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解散してしまったけど、今でも大好きな国内バンド10選

 どうもです。

 久々に音楽記事書きたいなーと思って、色々考えた結果、このタイトルになりました。そんな数無いし、自分の音楽歴みたいなのも反映されるので、結構いいかなと。

 国内バンドとしましたが、メインはメタルコアとかポストハードコア辺りになります。自分の趣味がその辺なので、悪しからず。あと、解散自体はやっぱり悲しいものなので、解散理由とかバンド事情とか気になる方はどうぞご自分で調べてください。マイナスイメージになる様な事はここに書かない様にします。

 因みに証拠といってはなんですが、全国流通してないレアっぽいCDとかは手元にある分で貼っておきます。折角だし記念にね。

 では、以下10選です。良き出逢いがあります様に。



1. KEEP YOUR HANDs OFF MY GIRL

 2nd EP『FORTITUDE』より、"stand by you"

 活動歴は2008年から2019年6月まで。新潟発のスクリーモ/メタルコアバンドで結成当時は5人。新潟と云えば同ジャンルにa crowd of rebellionがいますね、2バンドで米騒動って企画もやっていました(行きたかった!)。メンバー脱退や活動休止など色々ありましたが、長い間熱心に活動し続けてくれたと思います。

 ボーカルDieshiさんの日本人離れしてる歌声は今でも凄い人だったなと想ってます。あんな透明感ある突き抜ける様なハイトーンでクリーン歌うだけでエグイのに、スクリームもしっかり迫力あってカッコいい。
 楽曲も攻撃力あるゴリゴリ展開だけど、随所に叙情的な美メロが織り込まれてるので、全体的にはキャッチーさが勝ってると思ってます。4人になってからは、ポストハードコア寄りでどんどん聴きやすくなっていったけど、『FORTITUDE』の"PUPPET"や『Memories』の"Bad"みたいな疾走感あるメタルコア要素残る楽曲も作り続けてはいたので全然良かった。

 ライブも都内に来てくれた時に何回か見たんだけど、見た目よりむっちゃ熱い人達で、凄い良いライブを魅せてくれた記憶があります。ライブでも楽曲クオリティは落ちる所か、フロアを巻き込む勢いでパフォーマンスしてくれてました。解散ラストライブには行けなかったのが唯一の心残り...。あと、BLESSTHEFALLの台湾でのライブにゲストとして、サバプロことSurvive Said The Prophetと一緒に出演してくれたのは自分の事の様に嬉しかった。解散してしまったけれど、今でも日本の誇りです。

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 楽曲はどれも好きだけど、1枚選ぶなら2013年にリリースされたEP『WAIT & SEE』がメタルコアシーン全体で見てもマジで名盤だと思う。7曲全部最高。今でもむっちゃ聴いてます。「GOD OF DEATH」の構成とか完璧なんだよなぁ…大好き。Spotify無かったけど、まだ売ってると思うので是非。


2. Give Nothing Back

 1st Singleより、"Anastasia"

 活動歴は2014年9月から2017年9月まで。2016年にボーカル交代があったけれど、長く持たず惜しくも解散。僅か3年よ。でもシングル3枚、EP2枚は中々出したんじゃないかと思います。東京出身6人組で、ラウドロックを軸にかなり色んな要素を入れたバンドでした。結成当初はポストハードコア要素が強かったけど、そっからEDM要素を前面に出しつつバランス取りながら徐々にバンドの色を出していった感じでした。因みに通称、ギブナス。

 当時はなんちゃらラスベガスこと、Fear, and Loathing in Las Vegasとやっぱり比べられちゃってたんだと思います。でも、本人達もリスペクトしてていつかライブも一緒にやりたいって話をしてくれたのを覚えています。
 個人的にはラスベガスも好きだけど、彼らと比較すると、綺麗めな煌びやかな音が多いし、構成も緻密に練られてて凄いドラマチックで、ストーリー性があったのはこっちのバンドなんよね。ライブも自分達の世界観を魅せつける様なパフォーマンスで好きでした。メンバーそれぞれの個性が強くて少しバラバラで、みんな色んな道での才能が元々あったのもあって、それを活かせる様に楽曲作りしてたのかなと思います。

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 ホントに大好きなバンドだったので、当時は都内のライブは全部行く勢いで追っかけみたいになってましたね(笑) メンバーにも認知してもらって、気軽に話せてそれも想い出の一つです。年も近かったし。iPhoneに全員分サインをしてくれたのは今でも大切に持っています。
 因みにキーボード・スクリームボーカルしてた宮西ソウマさんはTwitterフォローしっぱなしで、今は作曲家として活動してますね。楽曲での出逢いはいつかありそうです。

