苦しさからの解放!”観念”という思い込みに気づく
感情が湧くのはそこに”観念”があるから
自分の持つ''観念"が外側(現実)に反映されているという事実はご存知でしょうか?
何か言葉を聞いた瞬間、イメージや感情など大なり小なり何かしらの内的反応が起こると思います。
例えば"お金"。
"お金"と聞いた際に何かしらの"感情"が湧くということは・・・"お金"に対しての"観念"があるということです。
"お金"と聞いた瞬間、出てきたのは"良い感覚"でしょうか?"悪い感覚"でしょうか?
そもそも"お金"って「人物が描かれた長方形の紙」というだけのものなのですが、大抵物質以上の意味づけがされているものです。
お金持ちは悪いことをして稼いでいる
お金をたくさん持つと不幸になる
お金を稼ぐことは大変
お金で親は苦労した
"お金"と聞いただけで嫌悪感を抱く場合、生きていく間に見たり聞いたりしたことから勝手にネガティブな意味づけがされ、そういう"観念"を持っているということ。
そして、自分の"観念”により、現実も"そうなって"いきます。
”観念”が”真実”に変わるカラクリとは
「苦労しないとお金を稼げない」という観念があるなら「苦労してお金を稼ぐ」現実を創りあげます。
そして、そういう現実を見続けることで"観念"はその人の中で絶対的な"真実"になってしまうわけです。
本来物事は全て中立で、良いも悪いも意味を持ち合わせていないのですが、ただの"紙”も、たった少しの"意味づけ"から"観念"に変わり、気付けば"真実"に変わっているのです。
自分が"真実"だと思っていることは、必ずしも他人の"真実"ではありませんし、そういう意味では「真実は一つ」ではありません。
"それ"に対してあなたはどんな意味づけをしますか?
"それ"に対してあなたはどんな観念を持っていますか?
色々な事象で是非一度考えてみてください。
現実はあなたが真実だと信じているものの産物です。それ以上でも、それ以下でもありません。あなたが「これが真実だ」と思っている、もっとも強い考え、観念、感情が外に映し出されているのです。 ーBASHAR
観念に支配される側からコントロールする側へ
先入観がなく、"観念"がなければ何も感じない・・・ということは、"感情"を創り出しているのは"観念"だということです。
ネガティブな感情が湧いた時、"中立な事象"に対して自分の中で何かしらの意味づけをしている="観念"があるということに気付いてください。
ネガティブな観念がネガティブな感情を創り出すと、それによりネガティブな現実(悲しみや苦しみ)ばかりを体験することになりますが、幸いにも"観念"は気付いた瞬間に手放せます。
そのネガティブな感情は、どの"観念"によるものでしょうか?
自分には価値がない
自分は愛されてない
自分には才能がない
自分は運がない
この辺りの観念を持ってる人は多いですね。
”観念”は、その思い込みの外側にいないと特定できないので「こんなネガティブな観念を持っていた!」と気付けるということは、観念にコントロールされていた状況から一変し、その観念を自分のコントロール下に納めたということです。
「自分の周りにいる人は、自分を映し出す鏡である」
自分を取り巻く”人”や"環境"という現実を見れば、自分自身がどんな思考(エネルギー)で過ごしているかがわかります。
例えば、自己肯定感が高い人は(自分自身を)”認める"という部分に思考の焦点があるため、自分だけではなく他人が自分の事を認めてくれていることも認識できます。
環境も然り、"自分を認めてくれている"と思える仕事やポジションにつく事になります。
逆に、「人から邪険に扱われたり、ないがしろにされている」と感じてる方は、あなた自身が自分のことをそう扱っている、またはそうされて当然だという”観念”を持っていると考えられます。
「自分の周りにいる人は、自分を映し出す鏡である」という言葉がありますが、周りは"鏡"ですから、はじまりは"自分"だということをしっかり理解してください。
先に鏡の中の自分が笑顔になって(見えている現実が変化して)から、鏡の前に座る自分が笑顔になる(自分の思考が変わる)わけではありませんので、”しかめっ面”をしながら鏡の中の自分が笑顔になるのを待っても仕方ありません。
ただ、こういう話をすると必ず「笑顔にならなくちゃ」と必死になってしまう人がいますが、覚えておいていただきたいのは、あなたはずっと笑顔でいなくてもいいということ。
自分の表情が変わる度に、鏡の中に映る自分の表情が変幻自在に変わる様子を楽しんでください。
泣いたり、怒ったり、笑ったり、喜んだり・・・「自分が見ている現実は、自分の思考を映し出す鏡である」という現象をぜひ"楽しんで"ください。
あなたが良い気分でいること以上に大切なことは何もない
「今の自分(または環境)に満足できない」という”欠乏状態”からは、”望むもの”を引き寄せることはできません。
思考の焦点が"欠乏"にあるので、出来事に対して"欠乏感"を感じる捉え方しかできないからです。
「望んでることなんて起きやしない!」と言ってる場合、まさにこのケース。
人生の舵を自分で握るための第一歩は、"良い気分"でいること。
"良い気分"でいる時間が多くなれば思考の焦点がだんだん変化し、物事のマイナスではなくプラスの側面に目を向けられるようになっていきます。
そうすると「今の自分は満ち足りていて、幸せだ」と思えるようになるので、自分の本当の望みやワクワクする夢に対して前向きな視点を持つことができるのです。
「あなたが良い気分でいること以上に大切なことは何もない」
エイブラハムのこの言葉、呪文のように唱え、どこかに貼り付けておくのもいいかもしれません。笑
しかし、初めの段階では"良い気分"でいられるように思考を意図的にコントロールすることにかなり苦戦します。
長い間、"思考"をほったらかして惰性的に感情に支配され、「周りの”出来事”が自分を嫌な気分にさせるんだ」と思って生きてきたので仕方ないんですけどね。
不安や恐怖、ネガティブな感情と戦わない
「自分次第で現実は変えられるし、自分で人生を創造していける」
これがちゃんと理解できれば、例え嫌なことがあっても、望まないことを考えることがあっても、「どうしよう、どうしよう」と"不安"や"恐怖"に支配されることはなくなります。
例えば、人は"初めての事"に対して必ずといっていいほど"不安"と"恐怖"を感じます。
そんなもんなんです。
新しい事を始める際、不安と恐怖という感情に負ける(のまれる)と、行動できなくなります。
不安と恐怖に勝とうと肩に力を入れてスタートしても、臭いものに蓋をしている状態であればいずれ新しい行動の足踏みになります。
不安や恐怖と戦わない事。
「あー、やっぱり初めての事は不安になるなー」こんな風に、客観的に自分の感情を受け止められると、なんて事なくなります。
広い視野で、ジタバタしている自分を見られると、どんな思考に陥っても気楽に捉えられる(冷静に事態を観察することができる)ようになるのです。
編集後記
『世界は自分で創る』2014年04月28日、06月13日、14日、15日、16日の記事を編集、再編しています
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