0:在宅ケアでの看取りを終えて
2022年2月
昨年はFacebookもInstagramもStand.fmも
なによりキャンドルの活動も
そしてこのnoteもほとんど更新できていませんでした。
それは主題にある通り昨年は在宅ケアをメインにしていたから。
あれから一ヶ月が経った時の振り返りとして
徒然なるままに書いていくことで
体験の整理、心の整理を付けられれば
と、
経験したことを言葉にしようと思います。
1本の電話
2021年4月下旬
『 胃癌が見つかった… 』
父から1本の電話がありました。
数少ない言葉で話す父の声を聞きながら、なぜか
と直感した私は
と、電話越しに心に決めていました…
こうして2021年5月から毎月実家へ通う生活が始まりました。
昨今の状況下
東京ー九州を行き来することに不安が無いわけではありませんでしたが
それでも毎月行くことに一切の迷いはありませんでした。
経緯
心がけたこと
父の意向を第一に優先すること
QOLの向上を常に考えること
基本私から治療法について伝えない(自然療法等色々情報は持っていたが簡単にできそうな範囲とし自分の考えを押し付けない)
母の負担を減らすこと、母がダウンしないようにサポートすること
関係者全体の流れを在宅介護の方向へと導いていく
自分自身の健康管理
今思うこと
在宅介護の実情を知らなかったからこそできたことかもしれません。
実際、数々の現実の厳しさを知っていくことになりますが
そんななかにも
家族だけに分かち合える
ちょっとした小さな温かさと幸せに気付けることができるのは
在宅ならではないでしょうか。
父と一緒に歩いた8ヶ月は父のためだったとみせて実は
自分のために必要な時間であったと思います。
毎回選択の連続である1日1日が
失敗続きかもしれないけれど
”ウチの家族らしい”
日々の積み重ねとなります。
逆にいうと良くも悪くもそうにしかならなかったわけで😅
それでよかったのかなって思っています。
一度子供の喧嘩のように父と大げんかしたこともありました😅
でもそれによりまた距離が縮まり団結できたので
そんな精一杯最大限の日々が
今では暖かい宝物になっています。
特に最後の8日間の体験は
人の身体の偉大さと粘り強さと精巧さと
そして朽ちることとはどういうことなのか
死を迎えることの荘厳と壮絶さを目の当たりにしました。
これらにより私にとって死への恐怖心やトラウマを残すのではないかと
落ち込むような時期を過ごしたのも事実ですが
それを含めても恐怖心以上の幸せ感を貰えたと思います。
まさにそれは父からの最後のプレゼントであり、
これはきっと入院していては得られない気付けなかったのではないかと思えるものでした。
死というプロセスや死後の出来事も含め
父からの最後の偉大なギフトが待っているとは…
在宅だからこそ存分に受け取れる時間を得られたのだと思います。
(詳細は追って書こうと思います)
という思いで一杯です。
私は、もし環境が許すのであれば
在宅での看取り
をお勧めしたいと思います。
私のこれら拙い経験が
これから経験される方へ少しでも何かの参考や気付きの
ほんの少しでもきっかけになっていただければ幸いです。
さて、今後どのようなことを書けるのかわかりませんが、
できる限りありのままを思いのままに書いてみようと思っています。
もしよろしかったら今後の記事も読んでいただければと思います。
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身体にどこまでも良いキャンドルを求めて研究しています。 サポート頂けたら嬉しいです😊❤️