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「ストーン効果法」 ~原音再生 男性ボーカル編~

また、緊急事態宣言が出てしまいましたね。このゴールデンウィークも、さぞかし暇を持て余す人が多いのではないでしょうか。こんな時こそ、いい音楽を聴いて心をリラックスさせるとともに、ご自分のオーディオをグレードアップしてみませんか?いい音でいい音楽を聴くと、本当に癒されますよ!(1年前にも同じようなことを書いた覚えがありますが・・!?)

最近、ダイナミックレンジがまた広がったような気がします。よく聴いてみると、ノイズレベルが下がったのでしょうか、小さな音、声が前よりはっきりと聴こえます。また、分解能も上がったようです。以前聴いていたジャズ、フュージョンのCDを聴くと、(それまで聴こえなかった?)パーカッションや小さな掛け声、息遣いなどが鮮明に聴こえてきます。日々驚きの連続で、改めて感動する毎日です!(笑)

再度、宣伝させてください。この「ストーン効果法」を使えば、お金をあまり掛けずに音が良くなりますよ!ヤフオクに「ストーン」を出品しています。費用は数千円です(CD1~2枚分)。騙されたと思って(!?)、試してみてはいかがでしょうか。(そのシステムに適した)置き方、置き場所のアドバイス等、誠心誠意対応させていただきます。

https://auctions.yahoo.co.jp/list3/23764-category.html(⇒「その他」カテゴリー)


さて、今回は男性ボーカルです。女性ボーカルと同様、こちらもアーティスト、アルバムともに非常に多いのですが、ここでは「原音再生」ということで、オーディオ的に好録音のものを主体に選んでみました。(もちろん筆者の好みも入りますが・・笑)

まずは、『女性ボーカル編』のときに書いた(?)福山雅治の「桜坂」です。なんといっても、録音がいいです。J-POPのなかではナンバーワンでしょう。イントロのバスドラとハイハットのリズムを刻む音、ベースの低音とギター、ピアノの音がいいですね。特にこのベースの低音は、あのビートルズの「カム・トゥギャザー」を想い起こさせる凄い音ですね。そして、続くボーカルですが、オンマイクで極めて良く録れています。また、周りの女性コーラスも生々しいです。本当にそこで歌っているかのようです。もちろん、曲もいいですね!(笑)。これは「f」というCDアルバムの5曲目に入っていますが、たまたまなのか意図してなのか分かりませんが、他の曲と比べると(音の良さが)抜きん出ていますね。楽曲としては、4曲目の「蜜柑色の夏休み」や10曲目の「Blues」、12曲目の「家路」なども普通に(?)いいですが・・。このCDは従来から低音のテストを含めた男性ボーカルのリファレンス(オーディオの音質基準)として使っていて、ジャケットの写真などもいいのですが、難を言えばライナー・ノーツの字が小さいことですね。今回記事を書くに当たって初めて見たのですが、筆者のような老人にとっては、虫メガネがないと見えません!?(笑)

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続いては、桑田佳祐です。この人は、ご存知サザンオールスターズのボーカリストですが、デビュー当時から好きでよく聴いていました。歌はともかく(!?)、曲がいいですよね!もちろん、詞もいいですが・・。「LOVE AFFAIR ~秘密のデート~」などは、哀愁を持ったメロディといい、間奏のサックスとスキャットといい、すばらしい曲ですが、よく聴くとこれは不倫の歌なんですね!?「早くいかなくちゃ~」というのは「早く戻らないと・・」、という意味だったのですね。カラオケで"去(い)く"という歌詞を見るまでは気が付きませんでした(笑)。それでも、(訳ありの人にとっては?)ジーンと来て涙が出てくるほどの名曲だと思います(…)。ただ、筆者が一番好きな曲は、「HOTEL PACIFIC(ホテル パシフィック)」です。なんといっても、乗りがいいですね!ダンスもいいです!?(笑)。当時、この曲がヒットしたときに車で聴こうと思ってCDを探したのですが、入っているアルバムが見当たりませんでした。後で知ったことですが、シングルのCDしか発売していなかったんですね(笑)。仕方なくネットで購入したことを憶えています。今でも車に積んで、運転しながらよく聴いています。他にも、カラオケで歌うのはサザンの曲が多く、たとえば「太陽は罪な奴」などは歌いやすく、乗りやすい、ということで、筆者の十八番でした!?(笑)。もちろん、録音もいいのでCDもいろいろ買いましたが、やはり車で聴くことが多いですね。ビートたけしも言っていましたが、この人は天才ですね!作詞作曲をして自らも歌うという、シンガーソングライターの見本(手本?)とも言うべき、凄い人だと思います。

