『コーアクティブを大学生に届けよう!』#1
この度CTIでは、『コーアクティブ・コーチングを大学生に届けよう!』と題して、大学生と協働する実験的なプロジェクトを立ち上げました。
趣旨は、若い世代の人たちがもっと「コーアクティブ」を体験したら、
未来は必ず明るくなる!と信じているからです。
選考プロセスを経て、
1)「やんちゃん」こと寺社下弥生(じしゃげやよい)さん
2)「りんちゃん」こと赤塚琳(あかつか りん)さん
のお2人と、2022年3月末まで、毎月のCTIのnoteへの記事投稿や、大学生を対象にした体験会の実施などを行なっていく予定です。
CTIからは、写真のメンバーが強力に応援して進めて行きます。
これを機に、大学生のみなさんあるいは同じ年代のみなさん、またその年齢のお子さんをお持ちのご家族の方などに広く「コーアクティブ」を知っていただきたいと願っています。
『コーアクティブ・コーチングを大学生に届けよう!』プロジェクトメンバー一同
(写真左上から、はうる、いろり、がく、けいこ、さがっちょ、はっしー)
1回目は、お2人の『コーアクティブ』との出会い、今回のプロジェクトにかける想いをお届けします。
寺社下弥生(じしゃげやよい) - 「やんちゃん」
プロフィール:
1999年愛知県名古屋市生まれ。海外経験は無いものの好きだった英語を極めたいと思い「国際英語科」の高校に入学するも、海外経験豊富で英語が流暢なクラスメートに囲まれ人生で初めての挫折を経験。「この先どれだけ英語を頑張ってもこの人たちには勝てない」と諦めが過ったのと同時に「自分にしかない武器を身につけたい」と思い高2で台湾の大学に進学することを決意、中国語を猛勉強。2年半学んだのち2017年9月に台湾の大学に入学し、映像制作やグラフィックデザイン、メディアを専攻。2020年にコーチングに出会い、同年10月にCTIジャパンの基礎コース受講。コーチングが人に与えるインパクトだけでなく「Co-Active」という概念が自分自身に与えたインパクトの大きさに感銘を受け勢いのままに上級コースを受講。2021年11月上級コース修了、2022年6月大学卒業予定。シーシャとASMR(咀嚼音)が大好きで、ダイエットと発信が苦手。
SNS
FB: https://www.facebook.com/yayoijishage.jp
発信苦手なので全然呟けないTwitter: https://twitter.com/yayoijishage
🔶 「コーアクティブ」との出会い
それは幸運にも、私の姉が紹介してくれた友人が「ライフコーチ」として生きている人だったことです。
「この人、コーチングというものを仕事にしているんだよ」と聞いた途端、
「ライフコーチ」「コーチング」という、
今までの人生で一度も耳にしたことがないし何のことかさっぱりわからないけれど、
その言葉の奥になんとなく
「シャープさ」とか「包容」とか「伴走」とか
そういった散らばったイメージが湧いてきて、
「なんとなくだけど、私の人生に必要なことかもしれない」と思ったのを覚えています。
そしてその後、そのコーチからコーチングについて詳しく話を聞きました。
うろ覚えですが、なんとなく説明してくれた内容は、
「コーチングは対話を通して内側にある願いやその人が生まれながらにして持っているリソースに気づいて本質的変化を起こすプロセスだよ」
といった感じで、
その時唯一覚えているのは、
「対話で人の人生を豊かにして、それでご飯が食べられるなんて、、、
なんて幸せな人生なの!?」
と、口には出さなかったけど一人で思っていたことです(笑)。
そして同時に、私は「コーチ」という職業に、
「コーチ」という生き方に、
憧れを抱きました。
小さい頃は、ピアノを習っていたからピアノの先生になりたいとか、
ダンスを習っていたから安室ちゃんのバックダンサーになりたいとか、
そんなふうに触れてきたものに関連して夢を描くことが多かったけれど、
コーチングという概念を知って初めて
「触れたことないもの」に対して夢を描きました。
いつかコーチングという関わりに触れてみたい、そんな要素を人生に取り入れてみたい、
と遠い目でコーチングを見つめていましたが、
まさかこんなにも早く自分が「コーチ」になるとは思ってもいませんでした。
そんなこんなで、コーチングに憧れを抱き始めた渡井は、
興味を持ち始めた分野の情報に途端に敏感になる
いわゆる「カラーバス効果」なるものが自分にも効き始めたのか、
自分の所属していたコミュニティであるコーチから
無料セッションを受ける機会をいただきました。
その時は、当時運営していた組織で悩んでいたことをテーマに持っていき、
セッションをしていただいたのですが、話しているうちに、
・もともと悩みだと思っていたことと本当に向き合うべき課題が違ったこと
・自分が悶々と悩みを持ち続けていたのは「言語化しない、できないこと」から来るものだったこと
に気がつきました。
それは私にとって目から鱗の体験で、セッションが終わってすぐにもらった質問や言葉をメモに書き留めました。
そして、こんな危険な真似していいのかわかりませんが(笑)、
