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好きなことのために・・・




《成功する人は、好きなことのために、好きではないことを平気でできる。》


成功している人は、好きなことだけしてうまくいっているように見えます。

その人の著書には、「好きなことだけしなさい。自分も好きなことだけしてきた」 と書いてあります。

まったくその通りです。


一方で、誤読も生まれる、罪つくりな文章です。

読んだ人は「あの人は好きなことだけして生きている」というイメージを持ってしまいます。

出版社がつけた「好きなことだけして生きる」というタイトルを見て、読み手はそれを全文として読んでしまいます。

しかも、自分に都合のいいところだけ読むのです。


冒頭に、「自分は好きなことだけして生きてきた。成功するには好きなことだけしなさい」と書いてあります。

編集者は、そのほうが本が売れると思ってそういう構成にしています。

読み手は「そうか」と納得して、後のめんどくさいところは読み流してしまうのです。


読み間違えるのは、読み手の自己責任です。

大切なのは、本の読み方です。

読者は、ついくじけて、都合のいいところだけ読みたくなります。

私も本が好きです。

私は読み方からアドバイスしたいのです。


「好きなことだけしなさい」というのは、「好きなことだけ目標にしなさい」という意味です。

「そのために、どんなに好きでないこともしろ。私はそうしてきた」という下の句が欠けているのです。


成功している人は、1つの好きなことをするために、嫌いな99のことをしてきました。

ただ、それを忘れてしまっているだけです。

1つの好きなことのためなら、たとえ9999の嫌いなことがあっても、平気でできるのです。

「あの人だって好きなことしかしていない。ああいうお店に行ったり、ああいうレストランで食べたり、ああいうバーで夜な夜な仲間と騒いでいたらうまくいくんだな」と思ってマネしても、うまくいかないのは当たり前です。


成功している人は、好きなことを目標にしています。

そのためには、イヤなこともまったく苦になりません。


成功談を人に語る時は、「好きなことだけしてきたよ」というひと言になります。

成功者からアドバイスをもらう時は、隠された下の句を読みとることが大切です。

行間を読みとる力が必要になってくるのです。


《好きなことのために、好きではないことをしよう。》


中谷彰宏
『人とは違う生き方をしよう』秀和システム
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全くその通りだなぁと思う。

アスリートやプロの選手たちが、
やりたい目的のために過酷な練習を自分に課しても嬉々として好きなことできて楽しいですと
笑顔で答える姿が眩しく思うのは
私だけじゃないと思う。

すでに成功している人が
好きなことしてきたからと言う言葉に嘘はない。
でも大変なことも苦労したことも
苦にしないで乗り越えたから成功している。
乗り越えたなら大変なだけ良き思い出になっている。

あたりまえのことだけど
ちゃんと行間を読まずに
自分の都合よくとらえてしまう。
本当に反省材料ですね💐

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