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記憶について
五感を通じ受けとる印象(刺激)と、記憶(経験)が反応することで私が生じる。
記憶には、コップに貯まる水の様に、物理的な量はない。(過去や未来などの)時間と同じ様に、記憶を蓄えておくための場所(スペース)があったり、どこか別の次元に保管されている訳でもない。
仮に、「コップ=脳」だとして、頭を割って脳の中を探してみても、記憶と言う「実体」(水)は見つからない。
記憶とは、量ではなく、(脳の)構造であって、いま、そのようにある、ただの「状態」に過ぎない。人や生き物によって、毎瞬、その構造は変化し、構成物は入れ替わり続けている。
今の私と一秒前の私は(似ているが)異なるし、毎瞬、新しい私が生滅を繰り返している(刺激を受けるたび、不可逆的に構造が変化する)。
たくさんの情報を記録できる記憶媒体も、構造としての(今この瞬間の)状態があるだけ。0と1(二進法)、有ると無い、プラスとマイナス、右と左(上と下)、何でもいいけど、2元的で、相対的で、幾重にも重なり合った、組み合わせの、重なり合わせの構造があるだけ。
記憶(情報)がそんな感じだから、思考も二元的な枠組みでしか物事を理解できない。
ハードディスクが物理的にデータを記録している仕組みがわかるムービー「How do hard drives work?」 - GIGAZINE https://t.co/nHzDZz3Lf0
— カレン (@iniwano_Cullen) June 29, 2019
「脳=コンピューター」という比喩が、脳科学の発展を妨げているかもしれない @wired_jp https://t.co/aWXxpxUAFc
— カレン (@iniwano_Cullen) June 29, 2019
脳とは「記憶そのもの」だった──「記憶のメカニズム」の詳細が明らかに @wired_jp https://t.co/PVxKBdzm56
— カレン (@iniwano_Cullen) June 29, 2019
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