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新卒対談|運営マネージャーが語る、CUCで活躍するためのマインドセット

「医療という希望を創る。」をミッションに掲げ、設立9年目を迎えた総合ヘルスケアベンチャーCUC。創業間もないころから新卒採用を実施し、毎年20名前後の新卒社員が入社しています。

今回は2020年に新卒で入社し、医療現場でクリニック運営マネージャーとして活躍する2人による対談です。

なぜ早期にマネージャーになれたのか?CUCの成長環境はどうなっているのか?これから2人が目指すキャリアとは?リアルな声を語っていただきました!
※本記事は2023年4月にインタビュー・執筆された内容です。所属先や職種名、業務内容は当時の内容となります。

(プロフィール)
平田 莉子
2020年新卒入社。石川県出身、兵庫県立大学経済学部卒業。入社後は静岡県の訪問診療クリニックにてメディカルサポーターとして従事。2023年2月、富山に新たに開設されたクリニックの運営マネージャーに就任。

若松 卓弥
2020年新卒入社。東京農業大学大学院 農芸化学専攻卒業。入社後は神奈川県の訪問診療クリニックにてメディカルサポーターとして従事。2022年4月クリニックの運営マネージャーに昇進。新規の患者様の受け入れ業務や近隣の連携医療介護施設への渉外活動など、クリニック内の体制作りに携わる。


社会のためになる仕事がしたい


_まず、お二人の入社理由からこれまでの仕事について教えてください。

(平田)就活では社会貢献ができること、そして若手でも積極的にチャレンジできる環境があることを軸に選びました。中でもCUCは、裁量権をもって働けそうだし、社員の皆さんの熱量を感じましたね。特に、私自身を「個」として見てくれていたことが嬉しかったです。面接後には「莉子」と呼んでくださるような関係性が築けていました。その後の面接も変な緊張感なく、自分のやりたいことを伝えられて、風通しの良さを感じましたね。

(若松)僕も人のためになる仕事がしたいという思いから、製薬業界と医療業界を中心に見ていました。CUCの一次面接の担当が「医療の負を改善したいんだ」とものすごい熱量で語っていて。それまで在宅医療(※1)についてよく知りませんでしたが、一気に惹かれましたね。在宅医療の現場の最前線で働くことは、自分にも人にも誇れる仕事だと感じました。

(若松)お互い場所は違うものの、メディカルサポーター(※2)として経営支援先のクリニックに常駐し、医師の診療をサポートする仕事からはじめましたね。

(平田)そうですね。入社当初、とにかく成長したい気持ちが強かった私は「今ある拠点の中で一番課題の多いところに行かせてください!」と人事部にオーダーして(笑)。そこで静岡県のクリニック配属となりました。

(若松)そのオーダーはすごいな(笑)。実際どうでした?

(平田)正直、思い描いていた課題と違ったんです。

私が想像していたのは、在宅医療の普及という社会問題に対してチャレンジしていく仕事でした。でも実際は、組織づくりに関する課題が大きかったです。

医療従事者の方々はそれぞれ責任感を持って仕事している分、意識に違いがあり、逆にチームとしての波長が合わないという問題がありました。どうやって風通しのいい文化をつくっていくかが、私に与えられた使命でした。

はじめはスケールが小さいように思えましたが、現実として社会問題の解決の前に小さな課題を一つひとつ解決していかなければならないことが分かりましたね。

(若松)僕が常駐しているクリニックではあまりその問題はなかったけれど、よく聞く問題だよね。

▲メディカルサポーターとして毎日7〜8件の訪問診療を医師とタッグを組んで実施。住み慣れた環境での患者様の生活を支えるために奮闘した。(写真の承諾は取得しております)

医療資格がない新卒が現場で活躍するには


_新卒で配属されてすぐにぶち当たった壁を、どうやって乗り越えましたか?

