CUCグループに20代社長が誕生! 社長公募の背景からCUCの若手育成への想いを紐解く
2024年7月1日、CUCグループで最年少となる「20代の社長」が誕生しました。CUCでは、決断力とリーダーシップをもって事業をけん引できる人材を育てようと、グループ内で「社長公募」を実施。結果、20代の社員が選ばれました。今回は、この社長公募の背景と、社長に選ばれた品田さんへのインタビューを通して、CUCの若手活躍の現状に迫ります。
会社経営の機会を提供し、社員の成長を後押ししたい
CUCのグループ会社の社長を公募します──。
そんな見出しが踊ったメールがグループ社員に送られたのは、2024年5月のこと。CUCグループ初となる、「社長公募」が幕を開けた瞬間でした。
公募の内容は、眼科領域の事業を展開するグループ会社「わかくさコンタクト」の社長として、新たなビジネス領域の開拓や販路拡大、社員のマネジメントなどを行うというもの。
「医療という希望を創る。」をミッションに掲げるCUCグループには、「ビジネスを通して社会課題の解決をしたい」「医療課題を自分たちの手で解決したい」という想いのある社員が多く集まっています。そうした社員に会社経営の機会を提供することで、キャリアアップや成長を促し、非連続な事業成長につなげることを目的に実施しました。
もともとCUCグループでは、社員が他事業への異動を自由に希望できる社内公募制度「Dream」を半年に一度、実施しています。グループ会社も職種の垣根も超えて、多くの社員が自分が挑戦したいことに取り組める風土づくりを促進しているのです。
数字の「先」を理解したい。泥臭く行動する姿勢が評価され、社長に就任
この社長公募で選ばれたのが、新卒入社4年目の品田怜大さんです。
品田さんは、2021年にCUCに新卒で入社。経営支援先の医療機関に常駐して医師の診察の補助をするサポートスタッフとして勤務したあと、社内公募制度を使って事業開発部に異動。就任直前まで、国内外の新規事業開発に取り組んでいました。
学生時代から経営に関心があり、公募を目にしてすぐに応募した品田さん。しかし起業経験もなく、眼科領域の知見もそこまで深くはなかったといいます。いったいどのようにしてチャンスをつかんだのか、お話を伺ってみましょう。
──まずは、社長への就任おめでとうございます! 今の気持ちを聞かせていただけますか?
ワクワク3割、プレッシャー7割という感じです。うれしい気持ちはもちろんあるのですが、「本当に実績を出せるのか」「私自身のパフォーマンスによって今後の若手抜擢の機会が変わってくる」といった緊張感があります。20代という年齢だけで注目を集めるのではなく、しっかりと実績を出して経営者としてのプレゼンスを発揮していきたいです。
──今回が初めての社長業と聞いています。不安はありませんか?
不安はありますが、手厚いフォローがあるので心強いです。CFOの橋本さんとCHROの松浦さんに、隔週で1on1を設定してもらえることになりました。力不足な点についてはしっかりとサポートしていただけるため、不安なことがあっても、アドバイスをもらいつつ落ち着いて対処できそうだと感じています。
──今回、社長公募に応募した理由を教えてください。
もともと、「経営に携わりたい」という想いがあったからです。大学に通っていたころ、学生起業をしている友人が多くいました。さまざまな社会課題をビジネスの力で解決する友人たちの姿はとても刺激的で、私自身も「経営を通して社会課題の解決に貢献したい」という気持ちを持つようになりました。
CUCに入社後、「事業を作る経験を積みたい」と思い、2年目のときに事業開発部に異動しました。事業をつくる面白さや難しさを実感できてとても充実していましたが、経験豊富な先輩たちに頼り切っているな、と感じたんです。今後、「自分で責任を持って成果を出す経験を積んでいかなければ成長できないのではないか」と考えていたときに目にしたのが、今回の公募でした。これはチャンスだ、逃しちゃいけないと思いました。
──選考はどのように進んでいきましたか?
書類選考、面談、役員へのビジネスプランのプレゼンという順で進んでいきました。
──どのように準備を進めたのでしょうか。
「全体把握」「現地訪問」「課題の洗い出し」「施策の決定」の順で進めました。
エントリーをした後に、社長公募の事務局からわかくさコンタクトの3カ年のPL(損益計算書)をもらいました。ただ数字だけを見ていても、その裏側にある営業努力や対象とする顧客像が見えにくいなと思ったんです。実態を把握する必要があると考え、前任の代表やわかくさコンタクトと関わりが深い眼科領域の医療機関支援をしている先輩にヒアリングをして、全体像をつかみました。
全体像をつかんだ後は、わかくさコンタクトのある横須賀の眼科事情を知るために、実際に現地に足を運びました。わかくさコンタクトはもちろん、関係性の深い眼科クリニック、周辺のコンタクト販売店にも訪問。周辺環境を調べるとともに、どのような顧客が、どのようにコンタクトを購入するのかを自分の目で見ていきました。
ヒアリングと現地訪問をしたことで、課題の仮説が見えたので、CUCグループや連携先医療機関のリソースを活用した施策を練っていきました。
──「患者様」や「現場」への理解を深めようとする姿勢を感じます。
ありがとうございます。事業開発をする中で、机上の空論だけだと限界があることを実感していました。顧客目線を大切にするうえでも、現地訪問は私にとってとても必要な時間だったと思います。
──品田さんは、今回の公募で挑戦の機会をつかみ取りました。こうした機会を提供するCUCの風土をどのように感じていらっしゃいますか?
とてもよい風土だと思います。「挑戦の機会が多い会社だ」と入社時に先輩から聞いていたものの、自分が新卒4年目にして代表取締役として挑戦できているとは想像もしていませんでした。
機会を提供してくれること以上に、仕事を通じて機会をつかみ取れるよう成長させてくれる風土であることが、CUCの特長だと感じています。
──今後の展望を教えてください。
コンタクト販売は、一般的に「販売するまで」のサポートが主ですよね。ただ私は、その先のサポートも拡充させていきたいと考えています。
実は私は、中学生の頃まではメガネをかけていました。おしゃれに気を配らなかったのですが、高校進学を機にコンタクトにしてみたところ、似合う髪型やファッションの幅が広がったんです。コンタクトは、「垢ぬけたい」という希望に応える一種のソリューションだと感じました。
おしゃれの他にも、スポーツや芸術鑑賞などの際に、コンタクトを必要とする方もいらっしゃいます。コンタクトはただ視力を矯正するだけでなく、患者様の人生を変えていくきっかけにもなりうると思います。患者様の人生に伴走していくためにも、販売した「後」のサポートも拡充していきたい。コンタクトを起点に、「自分の人生を楽しめるきっかけ」を国内外の多くの方に届けたいです。
一緒に「医療という希望」を創りませんか?
今回ご紹介した品田さんのように、CUCグループには新しいキャリアに挑戦できる機会がたくさんあります。
もし私たちのミッションに共感いただき、「一緒に働いてみたい」「話だけでも聞いてみたい」と思っていただけたら、ぜひお気軽にご連絡ください!
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