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みんなウェルカム!まかない食堂OKATTE


長野県立大学ソーシャル・イノベーション創出センターでは、大学内外の様々な人や資源を結び付け、社会課題の解決や新たな取組みを生み出す土壌づくりを支援しています。この記事では「学生コーディネーター」として活動するメンバーが、地域での様々な取組みをご紹介します!



「やりたいことがあるから仲間を集めたい!」
「聞いてほしい悩みがある…。」
「何か起こしてみたいけど何から始めたらいいかわからない。」
その気持ちを自分の中にしまわず外に発信してみませんか?伝えることで予想もしてなかったことが起こるかも!?
 新しい人・もの・ことに出会いたい。お話がしたい。美味しいご飯が食べたい!そんな人には特にお勧めしたい記事になっています!
 



“まかない食堂OKATTE”では面白い事業や繋がりがたくさん生まれてます。例えば、恐竜展の開催や高校生のビジネスコンテスト、クラフトジンの開発など。
どうしてこのような動きが始まるのはなぜでしょうか?
それはタイトルにもあるように「みんなウェルカム!」だからです。
大学生や高校生、経営者や地域の職員、近所の人や県外の人など年齢も職業も住んでいる場所も違う人が集まります。日頃では合わさらない人の経験や考えが合わさることによって偶発的な動きが引き起こされます。

今回はテンリュウ堂のオーナー 折山尚美さんに取材し、このプロジェクトの魅力を伺いました。


折山尚美さん。新潟県上越市出身。
松川町に来てカフェ&エステを開く。以前は雑貨屋やカフェなど5店舗を経営していた。
現在はテンリュウ堂のオーナーと地域の活動や若者の活動に力を入れている。

【基本情報】

  • 場所   テンリュウ堂  飯田市川路4919

  • 日程   月に1回  (InstagramやFacebookにイベント詳細掲載)

  • スケジュール

 14:00   女性向け創業・新事業支援 
     (信州スタートアップステーションとのコラボ)
 17:00  ご飯だよー! 
 19:00  プレゼン交流会
 21:00      解散          (余ったご飯はタッパーに入れて持ち帰る♪)

  • まかない料理 500円(高校生まで無料)

地元野菜を中心とした折山さん手作りご飯
プレゼンの様子。アドバイスをもらったりそこに興味がある人と繋がったり。


【こんな環境きいたことなくない!?】


このイベントが行われるテンリュウ堂はリノベーションされた古民家です。仕切りの無い開放的な空間でアットホームな雰囲気の中、まかない食堂OKATTEは行われます。参加者は地域の方にとどまりません。例えばお母さんと子供たち、おじいちゃんおばあちゃん、高校生のお兄さん、県外の大学生など世代も住んでいる場所も違う人が参加します。また、出入りが自由でご飯を食べに来るだけ、プレゼンを聞きに来るだけでも大丈夫。オーナーの折山さんはお母さんのように暖かく迎え入れてくださります。手作り料理は地域の方からいただいた地元野菜を使用しています。健康を考えて作られた料理を食べてほっこりすること間違いなし。

家族じゃないけど、家族みたいな。地元じゃないけど、地元みたいな。そんな空間で新しい出会いができるのを想像するとワクワクしますね^^


【その環境にいることで明るい気持ちになれる】 


 このイベントはテンリュウ堂のオーナー自身、女性の経営は難しいという体験や、何かをやってみたい人が気軽に話せる場所を作りたいという思いから始まりました。 折山さんは場所と食事を提供すると共に信州スタートアップステーションとコラボして女性創業支援や、自分の考えを発信するプレゼンテーションを行います。女性創業支援では家庭や子育てなど女性ならではの悩みを踏まえた起業のことを相談することができます。プレゼンテーションでは参加者からアドバイスや同じ興味をもつ人の紹介をしていただいたり、質問を受けたりできます。自分の考えを言葉にすることでそれを明確なものにしたり、それに対して何かできることを伝えれば役に立てたりと全員がその場にいた意味を見出すことができます。新しい考えや明るい意見が活発に飛び交う空間に触れることはきっと刺激になるものが多いはず。来た時よりも前向きな表情になって帰る参加者が多いそうです^^


【活動範囲は海外へ!?】


プレゼンの時間に牛が柿のパウダーを食べると牛からのメタンガスが減ることを紹介した高校生がいました。その時偶然、参加者の中にニュージーランドにいた経験のある方がいらして現地でプレゼンすることを勧めたそうです。ニュージーランドでは家畜のげっぷ排出量に対して税金を支払う「げっぷ税」が2025年から計画されています。その高校生は現地でのプレゼンに向けて英検準2級を勉強中。OKATTEでは、何かお手伝いしたい人が中心に参加するため、このようにその場で事業が始まったりチームができたりすることが多いそうです。
この他にも、2050年問題について明るく話し合う「OKATTEのオンライン配信」「OKATTEのオフ会」(オンライン配信を聞いて語る会)があり、テンリュウ堂へ行かなくてもプロジェクトに参加ができます。OKATTEの活動は地域にとどまらず放射状に広げることで地域を盛り上げていきます。
 



 今回取材していただいた折山さんは若者の考えに興味をもっていらっしゃり、「Z世代やα世代に力を注ぎたい!」とおっしゃっていました。一緒に地域を盛り上げてくれる人を募集していらっしゃるそうです。決まった界隈の人で集まらないからこそ偶発的に新しい動きが始まります。ふと思いついたこと、ずっと持ち続けている悩みなどの素直な感情は、新しいことが始まる種かもしれません。その気持ちをぜひ、まかない食堂OKATTEにて発信してみませんか?
 ぜひInstagramを覗いてみてください↓
https://www.instagram.com/tenryudou?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==

 また、1月28日(日)に下伊那郡松川町にある折山さんの民泊施設 フルマチ邸 にて「Bonus track」を開催します。簡単に言うと「ごはんを食べる会」です!松川町の方々との偶発的な出会いで生まれたイベントです。地元の方々とご飯を食べて楽しい時間を過ごしたので、ぜひこの時間を共有したいと思い企画をしました。ここでも偶発的な何かが起きたらいいなと思ってます。こちらもぜひチェックしてください!



香取美友
長野県立大学健康発達学部食健康学科5期生
2003年生まれ。富山市出身。小さい頃から食と人を喜ばせることが好き。
現在は管理栄養士の資格取得を目指すとともに、多様な価値観に触れる機会を大切にしている。“夢を持つキラキラした大人たち”に出会い、刺激を受けながら自分自身を見つめ直し、自分再構築中!

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