3人のベトナム人の友人

 ベトナムでは文系でトップクラスの一角であるハノイ貿易大学(FTU)出身の友人が3人いる。3人とも女性で、お互いがお互い、友人でもある。

 知り合ったのは彼女たちが22〜23歳ぐらいの時。性格も色々で、
・Aさんは調整派。女性から好かれる女性、という感じ。優しく、控えめで、頑張り屋。
・Bさんは行動派。感情的で自分の思う事を突き進む人。
・Cさんはエリート。学力も抜群で、奨学金を複数個貰うようなタイプ。見た目からして頭良さそうで、アイドル的な感じでもある。

 Aさんはオーストラリアに留学し、英語の教師のような仕事をやっていた。

 Bさんは自己啓発系の会社を起業し、随分と当てた感じ。会員数も鰻登りで、日本にも支店を開設している。

 Cさんは、北欧の大学院に奨学金で留学(オランダと米国からもオファーがあった)し、現地最大手の企業に務めた後、ベトナムで働いているらしい。

 Aさんは当時仲間内から最も?好かれる感じの人気があり、自分を犠牲にして利他に動く様は、心配にもなり、嬉しくもあり、という感じだった。

 Cさんは、学力面で2人の追従を許さぬレベルで圧倒していたし、新卒的な意味ではビジネス的にも間違いなく「映えて」いた。(大手ならCさん一択的な感じ)。

 そして、どちらかと言うと野武士的な強さを持つBさんが、社会的な成功(というのも変かもしれないが)を最もおさめたのを見ると、「行動」がその後の人生を大きく左右する事を痛感する。

 また、良くも悪くも?日本では強いと思われるような性格も、起業という側面ではプラスにも働く事を感じる。

 3人とも素敵な友人であり、優劣はない。ただ、日本の学校や会社で「良い」とされる性格が、「(周りの人間にとって都合が)良い」という意味を内包している場合が多い事は肝に銘じておきたい。

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