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2016年に出されたDVD「THE ROOTS ~偉大なる歌謡曲に感謝~」を聴くと、その凄さが良く分かります。このDVDは、ちょうど発売時にテレビで特集番組があって、それで知ったのですが、管楽器とストリングスが入った大オーケストラをバックに揚々と歌う姿が心を捉え、また歌われる歌謡曲にも懐かしさを感じて買うことにしました。番組で放送されなかった歌謡曲も数曲あって、またDVDではナレーションも外せるので買って良かったと思っています。ビックリしたのは、「車屋さん」ですね。後半、全員が着物を着て、ちょんまげ、日本髪姿で演奏するという、江戸時代にタイムスリップしたような大胆な演出が見ものです(テレビで放送されなかったのが不思議なくらいです!?)。こうした、エンターテインメント性にも長けていますね。このDVDで1つ残念なのは、音声モードにL-PCM(の選択肢)がないことですね。実際、テレビから焼いたDVDの方が音が良かったです(高音の伸びが違います!)。筆者が買ったのは初版ですが、2版、3版にはL-PCMのモードを加えてほしいと思います。これは録音がいいだけに、オーディオファンとしてぜひともお願いしたいです。

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もう1人、天才を挙げたいと思います。井上陽水です。この人もみなさんよくご存知ですね。シンガーソングライターで楽曲もいいですが、声が素敵ですね。独特の声、言い回し(?)が心を惹きつけます。昔はテレビにも全く出ませんでしたが、近年はコマーシャルなどにも出ていますね。あの声を聴くと癒されるという女性も多いようです。この人のCDもいろいろありますが、やはり「レ・ヴュー」というアルバムが一番ですね。「いっそセレナーデ」や「ジェラシー」「リバーサイド ホテル」といった自作自演の名曲から、安全地帯や中森明菜に提供した楽曲(作詞?)、「恋の予感」「ワインレッドの心」や「飾りじゃないのよ 涙は」のセルフカバーなど、盛りだくさんですね。これも、車に積んでカラオケの練習(?)などに使っています。また、カラオケといえばCDは違いますが「少年時代」など、歌いやすい曲も多いですね(実はこれも筆者の十八番です!笑)。コンサートにも行きたくなりますね!

ところで、井上陽水といえば想い出があります。『ストリングス編』のときに、筆者が生録をしていた頃、あるレコード会社の方と知り合ったことを書きましたが、実はその方から、「今度新しいレコード会社を作るので、ミキサーを探しているんだけど・・」というお誘いがありました。つまり、レコーディングエンジニアとして参加しないか?ということでした。これには、2つの理由からお断りしました。1つは、音楽(オーディオ)は趣味としてやっていきたい(仕事にはしたくない)こと、もう1つは、労働条件が厳しい(主に夜中の仕事となる)ということからです。このレコード会社というのが、吉田拓郎などと一緒に作った「フォー・ライフ・レコード」だったのです。あのとき参加していれば、もっと裕福な(?)生活ができたのに・・、なんて思ったりしています!?(笑)

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海外の男性ボーカルでは、ジャズボーカルからピーター・シンコッティをご紹介したいと思います。この人はあまり知られておりませんが、2002年に19歳という若さで衝撃デビューしたピアノも弾けるジャズボーカリストです。筆者は、あのスイング・ジャーナル誌でゴールドディスクに選ばれたことからその存在を知り、2003年リリースの「ピーター・シンコッティ|デビュー!!」というCDを買いました。これを聴いて真っ先に思ったのは、歌もさることながらピアノが上手いということでした。そして、このアルバムにはオリジナル曲も3曲入っており、コンポーザーとしてのセンスの良さも窺えます。もちろん録音も良く、ピアノやシンバルのアタック音、ベースの低音などが申し分ないです。しばらくは、(その魅力のヴォイスとやらに?)聴き入っていました。最近はあまり聴いていませんが、2019年のウクライナでのライブの模様がYouTubeにアップされていましたのでリンクしておきます。これを見ると、彼のピアノの力量などがよく分かりますね!

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比較的最近になりますが、ホセ・ジェイムズというシンガーのCDが聴いて良かったので採り上げたいと思います。本人はジャズボーカリストと言っているそうですが、ブルースなども味があっていいですね。「イエスタデイ・アイ・ハド・ザ・ブルース」というアルバムですが、録音が良く、曲調もバラエティに富んでいてセンスもいいです。ピアノはジェイソン・モランが弾いていますが、音に厚みがあり、サウンドも重厚でダイナミックレンジが広く、気持ちいいです。"帯書き"にもありますが、スモーキーでソウルフルな歌声が魅力ですね。楽曲としては、3曲目の「ファイン・アンド・メロウ」や7曲目の「ラヴァー・マン」などがブルースっぽくて気に入っています。また、5曲目の「月光のいたずら」は高速4ビートのジャズアレンジですが、途中から入るボーカルがなかなか良く、乗っていますね。なお、YouTubeで見つけた下記コンサートでは、このCDに収録されている楽曲が主体となっていますが、日本の黒田卓也がトランペットで参加しています。

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突然ですが、本稿でこのシリーズを一旦休止させて頂こうと思っております。題材がなくなってきたこともありますが、5月中旬にnoteのセキュリティが強化されるため、現在の筆者のパソコンではアクセスできなくなるためです。パソコンを買い替えればいいことなのですが、お金が"ナイエンド"の筆者にとっては大金なので、すぐにというわけにはいきません!?(笑)。しばらく時間をいただきたく、よろしくお願いいたします。準備が整い次第、再開したいと思います。もし、サポートをしてくださる高貴なお方(大富豪?笑)がいらっしゃいましたら、有料記事やストーンのご購入、あるいは直接の"投げ践"でも構いません、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

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