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今日のマルタ:新規感染者が初めてゼロ

 3月7日に初めてCOVID-19の感染者が確認されたマルタだが、今日初めて、新規感染者がゼロとなった。整理すると、以下の通り。

検査実施数:27,981件
陽性確認件数:448件
現在の感染者数:162件
回復件数:282件
死者:4名
実効再生産数:0.54
(4月26日時点)

 状況は改善していることから、近いうちに規制が段階的に撤廃されるものと考えられる。

 ヴァレッタでは、平日午前中は銀行や政府、弁護士らが働きに来る場合、あるいは銀行に用事がある人々が見られるが、午後4時をすぎると、主要な通りでも人がまばらである。3月末はまさにもぬけの殻と表現しても良いほどの路上だったが、4月に入って少ししたくらいから、人の気配がだいぶと戻ってきている。漂っていた悲壮感もどことなく消えた。

 ただし、今後の注目は、「出口」戦略である。今後、どの規制を段階的に撤廃していくのか、あるいはどの規制が最後まで残るのかというところを注視していきたい。通常のフライト再開についてはあくまでも個人的な予測にすぎないが、早くて5月3週目、あるいは6月ごろになるのではないだろうか。なお、マルタから日本への出発は可能である。その場合はエアマルタのロンドン・ヒースローかフランクフルト、アムステルダムのどれかを経由して、日本へと飛ぶこととなる。


 とまれ、実効再生産数は0.54に落ち着いてきたので、今のところ、第一波は乗り越える見通しはたったと言えるだろう。今後、フライト再開後、どのような対策を打ち出していくのかが鍵となる。

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