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Webサイト運営を7年続けて気づいたこと

私が運営しているカルチャークルーズというWebサイトが、2024年1月で7周年を迎えました。

7年というと10年まではまだ3年あるし、数字としてはちょっと中途半端です。

語れるほどの歴史もないのですが、得られたものはたくさんあります。

10周年までの残り3年を最大限に活用するため、このnoteで現在地を明確にしてみたいと思います。

カバーデザイン:#012 (REIJI)さん

ポートフォリオとして始めたサイト

Culture Cruise」は、ほとんどの業務がワンオペの個人メディアです。

フリーライターとして活動していると、クライアントからよくポートフォリオ(実績をまとめたもの)の提出を求められます。

そこで、Webサイトごと作ってしまえばURLをポートフォリオにできると考え、運営を始めました。

Culture Cruiseと名前がつくまでの、スタート地点にも立っていない頃の動機はそのようなものだったのです。

最初はブログをひたすら更新する感覚で、記事を書いていました。

そのうちに音楽カテゴリーが充実してきて、ディスクレビューやライブレポートが増えていきます。

すると、掛け持ちしていたアルバイトをきっかけに、ひょんなことからインタビューが決まってインタビューカテゴリーができました。

そこからは音楽 ×インタビューの掛け合わせで、アーティストさんへのインタビューが少しずつできるようになっていったという流れです。

そこでやりがいを見つけて、しばらくはインタビューに力を入れようという方向にシフトしました。

インタビューカテゴリーでの試行錯誤

インタビューは自分からオファーする場合と、オファーを受ける場合とがありますが、少なくとも自分からのオファーの成功率を上げるためにできることを考え、実践してきました。

やはりまずは知ってもらうこと。知名度を上げる。

メディアである以上「カルチャークルーズ」と名前を口にしていただくことがとても大切なのです。

(だからアーティストさんやレーベルの方々がさりげなく呼んでくださるとめちゃくちゃ感動します)

名前を覚えていただくのは難しくても「なんか見たことある」くらいまでには持っていけるかもしれない。話はそれから!

SNSで目にする回数を増やすためには? などと考えてはトライアンドエラーを繰り返しました。

そして大事なのは、なぜあなたにオファーしたのかという理由。

みんなに送ってるんじゃないんです、あなたがいいんですという気持ちです。

オファーをいただく際には、私も必ずそこを見ます。

さらに大事なのはタイミングです。

私がこの7年で実感したのは、

知らない他人からのオファーに人は反応しない

という、残酷だけど考えてみれば当然の事実。震えます。

でも熱意は氷を溶かすことがある、そしてタイミングが良ければ風向きは変わる。

こんなことを言っているうちに、気付いたら7年が経っていました。

自力では続けられないのが7年

実感したのはそういったことですが(もちろん他にもたくさんあります)、今このnoteを書いていられるのは、間違いなく皆さんとのご縁によるものだと思っています。

今までは、ご縁ご縁と言い過ぎると、なんか安っぽく聞こえてしまうのではと恐れていたところがありました。

でも年月が重なっていくと、何をしてもそこにたどり着くし、かっこよく言うとエビデンス? みたいなものがどんどん揃ってきます。

中途半端で、歴史を語るほどの長さでもないと冒頭にお話しましたが「自力では続けられない」を表すのが、7年という数字なのだと気付きました。

例えば、この記事のカバーデザインをREIJIさんが手がけてくださったことも、たくさんのご縁が重なって実現したことで、数行で説明できるような時間の長さではありません。

REIJIさんの素敵なデザインにより、中途半端だった7年にも意味が生まれて途端に尊さが増してきます。

やろうと思えば自分でできる、お金がないから自分でやろう、を続けてきた結果、自分に圧倒的に足りないのは人に頼るということでした。

それはつまり、自分も頼ってもらえないということです(そっちの方が辛いかも)。

理想的なのは、お互いに頼り合えることかもしれません。

頼ってもらい、自分からも頼るという持ちつ持たれつの関係。

「たくさん協力してもらったから、私もできることを考えるね」とアイディアを出し合う時間に価値があるともいえます。

たくさん頼ってもらいたいから、もっとスキルアップしようと自分を奮い立たせます。

それに気付けたことで、ほんの少しずつですが状況が好転してきたように思います。

今後は多くのアーティストに、Culture CruiseをPRのプラットフォームとしてどんどん使ってほしいので、もっと大きな船にする必要があります。

来年の今頃はどうなっているか分かりませんが、その土台となるのは今なので、8周年をめざして航海を続けていきたいと思います。


最後までご覧いただき
ありがとうございました!


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