(平田)「一番課題が多いところ」だけあって、やっぱり難しかったです。はじめはがむしゃらに、なんとかしようと動きました。でも、「新しいことをやっていきたい!変えていきたい!」と声を大にしても、スタッフとの温度差が生まれて、浮いてしまうだけだと気づいたんです。

そこでまず、医療従事者の方一人ひとりに、どんな思いをもって働いているのか、患者様にどんな思いで接しているのか、このチームについてどう考えているか、ヒアリングするところからはじめました。当初は「新卒の若造が何言っているんだ」という雰囲気も感じていましたが、「教えてください!」と、とにかくコミュニケーションを取り続けましたね。そうしていくうちに温度感も分かり、解決すべき課題も明確になっていきました。その後はうまく回っていったように思います。

2023年2月から富山に異動しましたが、いまだに初任地の静岡のスタッフさんから「今こんなことが起きているんだけど、どう思う?」と連絡が来るんです。「何か困ったことがあれば平田に聞こう」というポジションが築けたと思いますね。

(若松)それだけの成果を残せたのはすごいね。実際に課題を解決していったからこそ、マネージャーに抜擢されたんだろうな。僕の場合は、雰囲気はすごく良かったけれど、自分に医療の知識がない分、どうやって医療従事者と接していけば良いか悩みました。

(平田)それも医療資格のない私たちがぶち当たる壁だよね。どうやって乗り越えた?

(若松)ひたすら勉強した(笑)。そして主体的に医師に関わるようにしました。半年ほど経つと、周りの医療職の方々にも信頼してもらえるようになりましたね。

(平田)主体的に関わることはすごく大事だよね。成長するためにも欠かせないことだと私も実感しています。

(※1)在宅医療
通院が難しい患者様のご自宅に医師や看護師などの専門職が訪問して、医療サービスを提供する医療。その中でも、医師による定期的な診療を「訪問診療」、医師の指示や連携により看護を施すことを「訪問看護」と呼ぶ。
高齢のためご自宅から病院までの交通手段がない方、介護施設に入居されている方、末期ガンなどで病院での治癒が難しく、自宅に戻って療養したい方が利用する。
超高齢化が進む中で、在宅医療はこれからの日本社会に欠かせない第3の医療として注目されている。

(※2)メディカルサポーター
カルテ入力代行、地域連携のコーディネート、患者様・ご家族とのコミュニケーション、医療機器の準備、訪問診療における運転など、サポート全般を担う職種。一般的に新卒で現場配属になると、メディカルサポーターからキャリアをスタートし、その後マネージャー、スーパーバイザー(SV)に昇進する。

入社2年目でクリニックの組織づくりや予算管理に挑戦


_マネージャーに就任したときの気持ちや実際に仕事をしてみて感じたことを教えてください。

(平田)同期で一番早かったのが、若松だよね。どうだった?

(若松)僕の場合、以前からマネージャー補佐として業務を担当していたから、辞令が出たときは正直「やっとか」という気持ちだったんだよね(笑)

(平田)そうなの!?私の場合は、ワクワク感が強かったです。新たに開設されるクリニックで、地域にとって価値ある医療機関をゼロベースから支援できるのはすごくワクワクしましたね。都市部と地方とで受けられる医療のサービスに格差があることを自覚していたので、地元北陸に貢献できるようなきっかけができて嬉しかったです。

(若松)平田は新しいクリニックでゼロからマネージャーとして仕事をしたわけだけど、実際どうだった?

(平田)静岡のクリニックでも、後半はマネージャー補佐として教育面のフォローやメンバーの相談業務などを担当していました。しかしマネージャーになると、組織づくりだけでなく、予算の管理も必要になります。予算と照らし合わせて「どんな人材を採用するべきか」「どんなサービスを導入するべきか」を考えなければいけません。もっと勉強が必要だと感じましたね。

(若松)たしかに。マネージャーはやっぱり責任感が大きく違いますし、もっと一人ひとりに目を配る必要があると感じました。特に最初は、自分より年上の方をマネジメントするにあたり、どう関わるべきか悩みましたね。ここは慣れが解決した部分ではありますが、戸惑いました。

(平田)でも、一人で悩んでいるわけではないよね。私の場合、エリア担当のSVに相談しています。基本は任せてくれるけど、困ったときに助けてもらえるんです。私の性格上、レールを引かれると面白みがなくなってしまうので、このような上司の存在はすごくありがたいですね。

(若松)僕の場合は、CUC社員ではない、支援先医療法人の方に相談することも多いですね。やっぱり同じ場所で働いている分、理解がありますし、建設的な意見をいただけます。相談できる存在がいるのは助かります。

