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【ネタバレ有】君たちはどう生きるか感想

0.注意

7/14〜上映されている映画「君たちはどう生きるか」のネタバレ有りの感想になります。
宣伝も一切ないまま上映された映画になりますので、まだ見ていない人はこの記事を見ない方が楽しめると思います。

以下、ネタバレ有りの作品紹介、感想になります。










1.あらすじ

ざっくりいうと、戦争によってお母さんを亡くした主人公「眞人」が、疎開先で出会う青鷺に導かれ、少し成長する物語。

疎開先では新しいお母さんになる夏子さん(めちゃくちゃ綺麗)がいて、すごく大きい屋敷に連れてかれて、可愛いお婆ちゃんが6人いてって感じで、眞人はお坊ちゃんなんだなあって言うのが分かる。

お母さんを火事で亡くしたことに囚われてて夢に見るくらいトラウマになっていて、だから新しいお母さんも受け入れきれなくて他人行儀になってたけど、夏子さんが森に入って行ったのを追いかけて、パラレルワールドに迷い込む。

そこで、お母さん?だったり、大叔父さんだったりと出会って、、、、ってお話しですね。

2.感想

パラレルワールドみたいなところに飛んで冒険するところが千と千尋っぽい感じして、キリコさんの厳しいけど優しいところが、リンに似てて懐かしかった。

今までの宮崎駿監督作品を全て見ているわけではないけど、登場人物が走る様子とか、液体の表現方法とか、表情の豊かさだったりが宮崎駿っぽいなあと。

少し前にジブリ美術館に行ったからか、映画始まった時にすこし感動した。
宮崎駿監督の作品としては10年振りらしいのと、映画館でジブリの映画をみたのが千と千尋以来…?で、懐かしさと安心感があった。

とにかくわらわらが可愛い。
ずっっとにこにこしてた。マジで可愛い。
手振ってるところ、可愛過ぎて声出そうだった。

ポスターにもある青鷺をはじめ、鳥がいっぱい出てくる映画だった。なんかのミームなのかな。
良い鳥も悪い鳥も居て、ばさばさしてた(?)

大叔父さんとの話で、悪意のない世界を作りたいって言われて自分には悪意があるって拒否したところ、
さっきも書いた自分に石をぶつけたところが悪意ってなんでなんだろうなと。
私は同級生との喧嘩で服が汚れてるだけだと、足りないから自分で石をぶつけたんだと思っていて、じゃあ何が足りないのかって考えた時に、異常な出血の量、ぶつけただけとお父さんとか家の人に説明した時の雰囲気から、同級生にいじめられてるっていうのを示して学校に行かなくてもいいようにして欲しかったのかなと思った。
これまでの描写からして、お坊ちゃん扱いのかなり過保護な家庭環境で、あんなに大怪我したらお父さんが学校に言いつけに行くことくらいは想像できてるはずで、転んだにしては頭の側面に傷がつくのはありえないのもわかるはずなんだよね。
だから、悪意としては嘘をついたことではなくて、自分の思い通り(学校に行きたくない)にしようとして、自分で怪我をしたことが悪意なのかなと。
他の考察を読んでると、喧嘩したのがバレたくなかったみたいな感じだったから、考え過ぎで的外れなのかもしれない。

思春期って括るのは好きじゃないけど、素直になりきれない、かといって大人にもなれない微妙な心理描写がすごく上手かった。
どうしてこう思ったのか、なんでその行動をしたのかが説明がされないから、場面が飛んでるように見えたり、突拍子もない選択をしたりするところが、人を選ぶんだろうなと思った。
この映画から何かを得たいって思うと、厳しいかもしれない。登場人物の心情を想像で補って考察を楽しめたら、好きな映画になると思う。私はそうでした。

評価が1と5に分かれるって話があったけど、見て納得できた。
芸術作品にありがちな分かるやつは分かるって、分かる人がさも偉いかのような雰囲気、好きではないけど、色々自分の中で咀嚼して消化ができたら楽しい映画だと思います。

3.最後

久しぶりのジブリ作品、楽しかった。
ただ、2時間半くらい?座りっぱなしはお尻が痛かった。
相変わらず自然の描写が綺麗で、ストーリー云々置いといても、目で見て楽しめる作品だと思います。

少し短いですが、ここまで読んでいただきありがとうございます。


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