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「世界の人たちから聞いた話」をテーマに書いていきたい

第一回の記事は、そもそも自分がなぜ世界の人たちから聞いた話について書こうと思ったのか、について。

話のスタートは、かれこれ20年ほど前、自分が20才台の頃に戻る。

「これから自分が生きていく中で、何を目標にすれば、後から振り返ってみて『良い人生だった』と満足できるのだろうか」について考える機会があった。

アレコレ悩んだ結果、「自分はいったいどういう人間なのか?自分は何者なのか?を知ること」に行きついた。

なぜそう考えたのだろうか。いま理由を思い出そうとしても、あまり思い出せない。たぶん「まずは、何をしたら自分が幸せを感じられるのかを見つけ出す必要がある。それはつまり、自分自身がどういう人間なのかをよく理解することだろう」とか思ったような気がする。これは、哲学好きの友人のインド人も最近同じようなことを言っていた。あながち悪くない視点だったように思う。

あと、単純に「人ってなんだろう」ってことに興味があった。それを理解するには自分自身を理解することが手っ取り早い。

では、どうやって「自分を知る」のか?

最も効果的な手段は、「自分と違う文化の人たちの考え方」をよく理解して、それと比較する。そうすれば、おのずと自分がどういう人間なのかが分かるだろうと考えた。

あと、自分は狭い世界の中でだけ通用する人間ではなく、あらゆる世界観の中で通用するような「ユニバーサルな人間」になりたい、となんとなく思っていたことも影響したと思う。

「自分と違う文化」って具体的には?

自分は日本で生まれ育った。日本は歴史的にアジア文化の影響を強く受けてきたはずなので、アジア文化はある程度自分の守備範囲のはず。となると、歴史的に文化のもう一つの大きな極であるヨーロッパ文化が良いのでは、と思った。

他にもヨーロッパ文化に興味を持った理由があった。

現代の世界のベースとなる制度(例えば自由主義や人権などの考え方)をつくって世界に広めたのはヨーロッパの人たち。ヨーロッパの人たちの世界観が理解できれば、いま自分が生きている社会がなぜこうなっているのかをイチから理解できるようになるだろう、それを知りたい、という思いもあった。この思いはたぶん、「ユニバーサルな人間になりたい」という方向性と共通点があるはず。自分には、物事をゼロベースから自分の言葉で説明できるようになりたい、普遍的な考え方をしたい、という性質があるんだと思う。

あともう一つ、当時は未だバブルの余韻が残っていたとはいえ、もはや「経済成長の先に幸せがある」「お金で幸せを買う」時代ではないだろう、と感じていた。つまり、成熟した社会に移行する段階。成熟した社会と言えばヨーロッパ。その中で人はどうやって幸せを感じているのだろう、ということも学びたかった。

といった考えを経て、20年ほど前に、当面の目標を「ヨーロッパで生活と仕事をして、彼らの世界観を理解すること」に定めた。

でも、まずは社会人生活を

といっても、特に海外留学などの経験もない純ジャパ(純粋ジャパニーズ)の自分としては、その目標を実現するための足掛かりがない。ヨーロッパ生活という自分にとっては壮大な目標を持ちつつも、社会人としてまずは目の前のことを自分なりに一生懸命やってきた。

そして結果的になが~い時間は掛ったけれども、、、いろんな人の支援のお陰もあって、ようやくドイツで働けることになった

ドイツに住んで働きながら、いろんな人の話を聞く

目標へ近づくために、できるだけ機会を見つけてドイツ人やドイツで知り合った様々な国の人たちと会話して、彼らの基本的な価値観や世界観が分かるような話を聞くようにしている。

また、ヨーロッパを一人旅して、旅先で現地人を捕まえて現地の話を聞くことも。

その時に心掛けているのは、どうやったら彼ら/彼女らの基本的な価値観や世界観が分かるような話が引き出せるのか。そこは自分なりの工夫をしている。

そんなこんなでnoteはじめました

そうやってこれまで世界のいろんな人から聞いた話は、自分にとって何よりも貴重な財産。聞いた話を整理してnoteにまとめておきたい。

ということでよろしくお願いいたします。

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