ノマド情シス始めました。
こんにちは。#CSE北海道 #エゾジニア の「つっかー」です。
本記事は
corp-engr 情シスSlack(コーポレートエンジニア x 情シス)#3 Advent Calendar 2020
の22日目です。
設備サービス業で情シスやっています。
今年からパラレルワークでスタートアップの立上を手伝ったり、セキュリティコンサルなどもしています(現在は活動休止中)。興味がありましたらこちらやこちらの記事をご覧ください。
エゾジニアメンバーからアドベントカレンダー書くようお尻を叩かれました。当初、初めてMS365触ってみた話を書いたみたのですが、他の執筆者の皆様の読み応えある記事と比べて面白みに欠けたので、以前、情シスslackイベントの LT で触れたネタについて書きたいと思います。
ノマド情シスって?
「ロケーションを限定せず、好きな場所で情シスの仕事をする!」です。
冒頭で触れたパラレルワークを始めるにあたって、本業その1とリモート勤務を基本とすることで合意しました。当社は事業の性質上、原則、物理出社しているのですが、私はいろいろな思いがあって、勤務地を限定しない働き方を所望していました。理解を示してくれた経営者の皆様には感謝の念につきません。
そもそもノマドってなんだっけ?
10年ほど前に「ノマドワーカー」という言葉が流行りました。「遊牧民」を意味する「ノマド」という単語を用いた和製英語だそうです。
ノートパソコン、スマートフォン、タブレット端末などを使い、Wi-Fi環境のある喫茶店など、通常のオフィス以外のさまざまな場所で仕事をする人を指す日本語の表現。また、そのような働き方を、「ノマドワーク」という。(Wikipediaより)
事務所をもたないフリーランスの方たちのイメージですが、私的には「仕事を辞めずに世界中を旅する!」という、キラキラした憧れの働き方です。
当時は公衆 Wifi が今ほど整備されておらず、社会通念的にも事業所以外で働くことが一般的ではなかったように思います。一部の個人事業主やクリエイティブ職の方を除くと、ロケーションについては、ある程度限定されていたと思います。
私自身の働き方を振り返ると、当時は出張で東京と地方を往復していて。移動中の乗り物や空港ラウンジ、宿泊先で仕事していましたが会社には居場所を報告していました(そして決してキラキラしてない)。
その後、東京オリンピックに向けた国の観光戦略とあいまって通信インフラが急速に整備されました。働き方改革を背景として、大手企業を中心にサテライトオフィスの開設、在宅勤務制度の整備が進み、コロナ禍による外出制限が決め手となってロケーションを問わない働き方が普及した、と感じます。
ワーケーションとなにが違うの?
2020年現在においてノマドワーカーという言葉を見かけることはほぼなくなりました。代わりに台頭したのが「ワーケーション」という概念です。
「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語(かばん語)で、観光地やリゾート地でテレワーク(リモートワーク)を活用しながら、働きながら休暇をとる過ごし方。在宅勤務やレンタルオフィスでのテレワークとは区別される。(Wikipediaより)
ノマドワーカーは「いつでも」でしょうが、ワーケーションは「ときどき」でしょうか。労働と休暇のハイブリッドな過ごし方です。
私の場合はワーケーションも、在宅勤務も、コワーキングスペースでの社外勤務もすべて包含する働き方です。適切な語が思い当たらず、少し古い言葉を引用したのが「ノマド」になります。
その日の気分で働く場所を決めたい浮気性な私。会社の事業所も、働く場所としては気に入ってます。デバイスのキッティングなど物理出社せざるを得ない機会もあるしフルリモートは現実的ではありません。結果、会社と相談しましてロケーションを問わない働き方を始めました。
情シスがノマドワークするメリット
情シスがノマドワークすることで以下のメリットがあると感じます。
1. リモートワークにおけるセキュリティリスクを自ら体験する
2. コミュニケーションのデジタルシフトを推進しやすい(電話、対面拒否)
働き方改革を推進するならまずは自分から、です。
これまでの成果
ノマドワークを始めてからの実績は以下の通りです。
・コワーキングスペース(10か所28回、うち宿泊を伴う利用は12回)
・カフェ、喫茶店など(5か所10回)
・空港ラウンジ(3か所5回)
コワーキングスペースは、地元札幌が大半で、残りは旅先です。HafH という定額泊まり放題サービスに加入したことで、選択肢が広がりました。
定額泊まり放題サービス HafH
Hafhの料金プランは4つあり、私は月5泊できる「ちょっとHafH」を契約しました。現在はコロナ感染拡大や家庭の事情で利用お休み中です(月単位で休会が可能)。
いずれの施設も個性的かつ居心地がよいのに加えて、快適なワーキングスペースを備えているのが特徴。チェックイン前、チェックアウト後も利用することができます。
(注1:お酒はお仕事終わってから飲んでます。)
それぞれ関西と北海道の施設です。大変居心地のよい空間でした。
仕事の合間にふらっと気分転換できるのも魅力です。日常と非日常が溶けている感覚がよい。
(注2:お酒は休日に飲んでます。)
今後の展望
ここ数カ月はコロナ感染拡大だったり、家庭の事情もあって大人しくしています。せいぜい地元のコワーキングスペースに顔を出すくらいです。
コロナ禍がおさまったら物理出社は月一程度として、家族を連れて1か月程度、どこかに滞在したいと考えています。今年は訪れることができなかった妻の実家や、南国が候補です。北国に住む私たちとしては、暖かい場所に憧れがあります。ビーチなうやりたい。
海外も積極的訪問したいところですが、時差が大きい地域だと情シスとしてはなかなか難しいと感じます。請負開発のようにある程度コミュニケーションにタイムラグがあっても成立する仕事と比較して、情シスのお仕事はある程度リアルタイムなコミュニケーションが必要です。ゆくゆくは社内体制を検討したうえで、私以外のメンバーも自由に働けるような環境・制度作りを念頭にチャレンジしていきたいです。
最後にお気に入りのコワーキングスペースを紹介
旅を前面に押し出してきましたが、私のベストワーキングスペースは、本業#1から徒歩5分のコワーキングスペースだったりします。
TSUTAYA が運営するブックカフェ兼シェアオフィス兼ゲストハウスです。
・一日1500円。
・平日18時以降&土日はワンドリンクオーダー(250円~)で使い放題。
・店員さんが淹れてくれるこだわりのコーヒーやお茶が飲み放題。有料でポートランドのクラフトビールなども(お酒は仕事終わってから以下略)。
・知的好奇心を刺激する書籍がたくさん
居心地とコスパが最高すぎて週3日通ってます。エンジニア仲間と飲んだ二次会はたいていここによって、PC見ながらワイガヤするのが定番です。CSE北海道立上も、リーダーのけびんさん(@kekeke_47)と近くのビアバーで飲んだ後に、こちらで行いました。
コロナ禍を背景に不要不急の外出が制限される世の中。私もこれまでのように気軽には外出できませんが、止まない雨はないと信じて、これからも自由気ままに情シスライフを楽しみたいと思います。皆様もぜひお試しください。
アドベントカレンダーはまだまだ続きます!超豪華メンバーの読み応えある記事、ぜひ楽しんでください!