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プラムはチェコ語で…?

長女が希望していた認可保育園に8月から入園できることになり、その準備や娘のケアで暫く落ち着かなくなりそうなので、ウェブショップは8月中旬までお休みさせて頂くことにしました。

今まで仕込みに充てていた時間にクリスマスの準備や新商品の開発をしているのですが、毎年初夏に頭を悩ませるちょっとしたモヤモヤもはっきりさせることが出来ました。

結論は私の知識不足ですし、マニアックなことなので興味ある人いるのか笑と思うのですが、自分の頭の整理も兼ねてここにまとめてみようと思います。

そのモヤモヤは、「プラムはチェコ語でなんというのか?」と言う疑問です。

手元のLEDA社のチェコ英辞書を引くと、英語のplumはšvestka。しかしこのšvestkaはチェコでは生のプルーンを指すことがメジャーです。

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(ブルノのファーマーズマーケットにて。写真提供:たりんちゃん)

初夏から日本のスーパーに沢山並ぶプラムの写真をチェコ人に見せると、私の調査では100%、これはšvestkaではない、との回答でした。

プラム

こちらは山梨県産の李王というプラム。日本では品種によって色は紫~赤、大きさも大小様々なプラムが並びます。

švestkaじゃないのならこれは何て呼ぶの?と聞くいても、分からない、とはっきりせず、昨年まではそっか…で終わってしまっていました。

今回時間が出来たので、お世話になった大学の先生や日本のプラムを知っているチェコ人、日本人チェコ語学習者にヒヤリングして、プラムとその他似た果物に対応するチェコ語を調べてみました。

プラム:bulma(一部の品種はjaponská bulma)

プルーン:švestka

アプリコット:meruňka

ネクタリン:nektarinka

プラムのblumaに関してはslívやslivoňも同じ意味のようです。

プラムはチェコでの流通量は少なく、上記4種の中で良く出回っているのはダントツでプルーンとアプリコットです。

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(ブルノのスーパーにて。写真提供:たりんちゃん)

JAのサイトによると、そもそもプラムとプルーンはスモモの中の種類。「スモモは2種類に大別でき、「日本すもも(プラム)」とヨーロッパのコーカサス原産でプルーンに代表される「西洋すもも」があります。」(引用元:https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=86)

Japonská blumaはまさに「日本すもも」の意味です。結局、日本語でもチェコ語でもそれぞれ名称があるけれど、plumという英語を通すことで混乱してしまっていたという結論に至りました。

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(Švestkový koláč、プルーンのケーキ)

チェコではプルーンやアプリコットをお菓子やパンに使うことがとても多いです。しかし両方とも日本では旬が短く、流通量も少ないんですよね。

日本のスーパーではやっと生のプルーンを見かけるようになりました。短い旬を逃さず試作して、配送テストが間に合えば来月ご案内したいです…!

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