そのままの勢いで自分の団体の運営メンバーに見様見真似の人生初コーチングをしてみたんです。
そうしたら、これまでなかなかアクションを踏めずにいたメンバーが、
セッションが終わる頃にはどこまでも走れそうなくらいに
気持ち・行動ともに自走化の準備ができている状態になっていました。
そのころは単純に、
「質問を投げかけることで相手の意識変容が起こるんだ!!」と感動していたけれど、
今となって感じるのは、アドバイスだとかレクチャーだとか指示だとか、
そういったこれまでの一方通行的な方法ではなく、
「対話」という双方向のコミュニケーションを通して、
相手の思いをしっかり受け止める余白を作ったことが、
彼女の思考ルートに変化を生む糸口となったのだと思います。
何はともあれ、人生初のエセコーチングに成功してしまった私は、
「こんな即席のコーチングでも人の意識の変化を生めるのなら、もっとしっかり学びたい」
と思い、CTIでの学びをスタートさせることになります。
2021/03 プロセスコースでの写真
🔶 今回のプロジェクトにかける想い
あれから一年が経ち、色んなプロセスを経て、
今、大学生をしながら、
「コーチ」として主には同年代のクライアントに対してセッションを行なっています。
「Co-Active」や「コーチング」の世界に触れてよかったなと思うことは山ほどあります。
それは今後の記事で少しずつ書いていけたらと思いますが、
今あえて一つ、この場で出してみるとしたら、
困ったとき、悩んだとき、
今よりもう少しだけ違う自分になりたいと思ったとき、
「あ、コーチング受ければいいんだ」
と思えるようになったことが挙げられます。
自分一人で自分のことを理解し、人生の選択ができる人はすごいです。
でも、そんなふうに全部一人で考えて人生を選べることが「正しい」かどうかはまた別の話だと思います。
悩んだとき、
家族に相談するとか、友達に相談するとか、
先輩や上司にアドバイスをもらうとか、本を読むとか、
色々方法があると思います。
そのどれもがパワフルで、
私自身これまで幾度となく彼らに救われてきました。
確実に前向きになれたし、人生を前に押し進めてくれました。
でも一年前、その中に「コーチと対話する」という選択肢が入ってきて、
私の人生は更に厚みを持ちました。
立ち止まることが「悪」だと信じ込み、とにかく前に進みたかった私が、
セッションを通して本質的な変化を起こすことができました。
今は「後ろを振り返ってしまうこと」「立ち竦んでしまうこと」を
自分の全身で受け入れ、尊び、そしてその自己受容をエネルギーに変えて
次の行動に向かうことができています。
この変化が正しいか間違っているかどうかはわからないし、多分正解不正解はありません。
ただ、私はそういう生き方をしていける人でありたいと思っています。
そんな思いを持ってコーチングをしています。
「コーチング」というと、まだまだ敷居の高いイメージもあるかもしれませんが、
そんなイメージを持つ人たちにこそ「コーチング」という選択肢があることを知ってほしいし、
そのために私は動いていきたいと思っています。
この記事を最後まで読んでくださったあなたへ、ありがとうございます。
いつかどこかで対話ができることを心待ちにしています。(以上)
赤塚琳(あかつか りん) - 「りんちゃん」
プロフィール:
2000年東京都八王子市生まれ。小学校3年生で野球をはじめ、そこから高校3年生まで野球中心の生活をする。そのため、引退後は特にやりたいこともなく、大学進学にもモチベーションを持てずにいた。そんな中親の紹介でコーチングに出会い、自分で目指したい姿に向かって主体的に学んでいくことや、多様な人と出会うことの面白さを知る。大学は新潟大学の創生学部という文理融合型の特殊な学部に入学。入学後も様々なご縁があって精力的に活動していく一方で、周りの友人から「やりたいことが分からない」「何かしたいとは思うけどどうしたら良いかわからない」という声をよく聞くようになる。「自分が友人たちにコーチングをできるようになれば、かつての自分のように変わる人がいるのではないか?」と考え、2021年3月に基礎コースを受講。その後、「半年間で150セッションやる」という宣言をして、当初の予定より1ヶ月早い5ヶ月で達成。やっていく中で自分はコーチングが本当に好きだと実感し、学びを深めていく決心をする。現在はフルフィルメントコースを修了し、2021年12月にバランスコース受講予定。人の想いを聴くことや、温泉でのんびりすることが好きで、手先の器用さが求められるものが苦手。
SNS:
FB https://www.facebook.com/rinakatsuka0810
Instagram https://www.instagram.com/rinaka0810
🔶 「コーアクティブ」との出会い
僕のコーアクティブとの出会いは高校3年生の時でした。
それまでの自分は、小学生の頃に始めた野球に打ち込み、高校3年生の引退までほとんど毎日野球漬けの日々を送っていました。(当時は嫌々でしたが、坊主頭にして頑張ってました笑)