 EPが一枚だけ流通してる(『PlusULTRA』)はずなんで、良ければ是非手に取って欲しい。


3. LAST CALIX

 2nd Single 「Hopeless」より、”Hopeless”
活動歴は2014年4月から2018年9月まで。こちらも僅か4年ちょいですよ、リリースもシングル2枚のみ、哀しかったなぁ。東京の4人組スクリーモバンドで、ライブは一度だけ見に行けました。2ndシングルのリリースイベントですね、確か。

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 チケット残ってた(笑) 1500円+ドリンクは安すぎw しかも整番1。思い出したけど、記念にと最前で見てたわ。この日はOBLIVIONもいますね、こちらも次で紹介します。

 このバンドはやっぱボーカルKAZさんの歌声が好きでハマってました。ここまで聴きやすくて抜けのいいハイトーンボイス中々いないと思います。力強さもあるのよね。あとは、2ndシングルが2曲とも壮大な感じでシンフォニック要素が足されたんですよね。それが完全にツボだった。「The end of silence」は曲展開も秀逸なので、音源手に入る方は手にして聴いて欲しいです。連絡取れる方は全然貸します!!(笑)

 因みにKAZさんは"SLOTHREAT"というバンドで今も活動してます。昨年見つけたばかりなんですが、声であれ?って思ったんですよね(笑) そしたらやっぱりKAZさんで。音源むっちゃカッコいいので、近々必ずライブ見にいこうと思ってます。


4. Elicity. (ex- OBLIVION)

 1つ目が、1st Single "Rize Up"
 2つ目が、2nd Single "Sunset"

 活動歴は2013年11月から2018年1月まで。2017年にバンド名を"OBLIVION"から"Elicity."に改名したけど、そっから1年で解散するとは思わなんだ。千葉出身の5人組メタルコアバンド。自分も千葉出身なので、親近感とか応援したいって気持ちもあって結成当時からライブにはよく行ってました。

 音楽性は結成当初は”Rise Up"からもわかる通りメタルコア色の強い楽曲をやってたけど、途中から少し路線変更した感じ。でも、"Sunset"みたいなエモいメロディ好きなので、結局ずっと好きでしたね。

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 音源は少なかったけど、ライブ活動は結構積極的にやってた記憶あって、メンバーも若かったから凄い活気溢れる感じでガツガツしてたな。でも、それが凄いカッコよかった。改名してからは確か一回もライブ見れなかった気がするので、解散知った時は後悔しましたね…。

 CDはもう出回ってないと思うけど、Spotifyで聴けるので是非聴いてみてください。メタルコア好きはハマるかと。


5. 午前四時、朝焼けにツキ

 3rd mini album『飴玉泣イタ』より、"アイビス"

 活動歴は2011年から2017年9月30日まで。新潟出身のエモ/スクリーモバンドで、元々はa crowd of rebellionの小林亮輔さんがいましたね。メンバー交代を経て5人組で活動が落ち着いてきたぐらいに確かハマりました。因みに通称、ゴゼヨ。

 メインボーカル五十嵐さんのハイトーンボイスは力強くもあり、優しくもあり魅力的な歌声でした。スクリームボーカル中元さんは結成当初からこれぞ"叫び"みたいな感情爆発させた歌い方が凄くてむっちゃ好きだった。この2人の組み合わせが静と動みたいな感じでホント良くって、独特の雰囲気を持ったバンドでした。
 楽曲の叙情感溢れるメロディには、これぞ和製メロって感じでどこか懐かしくなると云うかすんごい沁みる。日本語詞だし。バンドサウンドもトリプルギターなだけあって、迫力もあるし、細かいフレーズにも惚れ惚れするという。

 ライブは一度だけ見た事あって、眩暈sirenのツアーで都内に来てくれた時に出演してくれたんですよね。魂の込もった演奏も良かったけど、MCが凄い良かった記憶があります。もっとライブ見たかったですね…。こーゆー叙情系バンド貴重だったし。(⇩AyaseさんのバンドDavinciもいる…)

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 楽曲は「因呶羅」「染マル」「シャバノケムリ」が特に好きです。CDもまだ流通してると思うし、Spotifyでも聴けるので是非。


6. MAMY

 1st mini Album 『I saw many myself』より、"ヒジュラ"

