なぜ意図を働かさざるを得ないと感じるのかについての考察②
感覚から入ってくる情報が、私の中にさまざまな知覚を引き起こす。
全ての観念はこれらの知覚をもとに作られる。
知覚はあらゆる観念の根源的な素材と言える。
(それ以外の(抽象(複合)的なものを含む)観念は全て経験に帰する。)
知覚は外界の情報を感知するセンサーのような働きをする。
目が覚めている限り、意図する、しないに関わらず、あらゆる刺激に反応する。
そうして知覚された全ての情報を「私」が認識することはない。
視界の隅に映っている(はずの)対象を私は認識しない。