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「ストーン効果法」 ~原音再生 ギター編~

久しぶりにストーンが売れました!!購入してくださった方、ありがとうございます。できれば、使用後の評価をメールでいただければ幸いです。まだ在庫はあります。「ストーン効果法」を試してみたいという方は、ぜひ下記リンク(ヤフオク)から購入手続きをお願い致します。

https://auctions.yahoo.co.jp/list3/23764-category.html(⇒「その他」カテゴリー)

先日、大きな地震がありましたね。棚に飾ってあった人形は落ちましたが、ストーンは落ちませんでした。(筆者が住んでいる)都心でもかなりの揺れでしたが(震度4です!)、なんとか踏ん張りました!(笑)。意外と落ちないものですね(重量があるからでしょうか?)。ただ、落ちて床などに傷つけることを考えると、対策はしておくべきですね。(筆者はしていませんでした・・人に薦めているのに!?笑)

故障したサブウーハーの後日談です。修理に出そうと思ってサービスセンターのホームページを見たところ、現在の緊急事態宣言下で窓口の受付を休止していました。送付での受付はやっているとのことですが、筆者は現物を持ち込む主義なので、今すぐの修理は諦め、様子を見ることにしました。がっかりです(…)。それにしても、「低音の入力がないとスイッチが切れる」という機能ですが、何でこんな機能を付けたんですかね!?中高音の楽器の音(または音声)に低音の成分が入っていないとでも思われているのでしょうか。これはメーカーの方に苦言を呈したいところですね。ということで、仕方なく以前よりボリュームを上げ気味にして聴いていたところ、弊害が出始めました。あちこちの棚からいろんな物が落ちるのです!?(笑)。無造作に積んであった郵便物や紙袋、小冊子などです。これは、相当な震動が伝わっているのだなと思いました。やはり、低音の振動はパワーが大きいです。だからこそ、この振動を整えてやれば音が良くなり、体感が心地よくなる、というわけですね!みなさんも、この"振動"をぜひ味わってみてください。

さて、今回はギター編です。実は、前回の『フュージョン #2編』にギタリストの項が入っていたのですが、あまりにも長くなってしまったのでその部分を切り離し、他の音楽ジャンルのギタリストとも合わせて本稿を立てることにしました。ギターは、ピアノ同様、あらゆる音楽に使用されており、ミュージシャンの数も半端ない(?)ので、ここではインストゥルメンタル(の奏者、楽曲)に限らせていただきたいと思います。それでも長くなってしまう場合は、続編も考えています。もちろん、お薦めするCDは好演奏・好録音のものばかりです。

まずは、前回登場するはずだったフュージョンのギタリスト、リー・リトナーです。この人を最初に知ったのが、「ジェントル・ソウツ」というアルバムです。これはダイレクト・カッティングのレコードで、当時音がいいのでびっくりした記憶があります。現在、その時に同時録音されたというマスターテープからCDが作られています。なんと、2トラ・76cmという(通常の)倍速のスピードです。低音の厚みといい、ダイナミックレンジといい、まるでマスターテープを聴いているかのようです。1曲目は「キャプテン・カリブ~ゲッタウェイ」のメドレーで、ドラムスのアタック音とシンバルの炸裂音が鮮明でいいです。また、楽曲切り替わりの際のパーカッションが効いていますし、「ゲッタウェイ」でのギターソロもいいですね。3曲目の「瞑想」と最後6曲目のタイトル曲は、心地よいリズムに乗って、地味ながら多彩な音色を使ったバックの演奏が光ります。4曲目の「キャプテン・フィンガーズ」はアップテンポの曲ですが、サックスとのユニゾンでギターの音が聴き分けられるかどうか、ですね!?

