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その時がくるまで

楽しいことや
辛いこと
その時がくるまで
どんな気持ちでいるかというと
同じ心なのに
同じ時間なのに
思うことは全然違う。


例えば
大切な人との別れ。
これが
いつかわからないけれど
近い将来にやってくる。
その時が 
やってくることを
ただ待つことがどれだけしんどいか。。
一つの着信が
一つのメールが
こんなにもヒヤリとさせるのかと。
異変が 違いが
こんなにも胸を締め付けるのか。と。

苦しむ姿は見たく無いけれど、
それすらも見られなくなるのかと、
反応がなくなってしまうくらいなら
辛いとぶちまけられた方がいい。

そういう
その時を待つ日々。
苦しくて
怖い。
目を背けたいのに
背けることもできない。

旅立ちは
いつでもあっけないほどに
突然やってきて、
心を置き去りにする。

それでも
その瞬間を待つことが
一番つらいと思う。

命が尽きてしまってからの方が
なんだか
祈ることも忘れ
なすがままに動き
無になれるから
楽かもしれないと
思っている。
それでも
もちろん違う感情が、
やってくるわけなんだけど。
恐怖から痛哭へと変わる。

一番しんどいのは
訃報が近いうちにくる、
という紛れもない現実の中で
できることがちっぽけすぎること。

何もできず
ただただ見えないものの力に
祈るしかできない。

実にやりきれない時間となる。


次に
同じ待つ、でも
楽しみなことだったらどうか。
個人的な意見としては、
そこまでの時間が長いほど
たくさん楽しめると思っている。
できるだけ長く
楽しみなことを楽しみにできるから。

そういう意味では
楽しみなこと、もまた
その時が来てほしくないかもしれない。

いろんな計画を練り
あーでもないを繰り広げ
楽しみをただ
指折り待つ、

可能性が無限大で
それは幸せなこと
なんなら
その日が来ることが不安になるくらい。

その時を待つ。

この意味が
どんなに深いことか。


今を生きるなら
どうか考えて欲しい。


待つ

という意味を。

全身で向き合って欲しい、、
一度の人生だから。

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