帽だのを飛ばしていましたよね〜。
今でも、カラオケで「誰か帽子持ってない?」と言い出すおっさんがいたら、「ああ、歌うねんな、あの曲」ってピンときますね!

そして、これも私が小学校の時に大ヒット!

当時、5年生か6年生だった私にはこのエキゾチックなメロディがとても大人っぽく聴こえました。

あれも!これも!と渡辺真知子や寺尾聰、八神順子などのヒット曲を次々息子に聴かせ、晩ご飯終了。

名曲は時代を超えて

その後、余韻が引かないアラ還の夫と共に昭和のヒット曲を聴き続けていると息子が現れ、
「『勝手にしやがれ』がspotifyにあったから聴いたよ。いい曲だと思う」。

今の16歳にも響く曲なのね〜、ジュリー。

息子の学校でアートを教えている先生は、よく授業中に音楽をかけてくれるそうですが、たいてい1970年代〜80年代のポップス。
マイケル・ジャクソンや、シンディ・ローパー、Queen、ワム、マドンナ、などなどが教室に流れる中、みんな絵筆を動かすそうですが、「昔の曲でもノリが良かったり、メロディがすっと入ってくるモノが多くて、いいなあ、と思う」と息子。

洋の東西を問わず、名曲は次世代へ伝わっていきますね。

この人がカバー

最後に、去年の紅白歌合戦で話題をさらったこの人が、『真夜中のドア』をカバーしていました。

昭和の質感を残しつつ、令和の雰囲気をまとわせた仕上がりですね。

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