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【8月6日(土)その1 国見町 蓮】

朝のホテルのモーニングでうっとり。朝から桃が食べ放題だ!福島ってなんていいところなんだろう。今回は食べなかったが、福島のソウルフードであるクリームボックス(食パンの上に白いクリームが乗るもの)や、浪江やきそばもあり、地元色ゆたかだった。桃はもちろんお替りする!

桃の乗っている皿と桃
朝から桃が食べ放題だなんて!

みんなでバスに乗り込む。今日は国見町を訪ねる日だ。お昼にお邪魔する建物の「アカリ」に荷物を置き、国見町の職員さんの車で町内を案内して頂く。最初は国見町役場だ。木で作られた建物が、ものすごくかっこいい。県産材を使っているとのことだが、町のシンボルがこんなに素敵な建築物であるというのは、町民の誇りだろう。この議場を拝見する。議会も開くが、椅子を収納して多目的ホールにもなるという。議会は365日開催されるわけではないので、多目的に使えるというのは良いことだ。避難所としても使うことが可能とのことであった。

庁舎の正面 窓が二つ
町役場のデザインはおしゃれだ
議場 椅子と机が並ぶ
県産材を使った木目の美しい議場

今回は自治体からの参加者が多いため、町長さんとも会談する機会があった。引地町長は、とてもアクティブで実年齢よりはるかに若く見える。今回、福島県内の企画を立ててくださった阿部さんは、ここの総務課の方である。彼の実行力と、町長の支援があいまって、国見町は、とても元気な街だ。若い人の起業を支援し、公園を整備し、大きな道の駅を作ることで近隣からも人を呼び込む。小さな町が、どんどん変わっていくモデルを見る気がした。

町長とツアー参加者
休日なのに対応してくれた町長さん エネルギッシュだ

その後、有名な道の駅国見あつかしの郷へ行く。「あつかし」というのは、国見のシンボルである阿津賀志山から来ているそうだ。わあ、本当に桃だらけ!ものすごい数のお客さんが来ている。ここは、年間150万人もお客さんが来る大きな道の駅で、宿泊施設もあり、防災拠点にもなるという。で、みんな、夢中で桃を買っている!でも、私が美味しそうだな~と思った「茶箱」と呼ばれる家庭用の桃の箱は、宅急便では横浜に送れないとのこと。泣く泣く贈答用の小さな箱を送った。(後日談だが、横浜に着いた桃は、やはり贈答用なので少し上品だ。あの完熟の桃を家でも食べたかった・・・。樹成完熟桃が大好きな私は、またこの時期に福島へ、特に国見町へ行くぞ~と、心に固く誓う)

中尊寺から持ってきた蓮 大賀先生も栽培に協力されたそうだ

その後、町役場の方に、あつかし千年公園へ連れて行って頂く。ここでは800年前の古代ハスを育てている。中尊寺の藤原泰衡の首桶から見つかったもので、「中尊寺ハス」と名付けられている。大賀ハスの大賀博士が育成に協力したそうだ。この場所は、義経伝説がたくさんある。この地域が、いわば奥州と鎌倉の勢力の分岐点だったのだ。そのため、藤原氏は、ここに大きな防塁を築いていた。鎌倉から攻めてくる頼朝軍を迎え撃とうとしたのだ。地形を見ると、たしかに二重の土塁を築いた跡が見え、当時の土木技術の高さを思う。同時に、ここが奥州藤原氏の滅亡の第一歩だったかと思うと、とても切ない。
その後、地元のジェラート工場Gela319へ。阿部さんの姪御さんたちが、福島県産品や沖縄の果物を使って始めたそうだ。ここでも、やはり桃のジェラートを頂いた。地域の若い方々が、自分たちの感性ですてきなお店を開いているのは、それだけで嬉しくて仕方がない。山崎さんのずんだ(枝豆)のジェラートも少しねだってしまう。あ、これも美味しいな。なんて素敵なお店だこと。

GELA319の紙カップにジェラートが入っている
桃のジェラートも美味しかった


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