梓川 2MAN LIVE w/ Awairo『2EZ』ライブレポ
7月12日(金)渋谷Spotify O-WEST。クリエイティブレーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」(におけるSINSEKAI RECORD)所属のシンガーである梓川と、同レーベルのサウンドプロデューサー/作編曲家である雄之助及び、シンガー/作詞家のWaMiによるユニット"Awairo"によるツーマンライブに行ってきました。Awairoは昨年10月にデビューしたばかりで有敢客ライブは初。お目当てもどちらかと云えばAwairoでしたが、梓川さんも勿論好きなので速攻でチケット取りましたね。
土砂降りの悪天候ながら、会場に到着。お決まりのビールを飲み開演を待つと、先に登場したのはAwairo。デビュー曲ではなく意外にも「個性」からスタートし、オリ曲を続けざまに披露してくれました。やはり照明を逆光にしてシルエット化する様な演出な元でのライブでしたが、コレはコレで良いと云うか、ちゃんと見える瞬間があるのが粋。囲う様に配置されたシンセパッドやキーボードに自在に操りながら偶にハモリも歌う雄之助さん、青いリボンのハーフアップでインナーカラーが見える髪型とロングスカートが印象的だったWaMiさん。梓川さんに最高のバトンタッチができる様にと、クラップやジャンルも煽ってしっかりとフロアを盛り上げてくれました。照明やレーザーでの限られた演出でしたが、鮮やかな輝きを放つ弾けるサウンドはやはり唯一無二でのライブ映え凄いなと。特に「Satellite」はブチアガリ案件。MCでは、初の有敢客との事で少し緊張してる様子もあったものの、それ以上に喜びも伝わってきましたね。また、「今日ライブに来てくれた人達が自慢できる様なアーティストにこれからなっていきたい」と決意表明にも嬉しくなりました。後半では、この日の為の新曲「Love or Lie」も披露。皆んなで歌って踊れるライブ向けの楽曲だったので最高でした。貴重だったのは「花となれ」のカバーでこちらも嬉しかったなと。最後はAwairo結成のキッカケにもなった「Loop」で〆。エモーショナルな余韻を残し、梓川さんへバトンを渡しました。
梓川さんはバンドメンバーと共に登場。ステージ下手から順番に、ベース(okamu.)、ドラム(Katsuhiko Endo)、キーボード(Shoji Ohmatsuzawa)、ギター(Koki Matsumoto)の4人が並びました。SINSEKAI RECORDでのデビュー曲「告赤」で開幕。梓川さんも序盤からバッチリ声出てて流石だなと…それに応える様にフロアの熱気を帯びていきました。その後もオリ曲を次々と披露してくれたんですが、歌唱力は勿論、艶っぽい色気ある歌声が多くなる曲が魅力的すぎ。男でも惚れるレベル。「パラノイア」「lotus」とかはバンドのグルーヴ感も相まって、特に凄かったです。MCはフリートークスタイルで、「時間が経つのが本当に早い、でもそう感じられるのは面白いから。ライブは今迄そこまで乗り気ではなかったんだけど、今では大好きです」的な事を話してくれたのが印象に残ってます。お客さんの反応を直で感じられるライブやっぱ最高だよなと、私も喜びを噛み締めてました。後半は、ギアを一段上げる様な激しめの曲が並びましたが、中でも初オリ曲「今さらサレンダー」を歌ってくれたのがガチで嬉しかった。ライブのバンドセットだと更に爆発力があってサビとかずっと飛び跳ねてました。ラストは共感性ドラマコンテンツ"僕よな"の「アイタクナイ」を披露し、本編は幕を閉じました。
アンコールでは3人がグッズのTシャツやバケハを身に付けて再登場。昔からこのグッズを身に付けての再登場に憧れがあったそうで、3人ともウキウキだったのが微笑ましい限りでした。MCではお互いに感謝を述べつつ、神椿所属になる前から繋がりはあったので共演出来た事にも喜びを表わにしてました。ファンとしても改めて3人とも神椿に来てくれて本当に良かったなとしみじみ。肝心の楽曲はこの日の為のコラボ新曲「Replay」と雄之助が同レーベルのAlbemuthに提供した「白夜にて」を3人で披露。どちらも最高でしたね…。「白夜にて」に関してはこの日限りかもしれないですし。最後は梓川さんソロで「ノルカ//ソルカ」を披露!ファンも待ってましたと言わんばかりの盛り上がりで、ラスサビではシンガロングもできて最高でした。
かなりハイペースで計約2時間。大満足のライブでした。改めて、本当に歌が上手すぎて、サウンドも良すぎて、純粋に音楽を楽しむ事を再認識させてくれる様なライブでした。フロアの雰囲気も、自然と音楽が好きな人が集まっている感じで居心地良かったし。今後それぞれのワンマンは勿論、またツーマンやって欲しいなとも思います。まずは、すぐ1か月の神椿フェスでまた観る事ができるので楽しみにしてます。ありがとうございました!