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【~なんだから。の呪縛】

大人の男性が着たくなる男服。アパレル歴20年。1年で売上全国1位になったメンズスタイリストが大人の男のおしゃれ力を解放します。

居心地の良い空間に座る自分をイメージして
自分だけのグラス、美味しいおつまみを傍らに。かっこよくなる買い物が出来て、豆知識も手に入る貴方だけの秘密基地だと思ってください。

今宵も ようこそ~シークレットベースへ~

多様性…。

LGBTという分け方のよし悪しは置いといて、
今では性別の多様性も浸透しつつありますね。

「正欲」という話題沸騰した本も多様性がメインの題材になっています。

自分もこの本を読んだ時にはガツーンときて鈍器の様なもので頭部を殴られた末に、弁慶の泣き所を蹴られたかと思いました。重症です。

決して安易に人様にオススメすることは出来ない本だなと思う反面、世界が変わるとはこのことだとも思いました。
興味がおありの方は是非。
(自分は読み出したら止められませんでした。ちなみに表紙の意味…。読破したらもれなく調べたくなる衝動。これまたえぐいです。)

あ 脱線しちゃいました…
多様性についてでした。

女性に生まれたからと言って
メンズを着てはいけないなんてルールはもはや皆無です。

男性もしかり。
男性がスカートをはいて何が悪いんでしょう?
何にも悪くない。

女性がメンズカットしてメンズ服を着てちゃおかしいですか?
好みこそあれ、そこは自由なはずです。

女らしくしなさい 女なんだから。
男らしくしろよ 男なんだから。

はい この部分のどこが気持ち悪いか?

「~なんだから」の部分に自分はゾッとします。

らしくはまだわかる。
ざっくり言うところの好みなんでしょうね。
しかし、いかんせん「~なんだから。」は、
あまりにも雑。

もうこれ、状況関係なく性別のみで指示されてる感がすごいと思ってしまうんですよね。

男性がメイクして何が悪いんでしょう?
何にも悪くない。

女性がゴリゴリのメンズ服を着てちゃおかしいですか?繰り返しますが 好みこそあれ、そこは自由なはずです。

ちなみに自分はメンズカットをして
男服も女服も両方着ています。
なんならメンズ服を着ている時のほうがファンが増えました。(ありがたや ありがたや)

男性用の化粧品も今や当たり前に店頭に並んでいますよね。
男が化粧したっていいじゃないかと自分なんかは思います。

にしても、大人のおしゃれの楽しみ方としてTPOを考えることは大前提ですね。

10代の絶賛反抗期中ならまだしも、大人の自分達なら、そこは逆手にとるくらいの余裕をかましたいところ。

おしゃれは楽しむものだと思いますが
使い方によっては相手の脳を直接触ってコントロールする事も出来るちょっとした武器です。(テクニック的なことになるのでまたゆっくりお伝えしますね。)

本能を否定しないおしゃれって大事です。
奥に潜む物が滲んだ時、それはそれは酔えるほど魅力的だと思います。

服とは一番外側の皮膚。
自分が気分よく過ごせていい案配で磨いていけると素敵ですね。 

では 今日はこのへんで。

本日もご来店ありがとうございました。

またこの場所で
お会いできることを楽しみにしております。
     
                                                                                        SEN

                   SEN

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