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【最近聴いてる音楽4】ナナシナタロウ

好きなミュージシャンとの出会いが全然音楽関係なかったということが意外と多いと
過去にも結構書いたり言ったりしているのだがナナシナタロウさんも
「いつも行く古本屋さんで偶然居合わせて、話を聞いたらミュージシャンだった」
というパターン。
しかもSNSのIDが偶然にも747被りだから(私のはKentの747由来)これは曲もいいに決まっている。
自粛期間中はあまりライブをされていなかったということだが
先日ようやくチャンス到来、ライブに行けた。
高砂のブックバーでの歌とギター、ときどきルーパーの弾き語りは心に染み渡る。
「語感研究所」という動画を公開されているだけあって歌詞がいい。

最近日本の音楽リスナーは「歌詞がいい」と言うけど
恐らく私が言う「歌詞がいい」は彼らのいうそれとは全然違って「響きがいい」に近い。
良く分からない外国語の曲を聴いて音楽を好きになった後に言語を勉強しだすような人間なので
歌詞で伝えようとされているメッセージなど最初はどうでもいいのである。
ただ「この単語の響きがいい」という箇所があると
そこから突然歌詞に意味が表れてきて「あぁ歌詞もいい曲なんだ」となる。
そういう意味でナナシナタロウさんは単語、特にカタカナ語の使い方がとてもオシャレで歌詞がいい。
ミニアルバムのタイトルに色の名前を使ってるのも素敵だ。

ナナシナタロウさんが出版されている書籍「ナナシのざれごと」も
言葉の妙を感じる面白いエッセイなので発見したら読んで欲しい。

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