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隣の芝生が赤い?/2007.02.08

自転車が歩道を合法的に走れる国。
恐らく世界を探しても日本くらいです。
(実は最近見つけたのですが写真だけなので断定出来ず)
これって1960年前後に「交通戦争」と言う言葉が
つけられた頃の名残でもあります。

交通事故が多発して自転車が車道から暫定的に
歩道走行を許可された時代。
その暫定案はそのまま約60年続いていました。
執筆当時もその概念が変わり始めたタイミング。
車からは車道で邪魔者扱い。
歩道でも同じ。
相変わらず自転車専用道は増えない。

ただし暫定案が故に法律に曖昧な部分が
あるのも事実。
日本式に言うと「努力義務」が多いのです。
努力することに義務・・・?
これって

努力してください、だけど強制はいたしません

日本語的な言い回し。
きっと日本語を勉強していると特に
意味が不明だと思います。
昨年始まった「ヘルメット着用努力義務」。
法律なんですが肝心のタイトルが努力です。
きっとこれも前述の曖昧さが産んだ結果。

その曖昧な暫定な考え方がここ数年で変わり
始めているのも確かです。
自転車が主張するならまず車のことを攻撃することが
得策ではありません。
そもそも「車道」は乗用車を含めた車だけが使う
専用道路ではない。
オートバイ(自動二輪)も自転車もそして馬車だって
車なので。

全ての人に快適であるなら。
理想論と言われますがまずはきっちり走行における
ルール作りからです

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