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新学期の準備「自分のバックグラウンドに誇りを持って、自分らしく」すくすく育ってもらうために。

✨いよいよ幼児学校入学✨

こんにちは。マルチリンガル子育て中@スペインのすずかです。
9月に入りましたね🍁
海外在住だと、学校は9月始まりという地域が多いので、
心機一転Back to School!!というご家族も多いのではないでしょうか?

我が家の息子くんも、来週から幼児学校へ入学(※)。
※スペインの義務教育は6歳~ですが、ほとんどの家庭が3歳から幼児学校に入学⇒そのまま小学校や中学校のカリキュラムまで進みます。
今年はお昼寝時間もあるので、いきなり教科を学ぶということではなく、6歳までは「遊びながら学ぶ」ことが基本です。

まだまだ幼いけれど、日々の成長が著しいなと思う今日この頃。
学校生活が始まると、新しいお友達や、新しい先生方との関わり合いが増えるので、「自分のバックグラウンドに誇りを持って、自分らしく」すくすく育ってほしいと願っています。

我が家のアイデンティティについてオープンに!

一方で、学校生活が中心となっていくと、母語(両親のルーツとなる言語)とのバランスも大切。

幼児期の社会的行動として、

  • 3歳頃から子ども同士で関わり合いを持つことや、

  • 相手に認めてもらいたいという社会的承認欲求

が発達していくと言われています。

なので、友達と会話する言語や、学習言語(学校で使われる言語)が強くなってくることは自然なことなのですが、
家族のバックグラウンドを、家庭内でも学校でも、オープンにお話していくことが大切です。

例えば、学校側の理解が十分に足りていないと、

「〇〇さんは学習言語がわかっていないようなので、
もっと家庭でも学習言語でお話してください!」

なんて言われてしまうケースもあるようです。

もちろん、認知面の発達において、学校教育についていくことは重要です。
でも、それが自分のルーツを「否定する」ことになってしまうと、
アイデンティティ形成にも影響します。
それが理由で自分のルーツを遠ざけてしまうのも、やっぱり残念です。

だから新しいお友達や先生方にも、

  • 我が家は、ミックスルーツのバックグラウンドであること、

  • 恵まれた特別な環境である一方で、全てのルーツ言語を同じレベルで習得していくことはチャレンジであること、

  • でもそのために、家族一丸となって、バックグランドに誇りを持てるように一生懸命言語や文化の継承に取り組んでいること、などなど。

包み隠さずオープンに話していこうと思います。
もちろんここからがスタートなので、これからどんな学校生活になるか、レポートしていきますね!

家族や親戚にも理解してもらうことが必要!

と、いうことで。
今夏、それぞれの母国(オランダ&日本)へ一時帰国した際に、これを家族や親戚に実践してみました。
「〇〇くんは、何言語話せるの?」と質問がきたら、はいスタート!笑

ほとんどの場合、何の悪気もなく
「勝手にマルチリンガルになれるんだよね?羨ましいね。」
「将来有望だね!」と言われます。

でも。。。勇気を持ってオープンに伝えましょう。

家庭での会話内容は、学校での教科指導内容とは異なること、
家庭での時間は成長とともに少なくなっていくこと、
家庭で別の言語の読み書きをすることは限られてしまうこと、など。
ミックスルーツの家族には、チャレンジがたくさんあります。
それでも、「自分のバックグラウンドに誇りを持って、自分らしく」すくすく育ってほしいから、一生懸命向き合っているんです、と。

結果、みんな理解を示してくれて、応援してくれました。

若干話し込んでしまうので面倒な部分もありますが、、、💦
家族を守るためにも!そして、ミックスルーツの家族への理解が広まるためにも!やってみる価値ありです。オススメです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

マルチ文化家族のためのコミュニティ主宰
すずか


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