 活動歴は2016年から2020年まで。仙台の5人組(後に2人組に)で、エモーショナルなメロディとボーカルNaoさんの可愛らしくもあり、力強い歌声が魅力的でした。

 ギターの安島龍人さんは「Story of Hope」で活動してましたね。でもあっちは歌声だけがそこまで好きじゃなかったんですよね…(笑) こちらのMAMYはジャンルとしては違うけど、音作りやフレーズがやっぱ似てる処を感じてすんなり好きになってしまった。
 全体的には爽やかでポップでありながらも、そこには切なさ、エモさを秘めていて、その塩梅がとても良かったです。

 ライブは一度も見ることができなかったので、一回くらい見たかったなぁと後悔してます。ホントいつ終わるかわからなくて、バンドは生モノとよく言うけれど、その通りだなと改めて思わされます。

 ミニアルバム2枚とシングル1枚しかないですが、どの曲もクオリティ高いので、是非聴いて欲しいです。音源もまだ全然流通してるし、Spotifyでも聴けました。「ヒジュラ」「ナユタ」「空色センセーション」「バイバイsneaker」が特に好き。


7. NEVE SLIDE DOWN

 1つ目が、1st Mini Album『That’s Not My Real Name』より、"Let me out"
 2つ目が、1st Single『Mellow dawn』より、"Mellow dawn"

 活動歴は2016年から2018年まで。あっという間で、解散発表も急でかなりショックだった記憶があります。今でも活動してるアイドルグループPassCodeの妹分的な感じで、作曲家平地孝次さんがプロデュースした、大阪発の3ピースアイドルユニット。アイドルではあるんだろうけど、今でも好きだしバンドサウンドだったので、今回10選に入れました。

 結成当時、"Let me out"を聴いた時に、結構ありきたりな印象も受けたけど、3人の歌声、歌い方が凄い好きだったんですよね。透明感あるし、伸びもある、一生懸命さも伝わってくる。3人の個性が誰一人消える事なく発揮されてて、歌割りもかなり良かった。3人で揃っても綺麗だし。"Melow down"でよりその良さを感じていただけたらなと思います。

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 音源はリアタイで買ってたし、PassCodeのライブにも当時行ってたから、いつかニーヴも見よう見よう、と思ってたら解散しちゃって…結局一度も見る事ができませんでした。まじで後悔してる。ホントなんでなんだろうな…あまりに急すぎた。3人が音楽やってるかはわからんけど、幸せである事を願います。

 楽曲数少ないけど、どれもいいので是非聴いてみて欲しい。1st Mini Albumだけ除いて、まさかのSpotifyにもありました。


8. Foreground Eclipse

 Draw the Emotionalとのスプリットアルバム『Seated With Liquor』

 活動歴は2009年から2013年まで。僅か4年ですけど、かなりの作品数出してるので凄いです。エモ/スクリーモ系同人バンドサークルで、楽曲は東方Projectアレンジだけでなく、オリジナル曲も制作してました。

 自分はリアタイでこのバンドの活動は追えてなくて、全然詳しくはなく、解散した後に知りました。キッカケは上にも貼ったDraw the Emotionalとのスプリットアルバムでしたね。YouTubeで見つけた。M3行くくらい同人音楽自体にハマったのも4年くらい前なので、同人にもこんなカッコいいバンドがいたのかと驚いた記憶があります。CDも同人だから集めるの大変で…中古でもまぁまぁしました(笑) まだ全部は持ってないけど、アルバムは揃ったと思う。

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 女性ボーカルのスクリーモバンドって当たり外れだと言葉悪いけど、本当に好きだなって思えるのはそこまでいなくて。そんな中でこのバンドは歌声も好みだったし、スクリームもカッコいいし、サウンドも荒々しい感じと遊び心が効いた感じが好きでした。このバンドをキッカケに他の同人スクリーモバンドとかも知る事ができたし、ボーカルのめらみぽっぷさんが参加してる楽曲もチェックする様になったので、そーゆー意味でも感謝してます。

 音源が手に入りづらくて、YouTubeだと違法アップロードが殆どだけど、是非聴きにいって欲しい。アルバムは一枚選ぶなら3rdの『Each And Every Word Leaves Me Here Alone』が一番かな。ひぐらしカバーの「Noble」とかむっちゃ好き。


9. FACT

 2nd Album『FACT』より、"a fact of life"

 いつ聴いても最高だな…ホント。活動歴は1999年から2015年まで。結成当時は5人体制でしたが、2012年にAdamが加入して、6人体制になりました。トリプルギター凄かったな。相変わらずみんな歌うし(笑)

