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0:在宅ケアでの看取りを終えて

2022年2月


昨年はFacebookもInstagramもStand.fmも
なによりキャンドルの活動も
そしてこのnoteもほとんど更新できていませんでした。
それは主題にある通り昨年は在宅ケアをメインにしていたから。

あれから一ヶ月が経った時の振り返りとして
徒然なるままに書いていくことで
体験の整理、心の整理を付けられれば 
と、
経験したことを言葉にしようと思います。


1本の電話


2021年4月下旬

『  胃癌が見つかった…   』

父から1本の電話がありました。
数少ない言葉で話す父の声を聞きながら、なぜか

年内だろうな

と直感した私は

できる限り自宅で過ごしてもらって
自宅で看取ろう

と、電話越しに心に決めていました…

こうして2021年5月から毎月実家へ通う生活が始まりました。
昨今の状況下
東京ー九州を行き来することに不安が無いわけではありませんでしたが
それでも毎月行くことに一切の迷いはありませんでした。

富士山を見れる日は、今回の帰省がいい方向へと導かれる気がしてプチ嬉しかったなぁ〜。


経緯

経緯

父 83歳  
2013年3月 胃癌の為
      胃の2/3の摘出手術を受ける

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2021年
4月 ・残胃癌発覚 (体重が35kg/身長163cm)
5月 ・肝臓とリンパへの転移認められる
    今後1回/月で診察していくことになる
   ・訪問看護を探し契約
    通院先の病院へ訪問看護病院との連携を依頼する
   ・訪問看護師から介護申請を教わり
    役所に申請しに行く
   ・翌週から抗がん剤を始める
     1クール:初日は点滴、3週飲み薬、1週お休み
      日に何度も吐き寝込むようになる
6月 ・要介護2の判定が出たのでケアマネージャーを手配
   ・1クール終了:血液検査の結果は変化無し
   ・2クール目に入る
   ・介護ベッドや在宅改修等を手配
7月 ・抗がん剤2クール終了
     レントゲン、血液検査共に効果が見える
   ・体重が33kg/筋肉もなくなり歩きがおぼつかなくなる       
   ・体力がもたないからと抗がん剤を2週間お休みしたい旨を申し出る
8月 ・訪看より通院している病院内のがん相談室の看護師を紹介される。
   ・主治医とがん相談室の看護師と私の3名のみで話し合い
    転院の方向で次回の診察日に医者から話をしてもらうこととする
    その際の転院先病院を指定する
   ・父が抗がん剤を再開しないことで決断
     ・下旬より悪化
9月 ・主治医より抗がん剤をしないのであれば転院と言われる
     ・薬の調整のために10日間入院
     ・ベッドマットをエアマットに変更
     ・退院後回復ししばらく穏やかな日々を過ごす
10月 ・病状に変化なし、少し食事が取れるようになっている
12月 ・初旬:黄疸が出始める
     ・中旬:急変
     ・下旬:旅立つ

心がけたこと

  • 父の意向を第一に優先すること

  • QOLの向上を常に考えること

  • 基本私から治療法について伝えない(自然療法等色々情報は持っていたが簡単にできそうな範囲とし自分の考えを押し付けない)

  • 母の負担を減らすこと、母がダウンしないようにサポートすること

  • 関係者全体の流れを在宅介護の方向へと導いていく

  • 自分自身の健康管理



今思うこと


在宅介護の実情を知らなかったからこそできたことかもしれません。
実際、数々の現実の厳しさを知っていくことになりますが
そんななかにも
家族だけに分かち合える
ちょっとした小さな温かさと幸せに気付けることができるのは
在宅ならではないでしょうか。

一緒に悩み 
一緒に考え
一緒に心の整理をする 

父と一緒に歩いた8ヶ月は父のためだったとみせて実は
自分のために必要な時間であったと思います。



毎回選択の連続である1日1日が
失敗続きかもしれないけれど
”ウチの家族らしい”
日々の積み重ねとなります。
逆にいうと良くも悪くもそうにしかならなかったわけで😅
それでよかったのかなって思っています。

一度子供の喧嘩のように父と大げんかしたこともありました😅
でもそれによりまた距離が縮まり団結できたので
そんな精一杯最大限の日々が
今では暖かい宝物になっています。



特に最後の8日間の体験は
人の身体の偉大さと粘り強さと精巧さと
そして朽ちることとはどういうことなのか
死を迎えることの荘厳と壮絶さを目の当たりにしました。
これらにより私にとって死への恐怖心やトラウマを残すのではないかと
落ち込むような時期を過ごしたのも事実ですが
それを含めても恐怖心以上の幸せ感を貰えたと思います。

まさにそれは父からの最後のプレゼントであり、
これはきっと入院していては得られない気付けなかったのではないかと思えるものでした。
死というプロセスや死後の出来事も含め
父からの最後の偉大なギフトが待っているとは…
在宅だからこそ存分に受け取れる時間を得られたのだと思います。
(詳細は追って書こうと思います)



在宅で看取れて良かった



という思いで一杯です。
私は、もし環境が許すのであれば
在宅での看取り
をお勧めしたいと思います。


私のこれら拙い経験が
これから経験される方へ少しでも何かの参考や気付きの
ほんの少しでもきっかけになっていただければ幸いです。

さて、今後どのようなことを書けるのかわかりませんが、
できる限りありのままを思いのままに書いてみようと思っています。

もしよろしかったら今後の記事も読んでいただければと思います。



在宅での看取りを今後経験される方へ
あるいは在宅ケアを検討中の方へ
大丈夫あなたも出来るから

心からエールを送ります


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身体にどこまでも良いキャンドルを求めて研究しています。 サポート頂けたら嬉しいです😊❤️