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突然キレて罵る、は発作


大嶋信頼先生のセオリーやメソッド、どれも神すぎて、紹介したいものがどんどん出てきます。

今日は発作にフォーカスあててみます(複数の本からまとめと独自の考察入ります)。

発作といっても、てんかんのような突然現れる身体的症状のことではなく。
ここでは、
キレるとか、辛辣になる、頭が真っ白になる、マシンガントークになる、能面のような表情になる、パニック、ビビる、とかそういう脳の発作のことです。

特殊な人がそうなるというよりは、小さな発作は氣づいてないだけで、誰でも日常的に起こっているものと思います。

「発作」を起こして、破壊的な人格に変身するタイプの人がいます。
怒りの迫力と、言葉の暴力で、相手にダメージを与えます。

破壊的な人格は、
怒りで、
相手を破壊することが目的。

だから、普段はそんなにスラスラ言葉出てこないよね、っていう人でも、発作が起きてる時は相手が確実にダメージくらうような辛辣な言葉がスラスラと出てくる。

本人は、破壊的な人格に変身しているので、相手にダメージを与えていることに氣づいていません。

相手がどんなにダメージ受けてても、自分の方がもっと傷ついてる、という妄想の中にいるため、攻撃を緩めることはありません。

そして発作が終わったら、自分がどうだったかをはっきり覚えていることはあまりないのです。

それを日常で体験している家族や周りの人は大変。
発作は感染するので、
頭が真っ白になり、息ができなくなり、緊張して固まってしまいます。

これも発作。
破壊的人格を作り出す「発作」が起こる原因は、
孤独です。

「わかってもらえない」
「通じ合えない」
「無視された」
「見捨てられるんじゃないか」
「居場所がない」
「軽蔑された」
で、発作が起き、破壊的な人格に変身。

その人にとっての「孤独」の感じ方なので、実際に孤独なのか、というのは関係ありません。

脳内で発作が起きると、脳の一部の神経細胞が異常な電気活動を起こし、その電気発射が起きる脳の部位によって症状が変わります。

親との情緒的つながりの問題(大嶋セオリーでは知能の高低差によるもの)がバックグラウンドにあります(特徴的な遺伝子がスイッチオンになる)。
「発作」なので、自分ではコントロールできない。
だから繰り返されます。

目の前の人に発作が起きて、破壊的な人格に変身した時の対処法は、
「聞かない」です。

聞いてしまって発作がうつり、「自分が怒らせてる」、「自分に責任がある」としてしまうと、発作の原因である孤独に余計に火に油を注ぐ形になっちゃうのです。

怒りの人格に変身しても、言葉の暴力を吐かない場合もあります(静かにキレてる)。

その場合は、言葉を「聞かない」ではなく、相手の破壊的なエネルギーを受け取らないという意味での「聞かない」をします。

「聞かない」が難しければ、
呼吸や心拍などに意識を向けます(マインドフルネス)。

そうすると、脳が凪になり、表面的なやり取りの奥にあることが感じられ、
孤独の発作でそうなったんだと、相手の本当の姿が見えるようになります。
そうやって受け止め方が変わると、相手の脳にも凪がうつり、発作がおさまるんです。

「発作」の原因が、「孤独」だとしたら、その処方箋は「一体感」。
「一体感」を感じられると、発作は起きなくなります。

普通だと、目の前の人が突然豹変して、攻撃的な言葉でやり込めてきたら、「怖い」ってなって身体が硬直したり頭が真っ白になる。そのダメージで疲弊してしまい、さらに責められたことで、自信が失われて、相手から距離を置きたくなります。

先に発作を起こした人も、脳の電気発射で被害妄想スイッチが入り、攻撃が止まらなくなる→相手の防御反応を見てさらに発作がエスカレート、、、
と、一体感を得ることから程遠くなるという悪循環に。

受ける側だけでなく、攻撃する側も脳内電気ショックでダメージ受けています。

「孤独(嫉妬も)で発作」、「一体感で解消」って知ってるだけでも、無駄にダメージ与え合うことが減りそうですね。

「キレやすい」、や「辛辣」、「だんまり」などは、性格だから仕方がない、とか、
「自分に落ち度があるから、相手が怒るんだ」って普通は思いますが、そうではなかった。

そして、発作は誰にでも起こり得る。
実はみんな、無自覚の発作で疲れてしまっています。

「聖なる予言」という本の中では、この発作(と感染)の現象を、「コントロールドラマ」というモデルで表現しています。



悟りティーチャーのエックハルト•トールは、「ペインボディ」という言葉で説明していますね。



ポリヴェーガル理論では「発作」のことを、神経生理学の視点で「安心•安全をインストールできていない自律神経の誤作動」として説明します。




いずれにしても、しくみを知って、自分にも他人にも「発作ウォッチング」をすることが大事。

大嶋先生は、「無意識」とか「催眠」と心の中で唱えて、脳を凪にする方法を説いてました。

あとは、発作を起こしやすい特定の遺伝子コードを「還元」することもできます。

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