その結果、進路を決めなければならないタイミングになると、とたんに困ってしまいました。特にやりたいこともないし、行きたいと思う大学も、学びたいと思う学問もない。
高校はそれなりの進学校だったので、
「周りに恥ずかしくないくらいの、私立の頭の良い大学に行くか」
それぐらいの軽い気持ちで高校には志望大学を出していました。
また、満員電車に揺られて毎日通学する中で(今の大学は新潟ですが、出身は東京です!)、
いつも生気のない顔をしている大人たちを見て、
「働くのってそんなに辛いんだろうか?」
「そんな顔になってしまうほど、生きていくのは大変なんだろうか?」
そういったことを思っていました。(もちろん今となっては、その場にいた大人たちが悪いわけじゃないことはわかっているのですが😅)
そんな自分にとって、将来の事は正直考えたくないことであり、暗いモヤがかかったような、希望を持つことができないようなものでした。
けど、やっぱり本当にこのままで良いとは正直思えない。
そんな時に出会ったのがコーアクティブ・コーチングでした。
父親に知人のコーチを紹介してもらい、自分の進路選択をテーマに伴走してもらうことになったのです。
コーチ:「どんな風に生きていきたいとかある?」
僕 :「めちゃくちゃ理想的なことでもいいですか?」
コーチ:「全然いいよ」
僕 :「こんなことは無理だろうってことは分かってるんですけど、結婚して、子供もいて、その家族と平和にのんびり暮らしたいです」
コーチ:「めっちゃいいじゃん!じゃあそれがどうやったら実現できるか考えてみようよ!」
そのコーチとのこの会話が僕の人生を大きく変えてくれました。(今でも鮮明に覚えています。本当にありがとうございました🙇♂️)
満員電車に乗っている大人たちを見るのが嫌で、
「働かずにのんびり生きていく道はないんだろうか?」
なんてことを思っていました。
けど、それまでの自分は「なるべく働かないでのんびり生きていきたい」なんてとても人前では言えませんでした。
だって、そんなことを言ったら
「怠け者」「甘ったれてんじゃねえ」「そんなの無理に決まってるだろ」
「働かなきゃ生きていけないんだ」
なんて言葉をかけられるに違いないって思ってたから。
でもこのコーチとの会話で、
「こんなことでも目指していいんだ。これを実現できる可能性があるんだ」
と思い、
本気で自分が目指したいことのために何ができるか考え、行動できるようになっていきました。
そこからの僕は、自分で興味を持ったところにどんどん飛び込んでいき、たくさんの大人たちに出会っていきました。
そこで出会った人たちは、本当に楽しそうに、幸せそうに生きていて、
「こんなにイキイキと生きている人が世の中にはいるのか」と満員電車の中の世界とは正反対の世界に衝撃を受けました。
僕自身が目指したい方向に向かって、自分から主体的に行動していかなければ、決して見ることができない世界だったと思います。
そういった人たちから学び、刺激を受けて、自分の人生も充実した、希望の持てるものになっていきました。
🔶 今回のプロジェクトにかける想い
しかし、自分の周りの大学生を見渡してみると、
「やりたいことがわからない」「何かしたいけどどうしたらいいかわからない」「将来が不安だ」
と言って不安そうにしている人が本当に多いです。
特に3年生になって、就活が迫ってくるにつれて、そういった声はますます聞かれるようになりました。
しかし、そういった人たちと僕との違いを考えてみたら、
「コーアクティブ・コーチングを受けたか否か」
というところぐらいにしかないんじゃないかと思っています。
もし僕があのときコーアクティブ・コーチングに出会わずに、あのままなんとなく、それなりの私立大学に行っていたら、絶対に同じようなことを言っていました。(そうやって言うことが悪いことであるわけでも、今の僕のような人が正しいわけでもないですが!)
もちろん、コーアクティブ・コーチングが合う人と合わない人がいると思います。
それは人それぞれなので、当然のことです。
でも、
「選択肢の一つとして知っているかどうか」
というところには大きな違いがあると思います。
僕のように、コーアクティブ・コーチングによって救われたがっている人は絶対まだたくさんいます。
そしてその出会いが若い時であればあるほど、その後の人生が大きく変わってくると思います。
だから僕は、
コーアクティブ・コーチングをもっともっとたくさんの人に知ってほしい。
そしてそれによって本当に自分らしい人生を生きていく人が増えてほしい。
さらに言えば、そんなイキイキした人たちと一緒にこの社会をより良くしていきたい。
そんな想いからこのプロジェクトに関わらせてもらっています。
もちろんまだまだ何の経験もない未熟者で、至らないところも多いと思いますが、
この想いが口だけのものにならないよう、全力を尽くしていきたいと思うので、
温かい目で見守っていただけると嬉しいです。
よろしくお願いします!(以上)
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