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PhotoshopとCSVで画像と文字の一括加工をする方法(Windows)

ネットショップで商品登録をする時に、カラーやサイズなどのテキストを入れる加工をする事があります。

 

■大量画像にテキストを入れる一括加工ツール

▶ 同じデザイン&固定のテキストで、「画像だけ入れ替える」場合

 

固定のテキストで、画像だけを入れ替える場合は下記のようなツールがあります。

✅PhotoScape

✅画像サイズ一括変換


▶ 同じデザインで「テキスト」「画像」共に入れ替える場合

 

画像&テキスト共に入れ替える作業が出来るツールが見つからなかったのでPhotoshop + CSV を使用しての合成方法を見つけたので実行してみた!

■Photoshopの「変数」機能を利用して、CSVファイルと連携する方法

▶ 作業の流れ

①Photoshopでひな型を作る
②差し替える情報のCSVを作る
③CSVファイルをPhotoshopに読み込む
④自動で書き出す

 

1.基本のデザインを作成する

基本デザインのテンプレート


2つのレイヤーで作成されています

  1. テキスト

  2. 商品画像

 
 

2.差し替える「画像」「テキスト」の情報をまとめたCSVファイルを作成


A列の内容が後々のファイル名になります。

※1行目の変数名は半角英数字半角英数字。
※変数名は任意で大丈夫です。

 

上記の場合は、テキストと、画像のデータを入れ替えるので、2つの情報が必要になります。

  • テキストレイヤー  → text (変数)

  • 商品画像レイヤー → img1 (変数)

画像ファイル img1 列は

フォルダ名/ファイ名.jpg

を記入する。

3.  画像とCSVデータを保存


  1. imgフォルダを作成

  2. imgフォルダに加工する画像を入れる

  3. imgフォルダと同じ階層にcsvファイルを保存する


 


Excel2016以降のバージョンを使用している方は、「CSV UTF-8(コンマ区切り)」で保存。

 

Googleスプレッドシートで作成したCSVは UTF-8なので、Excelが無い場合は、スプレッドシートで作成で大丈夫です。

 

■CSVファイルをPhotoshopに読みこむ準備

▶ Photoshopで変数を定義

CSV作成時に1行目に記入した「変数」をレイヤー別に設定していきます。
※変数名は半角英数字。
※変数名は任意で大丈夫です。

 

✅「テキスト」レイヤー「text」変数


 

イメージ → 変数 → 定義 を選択

 

①レイヤーが「テキスト」になっているか確認
※レイヤー名は任意で大丈夫です。
②テキスト置き換えに✅名前はCSVのA1 に記入した「text」を記入。

 

✅「商品画像」レイヤー「img1」変数

①レイヤーが「商品画像」になっているか確認
※レイヤー名は任意で大丈夫です。
②テキスト置き換えに✅名前はCSVのB1 に記入した「img1」を記入。
③置き換え方法の項目はとりあえず「フィット」にしておきます。

 
 

CSVファイルを読み込む

イメージ → 変数 → データセット を選択

 

ウインドウが開いたら「読み込み」をクリック。

 

「データセットの読みこみ」が開きます。

 

・エンコーディング: Unicode(UTF-8)を選択
・最初の列をデータセット名として使用:チェックする
 (CSVのA列がファイル名になります)
・既存のデータセットの置き換え:チェックする

 

「ファイルを選択」ボタンを押してCSVファイルを読み込みます。

※ファイル名の横のファイル形式で「CSV」を選択しておく

 

作成したCSVを選択したら「OK」をクリック。

データセットの横の V をクリックして、CSVで作成したA列に記入した種類があるか確認。

違う種類を選択して「適用」をクリック。

 

ドキュメントの画像が、選択した内容に変わっていたらOK!

 

これで、1つづつの編集の確認が出来ました。


■画像データを自動で書き出し

最後に一気に書き出していきます!

ファイル → 書き出し → データセット を選択


 
  1. 保存するフォルダを選択

  2. データセットは「すべてのデータセット」を選択

  3. ファイルの名前は「データセット名」にしておくとCSVファイルの1列目がファイル名になります。


 

保存データ

この段階の書き出しでは、編集が出来る psd データの保存となります。

 

PSDデータからJPGに一括書き出し


ファイル → スクリプト → イメージプロセッサー を開く


 

①psd のフォルダを選択
②保存するフォルダを選択
③ファイル形式を選択
④実行

 


 

jpg のファイルが保存されます。

■ ポイント

テストしてみてわかったのは、「CSVのA列がファイル名」になると言う事です。

置き換えデータは、記入したいテキストや、jpg 入りのファイル名の為、そのまま使いづらいファイル名になっている場合があります。

.jpg.jpg 等…

解決方法


✅A列がファイル名になるので、わざとに透明のテキストをファイル名としてレイヤーに入れておく。

※透明なのでデザインでは見えないがファイル名用に利用する。


 
 

✅登録後に置き換える

お勧め「お~瑠璃ね~む」

ファイル名の変換以外の目的以外にも、フォルダ内のファイル名一覧がCSVで取得したい時などにも使用しています。

私に焼肉食べさせてください🤤