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ちょっと変わったところで、リー・リトナーは前回採り上げたデイブ・グルーシンと共演したクラシック調のアルバムを出しています。「トゥー・ワールド」というもので、これも本当に音が良く、以前生録をしていた頃によく行った上野の東京文化会館の小ホールにでも居て聴いているかのようです。リー・リトナーのギター(ここではアコースティックギター)とデイブ・グルーシンのピアノ、そしてバックのストリングスが生々しく響きます。全体的におとなしい曲が多いですが、唯一カスタネットと手拍子が入ってリズミカルな10曲目、「ムーア人の織物」がいいですね。これは、スペイン民謡をアレンジした曲のようですが、パーカッシブなサウンドが魅力的に聴こえます。ちなみに、リー・リトナーは先ごろ「ドリームキャッチャー」という新作アルバムを発表しましたが、これにはデイブ・グルーシンの影響を受けた楽曲も収録されているということです。


次に、フュージョンのギター演奏で一際目立った音色を聴かせているのが、エレクトリック(?)アコースティックギターのアール・クルーです。この人のギターは、普通のアコースティックギターより音の張りと伸びが違い、聴いていて「なんとも爽やか!」ですね。まるで、すっきり晴れ渡った青空のようです(天気予報のBGMによく使われるのも頷けます!?笑)。オーディオ的に言うと、ギターの弦の弾け具合が最高です。これも「ストーン効果法」導入後はより一層鋭くなりました。まさに「切れる!」感じがします。数多くのアルバムを出していますが、筆者のお薦めは、1991年の「ザ・ベスト・オブ・アール・クルー」と1992年の「ザ・ベスト・オブ・アール・クルー Vol.2」です。

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なかでも、最初のベストアルバムの1曲目「トロピカル・レッグス」が好きです。イントロのタムタムとバスタムの「タ、タン、トン」という繰り返しと、ベースの「ズーン、ズーン」という低音のなかから、ギターの爽やかな音が心地よく響いてきて、これはもう堪りませんね!(笑)。この曲はアール・クルー自身の作曲ですが、いい曲ですね。また、4曲目の「カリプソ・ゲッタウェイ」は、小鳥の鳴き声に似せたパーカッションが入っていたりして、実に清々しいです。他にも、6曲目、8曲目、9曲目など、聴いたことがあるお馴染みのナンバーばかりですが、11曲目の「Wishful Thinking」や12曲目の「I Don’t Want To Leave You Alone Anymore」は、実際に天気予報のBGMでも使われた曲で、リラックスできますね。

Vol.2もいい曲が多いですが、ときには優しく、ときには鋭く、アール・クルー独特のギターの音色が響きます。2曲目の「Night Drive」は張りがあって鋭いですし、3曲目の「Goodtime Charlie’s God The Blues」は自身の二重奏によるギターの音色が優しく包み込みます。5曲目の「Back In Central Park」はコーラス入りで調子良く、9曲目の「キャプテン・カリブ」はお馴染みのメロディで、ドラムス、パーカッションが心地よいです。8曲目の「The Rainmaker」と12曲目の「Right From The Start」はともにスケールの大きいダイナミックな曲で、ブラスやストリングスもあっていいですね。もちろん、ギターの音も爽快です。なお、アール・クルーは前回採り上げた「アーバン・ナイツⅢ」の4曲目「The Gypsy」でもアコースティックギターを弾いています。

※アール・クルーの好録音のCDが後日見つかりましたので、追記しておきます。
1996年の「Sudden Burst of Energy」と1997年の「The Journey」です。「Sudden Burst of Energy」では3曲目の「Sunset Island」と4曲目の「I’ll Be Waiting」が特に良く、「The Journey」では6曲目の「Good As It Gets」と8曲目の「Evil Eye」が特にいいです。ともにベースの低音が「ずしん、ずしん」と良く響き、ダイナミックレンジの広いサウンドのなか、歯切れの良いパーカッションと軽快な旋律を奏でるギターが非常に爽やかです。

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さらにアール・クルーは、ボブ・ジェームスと共演した「クール」というアルバムを出していますが、これがまたもの凄く音が良く(1991年の録音です)、オーディオ名盤の仲間入りをさせたいぐらいです。全体的にギターとピアノの高域が良く伸びていて、すばらしいです。また、ドラムスのアタック音とベースの重低音が申し分ないです。ギターやパーカッションのトランジェントも良く、本当に"目の覚めるような"といった表現がぴったりの凄まじい音です!楽曲もすばらしく、具体的には、1曲目の「Movin’ On」はバスドラとバスタムの低音が良く響いておちついた雰囲気の曲で心が和みます。2曲目の「As It Happens」になるとガラッと変わって曲調が華やかになり、ギターの音が一段と鋭くなります。ピアノの高音もいいですね。3曲目の「So Much In Common」や9曲目の「The Sponge」はアール・クルーらしい曲調で心地いいです。5曲目の「The Night That Love Came Back」はダイナミックレンジが一段と広くなり、ドラムスのアタックが凄いです。また、6曲目の「Secret Wishes」はボサノバ調で軽快、11曲目の「San Diego Stomp」はディスコ調で乗りがいいですね。なお、10曲目の「Terpsichore」は途中から4ビートになるモダンジャズアレンジでスウィング感が気持ちのいい曲ですが、ロン・カーターがベースを弾いています。ここでのギターは、本当に弦がちぎれるのではないかと思うほど強烈に弾けてますね!?(笑)。もちろん、ボブ・ジェームスのピアノの音も良く、アンサンブルもすばらしいです。

