3月13日 USに到着

行きのエアはかなり空いていた。おかげで、3つの座席を占有でき、フルフラットで寝ることができ、楽だった。混んでいたころには考えられないことだ。行きがけは英語の映画を観てなんとか耳を慣らす必要があるのだが、今回はジャングルクルーズと、Dune 砂の惑星で終わってしまった。朝ごはんに、タニタのSkyWellnessシリーズで、よく噛むと免疫力アップをめざすお弁当というのが出たのが面白かった。

LAXへ着く。到着は、拍子抜けするほど簡単だった。PCR検査を受けてきたかとか、健康状態とか、一切聞かれない。日本からの入国者は少なく、空いているうえに指紋認証もなくなっているので、入国審査は史上最速で終了した!何時間もかかった歴史がうそみたいだ。で、LAXの中は、まるでコロナなんかもう終わったかのように賑わっている。成田の緊張が夢幻のようだ。なんだか狐につままれたような気分のまま、外に出る。

長くお世話になっていたSuperShuttleがなくなったと旅行会社の担当者には聞いていたので、Uberでアナハイムまで行く予定にしていた。しかし、これがかなり面倒だった。LAXit というピックアップ専用の場所まで移動するのだが、Internationalからは、ここへのシャトルバスの乗り場までかなり歩くのだ。結局、ターミナル5まで歩いてやっと緑色のバスに乗れた。そこからUberを予約して待つ。これを使うのも本当に3年ぶりだ。クレジットカードなども更新しておかないといけないが、Uberは日本では使えないので事前に確認が難しい。また、LAXitでUberを呼ぶということは、空港のWifiがないところでネットアクセスが必要なので、携帯もauの世界データ定額を事前に予約し、この時間には有効にしておく必要がある。こういった事前準備が結構大変だった。

ターミナル5でやっと緑のLAXIT行きシャトルに乗れる
ターミナル5でやっと緑のLAXIT行きシャトルに乗る
LAXITのUber待ち合わせ場所
LAXITのUber待ち合わせ場所
UberはZone21Bと決まっている
UberはZone21Bと決まっているらしい

LAXitでは15分ほど待って、やっと乗れた。98ドルの基本料金以外に、なぜかいろいろ追加がかかり111ドルもかかってしまった。今年のCSUNに参加してくれた和久井さんに聞いたら、48ドルで済んだという。おかしいなあ。同じLAXitからなのに。ダイナミックプライシングとはいえ、UberやLyftは、何度か確認しながら決めるべきなのだろう。これも勉強になった。

やっとホテルに着く。今回は、カンファレンスホテルであるアナハイムマリオットだ。ツインしか空いてなく、かつチェックイン時に「バスタブのあるタイプで」と粘ったので、かなり広い!アコモデーションとは、本来、このような好みやニーズに合わせた適切な環境の整備や提供を指す言葉だ。日本で「Reasonable Accommodation」を「合理的配慮」と、まるで障害者への恩恵のように訳したのは、なんだか残念な誤訳に思える。明らかに、その人に合わせた「適切な調整」だと思うのだが。他にも残念な例は多い。障害者権利条約の第9条「アクセシビリティ」を、「利用のし易さ」と外務省が意図的に誤訳?して、まるでユーザビリティみたいに変化させてしまい、その後、どんどん国連からアクセシビリティに関する追加修正が出たものの、対応できなくなっている日本の状況を思い出す。ユニバーサルデザインを構成する二つの概念のうち「アクセシビリティ」は「使えるかどうか」で、「ユーザビリティ」は「使いやすいかどうか」である。ともにISOでも明確に定義された概念規定なのに、どうして第9条はこうなってしまったのだろう。
で、今回はディズニーにもいかず、ここでひたすらお勉強だ。ネットがこの日からCSUNのWifiが使えてとても助かった。

アナハイムマリオットの部屋
アナハイムマリオットの部屋


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