(平田)CUCは全て手取り足取り教えるようなことはしないけれど、何か問題があったときは気軽に相談できる相手がいるから、安心して仕事ができますね。

「できない理由」ではなく「できる方法」を探して実行する


_マネージャーに就任して、仕事で心がけていることを教えてください。

(平田)現場の一人ひとりと向き合うことです。これまで、医師からの「こんなことをしてほしい」「こんな文化をつくりたい」等の要望を受けて、それに向けて動こうとしたことがありました。でも実際、誰もついてこなかったんですよね。ほかの医療従事者の方にとっては、「いきなり言われても目の前の仕事との両立に困るよね」といった意識の違いが生まれていたんです。やはり現場との目線合わせが一番大切だなと実感しましたね。

(若松)分かります。医師や上長が言ったことが絶対的に正しいと受け止める前に自分でも考える必要はあるよね。それはマネージャー職になる上で不可欠な要素かもしれない。マネージャーが自分の意見もなく言いなりになれば、正しい医療体制を支援することができないと思うので、気をつけていますね。

CUC Partners Way(※3)の「『できない理由』ではなく『できる方法』を探して実行する。」に通ずるところですね。

(平田)それでいうと、私が一番意識しているのは「『自分の立場』ではなく『患者様の気持ち』で考える。」ですね。ただ、このWayについて考えることがあって。訪問診療は24時間365日対応する、患者様にとってありがたいサービスである一方で、働く医療従事者側からすると働き方を工夫しないといけないサービスなんですよね。患者様によりよい医療を届けるためには、医療従事者たちにとって働きやすい環境であることも絶対必要だと思うんです。だからこそ、組織づくりには力をいれていかないとなと思いますね。

(若松)ここは大きな課題ですね。たとえば患者様に「こんな状況だから来て欲しい」といわれたとき、処置として具体的にできることはなくても患者様の目線に立って、医師の判断を元に不安をやわらげるために行くことがあります。患者様が本当に求めていることは何か、CUCの理念を思い返すようにしています。一方で、医師の働きやすさも大事にしなければ、医療の質は上がらない。どう整えていくか、マネージャーとしての腕の見せ所ですよね。

(※3)CUC Partners Way
私たちの使命「CUC Partners Mission」を実現するため、CUCパートナーズとしての理念を共にする、全ての事業・職種の人たちが共通して揃える歩み方や行動指針のこと。

▲マネージャーとして新卒入社したメンバーの育成、サポートを行うことも。

成長の糧は他責にならず、自分事として仕事に取り組むこと


_お二人が早期にマネージャーに就任されたのは、成果を出しているからこそだと思います。具体的にどういったことを意識していますか。

(若松)目に見える成果を出すのは、医療現場において難しいことが多いですよね。だから意識として、この医療法人で起こることはすべて自分事として捉え、他責にならないということは今も大事にしています。

CUCは裁量権のある環境といわれますが、僕自身「1年目でも大きなことをやってやるんだ!」という主体的な姿勢で取り組んでいました。仕事を与えられるというより、自分で提案して切り拓いてきましたね。もちろん周りが「やってみたら?」と自由にやらせてもらえたり、聞いたら教えてくれる環境があったからこそできたことですが、積極的な姿勢は意識していました。

(平田)私の場合、「わからない」を明確にすることを心がけています。私たちの仕事は、患者様の命につながる仕事です。不明瞭な状態で突っ走ってしまうと大きなリスクにつながります。何事も深く追求して、考え続けることを大事にしていますね。


_お二人のように成果を出しているCUC社員にはどのような方が多いのでしょうか。

(平田)うちの社員は信念を強く持ち、忍耐強く取り組んでいる印象があります。

(若松)CUCは今、9年目に入っていますが、良い意味でも悪い意味でもベンチャーです。教育・研修制度は充実してきていますが、手取り足取り教えることは少ないかもしれません。学びながら活躍できる力は必要だと思います。それができるとやりがいにつながるし、他社ではできないようなスピードで成長できると思いますね。


_最後に、お二人のこれからの展望を教えてください。

(平田)マネージャーとして、風通しの良い心理的安全性が担保されたクリニックをつくっていくのが目標です。また、まだ在宅医療が根付いていない地域で活動しているので、地域の患者様が安心できるクリニックづくりの支援をしていきたいですね。

(若松)働きやすい環境をつくることが必要だと考えています。ヒト・モノ・カネのすべてを鑑みながら、まずは今の拠点で、メンバーの負担なく職場が回るサイクルをつくることが目標です。ゆくゆくは複数拠点を支援できるような存在を目指したいですね。

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