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ジャンルが変わって、ロックギターで筆者が一番深い感銘を受けたのが、サンタナです。この人の最初のヒット曲といえば、なんといっても「ブラック・マジック・ウーマン」でしょう。この曲は、ちょうど筆者が習っていたエレクトーンでもよく弾きました。非常に乗りのいい曲で、演奏もし易かったです。ただ、サンタナのギターでもっと深く印象に残っているのが、「哀愁のヨーロッパ」です。このギターを最初に聴いたときは、こんなに情感溢れるギターの音は他にないなぁ、と思いました。あの、「タァッ、タァッ、タァッ、タァ~~ン」というフレーズは一度聴いたら忘れられません。そして、あの顔も(?)です!?(笑)。日本武道館のコンサートにも行きましたよ!ステージにはお香が焚かれていて、カラフルな照明とともに幻想的な雰囲気で、すばらしいサウンドを聴かせてくれました。YouTubeで見ると、後年になるほどあの「タァ~~ン」を伸ばしているようですね(笑)。よく、あんなに音が伸びるなぁと思いますが・・。(よっぽどエフェクターがいいんですかね!?)

サンタナのCDでのお薦めは、いろんなアーティストをゲストに迎えて演じた「スーパーナチュラル」というアルバムです。このアルバムも音が良く、4曲目の「アフリカ・バンバ」はベースの迫力ある低音とギターの綺麗な音とのアンサンブルがすばらしいです。コーラスも自然でいいです。9曲目の「コラソン・エスピナード」は、セカンドフレーズに移るところがいいですね。また、11曲目の「エル・ファロル」は、あの「哀愁のヨーロッパ」を彷彿とさせる哀愁を帯びたギターの音がいいですね。よく"泣いて"います(笑)。なお、このCDには「シークレット・トラック」(ボーナス・トラック?)が付いています。

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ところで、ギターに関してはいろんな想い出があります。筆者が学生時代に、大学の研究室にギターを持ち込んで弾いている友人がいました。いわゆるクラシックギターで、「禁じられた遊び」や「アルハンブラの思い出」などを弾いていました。生のギターはいい音でした。自分でも弾きたくて、その友人に少々習ったのですが、あまりうまく弾けませんでした。筆者は指が短く(ピアノでもオクターブがやっとです!?笑)、左手がうまく使えませんでした。それでも、「アルハンブラ・・」のあのトレモロ部分が弾けた時はうれしかったです。感激しました!(笑)。なお、筆者の息子は以前バンドでギターを弾いていました。ちなみに、今回のタイトル画像に使ったギターは息子のものです。フェンダー製だそうです。(『オーディオと原音再生 編』のときのタイトル画像も同じギターです)

やっぱり、長くなってしまいましたね(笑)。この続きは次回#2に、ということで・・。

ある方の記事を拝見しましたら、「オーディオの音は作りものだから、生の音を聴いた方が良い」という記述がありました。確かにその通りなのですが、生の音を聴けない場合が多々あります。昨今のコロナ禍でコンサートは延期、中止となり、その機会を奪われてしまっています。それより第一、奏者が存命であるか、またたとえ存命であっても過去の(すばらしい?)演奏ができるのか、という問題があります。これを解決してくれるのが、"オーディオ"ではないでしょうか(『ピアノトリオ編』の最後をご覧ください)。そういった意味でも、オーディオによる「原音再生」が求められるのです。ぜひ、「ストーン効果法」を試してみてください!?(これは宣伝です・・笑)


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