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線維筋痛症を治すために受けた治療法まとめ①


はじめに

この記事では、線維筋痛症当事者であるわたしが、症状が緩和し、生活が楽になった・受けてみてなんらかの気づきがあったと思える治療法についてまとめていきたいと思います。
 なお、治療期間は治療法によってまちまちで、数年続けているものもあれば、半年程度のものもあります。どれもわたしにとっては効果を感じられたものですが、同じ病気であっても体調や症状には個人差があると思います。ご自身の体調と相談の上、お試ししてみてくださいね。わたし個人は責任を負えませんので、その点をご了承いただけると幸いです。

※良い点、うーんだった点、という風に良かったところと悪かったところをまとめていますが、あくまでもわたしの主観です。全ての人に当てはまるとは限らないのでその点をご留意ください。

電気鍼治療(鍼灸);治療期間9年以上

良い点;痛みが強くても受けられる。副作用が少ない
うーんだった点;施術する先生によって効果がまちまち。鍼灸院によっては治療費が高額になるところも。


わたしにとって、電気鍼での治療は、線維筋痛症を発病して初期のタイミングで一番効果があり、なおかつ、痛みが強くても受けられる(もみ返しのような好転反応・副作用が少ない)ものでした。お世話になっている鍼灸院の先生に出会わなければここまで回復することはなかったとはっきり断言できます。それくらい、鍼灸院での電気鍼での治療が劇的に効果がありました。自分で体を動かそうにも、痛みが強くてどうにもならない段階にはとても効果的だったと思います。

ただ、わたしの場合は、たまたま見つけた鍼灸院の先生が、線維筋痛症や仙腸関節症、自律神経失調症といった、なかなか病院では診断名がつかなかったり、専門で見てくれる医師が少ないような疾患・症状をよく診ている方でした。まあざっくばらんに言うと、鍼灸院の先生の知識がすごかったんですね。

通っている鍼灸院には、何件も病院を回って原因がわからない人がたくさんきており、そういった人たちへの治療法を先生が独自に研究していました。
鍼やマッサージ、整体といった治療法は、施術をする先生によって大きく効果が変わると思います。
また、先生自身の知識は凄くても、治療補助をしてくれる助手さんがそうだとは限りません。良い先生に出会えるかどうかが鍵、ということですね。

ただ、鍼灸に関しては、国家資格ですので、施術に関してはある程度の質が担保できると思います。なのでこちらに挙げてみました。

また、費用の点に関して。
鍼灸院によっては自費治療という扱いになり、全身に鍼を打ってもらうとすると、かなり治療費が高額になりますよね。
月や週に何回通うのか、によってもお財布に与える打撃が変わってくると思います。
良い先生に出会えるかどうか・続けられる金額(治療費)かどうかがキーポイントですね。

わたしは良い先生に出会えて、短時間でしたら働くこともできるようになりましたし、本当にラッキーでした。

運動療法(水中ウォーキング・水泳);治療期間8年以上

良い点;運動を続けることで痛みが減る。筋肉がつく。体が柔らかくなる。
うーんだった点;運動によっては痛みが出ることがある。自分で痛みに対処するスキルが必要


次に続けてよかったのは運動療法(水泳・水中ウォーキング)です。
誰かに治してもらうことを期待するより、手っ取り早く身体を鍛えて強くしよう!というわけですね。

それまで運動もしてこなかったわたしですが、通っている鍼灸院の先生の勧めでプールに通い始めました。8年以上続けた今でこそ思うのは、プールでの運動がなければここまでよくなっていなかったということ。
プールで体を動かすことは、鍼灸での治療と同じか、それ以上の効果があったと思います。
始めた当初は水の中でチャプチャプ歩いているだけでしたが、それだけでも手足の痺れや痛み・こわばりが取れて驚いたのを覚えています。

水中なので、まず体に重力的な負担がかかりにくく、柔軟もしやすい。
プールの中での運動は、筋肉をつけながら体もゆっくりと無理なくほぐすことができるので、老若男女はじめやすいと思うのでおすすめです。

線維筋痛症には水中運動が効果的だという学術的な調査もあります。(以下リンク)


ただし、注意して欲しいのは、運動の強度によっては痛みが出たり、一時的に悪化するような症状が出ること。

自分の身体と相談しながら運動をする必要があります。
わたしの場合は鍼灸院の先生と相談しながら運動のメニューを考えたり、プールでは、体調や疾患のことをあらかじめ伝えて、コーチとの個人レッスンを受けるようにしていました。
運動しすぎて痛めることもあったので、できれば身体の専門家にアドバイスを仰ぎながら進めるのが望ましいと思います。


治療法まとめ②に続く……)


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