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介護保険施設での取り組み/松山勇人さん

今回は、福井県小浜市で活動をされている松山勇人さんの活動事例をご紹介いたします。

医療法人が運営する介護保険施設で勤務され、市が運営する健康管理センターにて運動指導、がん専門運動指導士として活動されています。

活動内容

皆様初めまして。がん専門運動指導士を昨年13期にて取得致しました松山勇人と申します。
私は現在、福井県小浜市において医療法人が運営する介護保険施設に勤務し、昨年12月より市が運営する健康管理センターという施設にて一部指定管理を受け、健康づくり・介護予防フィットネスタジオにて子どもから高齢者に向けて身体を「つくる・整える・緩める・動かす・楽しむ」などをテーマに運動指導を行っております。

松山勇人さん

がん専門運動指導士を取得して早、1年が経とうとしています。
資格を取得してから、医療系国家資格の無い私がいきなりがんサバイバーに携わることは難しいとも感じました。
この地域で何ができるのか・・・という思いも大きくなって来た事もあります。

まずは、がん専門運動指導を知って頂けるように、当法人の医師の理事長、医療・介護専門職や、市町村の医療・健康・介護窓口の職員等へ報告と私が出来る事の周知を行ってきました

話をすると「そんな資格があるんだ!」や「何ができるの?」という返答もありますが、興味を持っていただける方も多くおられました。

また、介護保険施設のデイサービスを利用されているがんサバイバーの利用者様へ関わった際に、がん専門運動指導士の学びをお伝えした際には、「心強いな」や「この運動やってみますね」と何か少し安堵された笑顔も拝見できました。

そして現在、当法人理事長ががん専門運動指導士にとても興味を持って頂き、「法人でこの資格を生かせる仕組みを作っていきましょう」という返答頂き、理学療法士の資格を持つ法人会長と現在、従事する市の指定管理を受けたフィットネススタジオでがんサバイバー支援に向けた運動指導機会を計画、立案しています。

今後の展望

次年度中には実際に運動支援を展開していけたらと考えています。
また、市の健康管理センターでは乳がん検診も行われていますので、連携体制を作れるように現在関りを構築中です。

医療法人という病院からのがんサバイバー支援の発信・市町村など地域行政とのがんサバイバー支援の関わりを作り、私の地域のがんサバイバーやその家族にがんになっても支援、サポートできる場所がある事、寄りそえる場所がある事を目指し、少しでもがんの不安を希望に変えられる運動支援を実現させていきたいと考えています。

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