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移動平均線EMAの使い方【仮想通貨トレード手法①】

どうも、PENです。
副業で仮想通貨トレードをしている普通会社員です。

仮想通貨投資において値動きを見る際の基本指標「EMA (指数平滑移動平均線)」についてまとめていきます。

下記画像の青いラインのようなやつですね。

移動平均線は仮想通貨はじめチャートを見る際の基本指標ですが、過去の僕はそういった知識がほとんどないまま、仮想通貨の売買を始めてしまいました。結果として、かなりの高値づかみをして含み損を抱え痛い目を見ました。

そこで今回は、過去の自分へのアドバイスも兼ねて、仮想通貨投資を始める前に知っておきたい「移動平均線EMA」の見方・使い方などの基礎をまとめてみました。

過去の自分がもし知っていたら、今よりも含み損は少なく、投資全体での勝率もアップしているのではないかと期待を込めたタイトルにしています笑

まだ移動平均線について詳しくない・全然知らないといった方はぜひご覧いただければと思います。

注意点として、超基礎の部分は引用していますが、僕自身がトレードにおいてどのように使っているかについては個人的な使い方をまとめているため、合っている、間違っているといった部分は保証できないです。ご了承ください。
逆に「もっとこういう使い方ができるよ!」といったアドバイスなどは大歓迎ですので、お気軽にコメントいただけると嬉しいです。

EMA(指数平滑移動平均線)とは

まずそもそもEMA(指数平滑移動平均線)とはなんなのか。詳細はいろんなページにかかれており、分かりやすい説明があるので引用します。

EMA(指数平滑移動平均線)とは移動平均線の一種で、トレンドをいち早く察知するためのテクニカル指標です。

SMA(単純移動平均線)の「トレンドの発生に対する反応が遅い」という欠点を補うために開発されました。
(中略)
SMA(単純移動平均線)とは、一定期間の終値の平均値を線で結んだテクニカル指標です。
SMAは、期間の値動きを平等に扱うため、絶対的な相場のトレンドを把握するのに適しています。

FXのEMA(指数平滑移動平均線)とは?見方・使い方やMT4/MT5の設定方法、トレード手法、おすすめの期間設定値

内容としては上記の通りでざっくりいうと、一定期間の価格のトレンドを把握することができる指標です。

トレンドの把握は基本ですが、それ以外の使い方が重要なのでその点についてまとめていきます。

EMAの特徴と分析での使い方

特徴と分析での使い方は大きく3つ考えています。

① サポート・レジスタンスとして機能
② EMAを抜けるタイミングで価格が大きく動く
③ EMAと現在価格が離れた後は近づく動きをしやすい

それぞれ実際のチャートを見ていきます。

① サポート・レジスタンスとして機能

まずは①のケースを見ていきます。

まず真ん中の赤丸ですが、これは上から下に向かって価格とEMAが接触した場所です。
ここで価格の反発がおきて、下落していた価格が上昇に転じていることがわかると思います。

一番右の赤丸は下から上に向かってローソク足とEMAが接触しています。ここでも同じように反発がおき、上昇しそうだった価格が再度下落していることがわかります。

このようにローソク足とEMAが接触するポイントでは反発がおきることが予想できます。

② EMAを抜けたタイミングで価格が大きく動く

こちらは先ほどと同じ画像で、一番左の横長とその真横の赤丸の箇所を見ていきます。
横長の丸のところでは、ローソク足がEMAのラインに沿うように価格が推移しており、上昇しきれていません。ここでは①のようにEMAがレジスタンス(ライン)として機能しているということです。

ただその後、ローソク足がEMAを下から上に抜けてからは勢いよく価格が上昇していることがわかります。

このように「EMAを抜けたタイミングで価格が大きく動く」というケースは比較的よく見られます。
上の画像でいうと、抜けたタイミングでロングポジション取るのが選択肢の1つになるわけです。
こういった形でエントリーポイントの見極めでも使うことができます。