 FACTはかなり有名だと思うので、特に書く事ないな。強いて言えば、ここまでジャンルに縛られない、独自の音楽を展開するバンドは滅多にいないなと今でも思う。自分が中学生の時Crossfaithを聴いてうおー!かっけー!!ってなったけど、同時期にFACTにも出逢って衝撃的ではぁ?!ってなったわ(笑) ライブパフォーマンスも最高でした。最後に行ったのは確かKTHEATツアーの東京ドームシティホールだったかな。世界にも通用するバンドとして今でも日本の誇りです。

 好きなアルバムは1枚選ぶなら、やっぱセルフタイトルの『FACT』。「merry christmas mr.lawrence」もかなり好き。「rise」はもう神。他は何曲か挙げるなら、「Pressure」「slip of the lip」「last moment」「devil's work」「worm」かな特に好きなのは。結局シャッフルで全部聴いてしまうけども。

 因みにJoy Oppositesと、SHADOWSは全然聴いてません。FUTURE FOUNDATIONはCrystal Lakeいるから流石に聴いちゃいましたが!(笑)


10. HER NAME IN BLOOD

 2nd Album『HER NAME IN BLOOD』より、"HALO"

 活動歴は2007年から2021年まで。ついこないだ解散したばっかりなんですよ…。急だったな、マジで。解散ライブのチケット速完で取れんかったし。
 東京拠点に活動してた5人組メタルコアバンドで、メンバー交代、活動休止もあったけど、割と積極的に活動してたと思います。世界進出もしてたし、日本の誇りです。

 楽曲はこれぞメタルコア!拳突き上げたくなる系の!疾走感あって、くっそ鉄臭いのが堪らんでした。ギターとかも音量デカすぎて最高。メジャーデビューしてからはジャンルを幅広くしてって、ボーカルIkepyのプロレスラーみたいな図体で想像通りのスクリームだけでなく、メロディアスな歌も特徴的になっていきましたね。遊び心あるフレーズも結構あって、作品数重ねても飽きる事なく、ずっと聴き続けていました。まじで大好き。

 ライブは今回の10選の中だと一番行ってた。何回かわからんけど、少なくとも10回は見てる。そのくらい好きでした。音圧凄くて大迫力なの最高だった。メンバー全員、見た目よりずっと優しくて面白くて、MCとかも凄い和むんだよな。でも演奏始めると一気に暑苦しくなる。ギャップ萌えみたいな処あったと思います(笑) フロアを盛り上げるのも上手だった。YouTubeでライブ映像とか見て欲しい。公式の一個貼っときます。

 あと、ライブスタッフのバイトしてた時、一度だけハーネームのステハンできて、Daikiさんのギター手渡しできたのは貴重な想い出。

 一枚選ぶならセルフタイトルの『HER NAME IN BLOOD』が好きだけど、楽曲は結構バラバラで好き。「Revolver」「WE REFUSE」「HALO」「ZERO」「KATANA」「Gorilla」「BAKEMONO」もう正直キリないっすね、いわゆるハズレ曲みたいなのは殆ど無い。

 CD音源もまだ流通してるだろうし、Spotifyにもあるので是非聴いてみて欲しいです。因みにギターのTJさんは今年Crystal Lakeに加入しました、嬉しいねえ。



 以上、解散してしまったけど、今でも大好きな国内バンド10選でした。

 コ〇ナ禍になって、思うように活動できず解散への道を余儀なくされてしまったバンドとかももしかしたらあるのかもしれません。ここ数年でライブ活動に力を入れてるバンドの窮屈さとかはネット上でも何となく伝わってきたし、自分も全然行けてない悔しさとかもあってので、今回そーゆーのもあって音楽記事書こうと思って、考えついたのがこのテーマでした。

 解散は悲しいけれど、音楽自体はいつまでもバンドが存在していた証として残っていくので、これからも聴き続けたいし、この記事をキッカケに良き出逢いがあったら幸いです。そんなバンドいたなぁと思い出したり、久々に聴くキッカケにもなったりしたら嬉しいです。

 自分のiTunes漁って、本当に好きなのを書いたので、解散してしまっても聴き続けている証じゃないけど、今後も好きなバンドについては節目とか記念とかで音楽記事は書けたらなと思います。個人的名盤〇選とかやりたいんだけどね、選定でくそ時間かかりそうで手を付けられずにいます(笑) 何かいい案があればコメントくださいな。

 では、ここまで読んでくださった方ありがとうございました!
またどこかで。



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