③ EMAと現在価格が離れた後は近づく動きをしやすい

最後に「EMAと現在価格が離れた後は近づく動きをしやすい」という点について見ていきます。
こちらも先程と同様のチャートです。黄色矢印の箇所のようにローソク足とEMAが離れながら上昇するケースがあります。
この場合、一定のところまで上がって後は上昇が落ち着き、少し下落したり横に推移しながら、ローソク足とEMAの距離が縮まるといった動きをします。

そのため上がりきって後、下記の画像で赤丸を付けたような箇所でショートを検討することができるということです。

もちろん実際のトレードの場面では、一番上に上がったと見極めるのは難しく、他の指標も組み合わせながら予測する必要はあります。

ただ、少なくともずっと距離が縮まらないということはなく、一定まで達すると徐々に近づいていく傾向はあるという点は頭にいれておくと良いでしょう。


EM(指数平滑移動平均線)の設定方法

実際のトレードのチャートでどのように設定し、活用しているかについてまとめます。

まずは設定方法から。
僕はチャート分析はTrading Viewのサイトを使っているので、そのやり方を解説します。Trading Viewは無料でもかなり多くの種類のインジケーター・指標を利用できるので便利です。


まずは好きな通貨ペアを選択しましょう。
下記はBTC / USDT のチャートです。

選んだら右下の「+」を選択。

下記の画面になるので「インジケーター」をタップ。

次の画面で「テクニカル」をタップ。

検索画面が出てくるので「ema」を検索し、「EMA」をタップ。
この時に左の★にチェックを入れるとお気に入りに追加できます。

EMAの設定画面で移動平均線の対象とする期間を入力します。

僕は12or14で設定することが多いです。
理由は単純で、先程紹介した3つのポイントがよく機能するという印象があるからです。

① サポート・レジスタンスとして機能
② EMAを抜けるタイミングで価格が大きく動く
③ EMAと現在価格が離れた後は近づく動きをしやすい

EMAは指定する期間によってはあまり機能せず、トレードに利用しにくくなるので自分なりに期間を変えて、どの期間が一番使いやすそうか試してみるのがよいでしょう。

ちなみに設定すると下記のような画面になり、無事に表示できたことがわかると思います。

各時間のEMAに水平線を引く

ここからは僕がやっている「書く時間のEMAに水平線を引く」という手法を紹介します。

ざっくりいうと、週足・日足・4時間足・1時間足のEMAの最新値に合わせて水平線を引くようにしています。
やり方はシンプルで、下記画像のように赤丸のところに合わせて水平線を引いています。これは週足ですね。

同じ要領で、日足・4時間足・1時間足でも水平線を引いています。
なぜこれをやっているかというと、例えば4時間足の画面だと日足のEMAの値が見えないからです。
一方で水平線はどの時間の画面でも表示されるので、各時間足のEMAがどのあたりにいるのかが、ひと目でわかるようになります。

各時間で色を分けており、どのEMAの値で引いた水平線かわかるようにしています。

・週足:赤
・日足:オレンジ
・4時間足:黄色
・1時間足:緑

日足のEMAの水平線
4時間足のEMAの水平線


それぞれの時間でEMAの水平線を引くと下記のような形で見ることが、トレード時に意識されやすいであろうポイントとしてパット見て確認することができます。

実際の使い方としては、EMAは随時変動するので、まずチャート分析する際に水平線をEMAに合わせて引き直します。

そこから意識されやすそうなEMAを表示・使わなさそうなものを非表示にして見やすくしながら、分析に利用しています。

このような形で、EMAはトレード時の分析に役立てることができます。
まだ使ったことのない人はぜひ試してみてください。

このnoteが少しでもお役に立てれば幸いです。


本noteでは、仮想通貨(暗号資産)トレードの経験をベースに、分析手法・トレード内容・ブロックチェーンの最新情報等をまとめています。

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