[秘伝]資格試験&未知分野の勉強法~番外編~
社労士だけではなく、司法書士・税理士・宅建・技術士・公害防止管理者など、様々な資格試験に共通するであろう私のオリジナル勉強法をお伝えします。
先に挙げた資格試験に共通するのは、法令や通達・基準などの条文を理解して、論述したり選択式の問題に答えられるようになるという点。ポイントは、自分が勉強する分野を体系的に理解すること。
1.法令の体系を理解する
そもそも最高法規である日本国憲法をベースとして、日本には法律や省令・告示・通達などがある。さらに、法律も基本法や特別法などに分類され、一口に法律といってもその性質は様々。
参考:https://say-g.com/cabinet-order-ministerial-ordinance-1264
ピラミッドにしてみるとわかりやすい。上位概念のほうが抽象的で、下に行くほど具体的になってくる。勉強をしていると、必ず「法●●条」「令●●条」といった記載があるはず。政令であれば、どの法律を根拠としているかなど、それぞれの関係性を意識しておくと全体像がイメージできるので、おすすめである。
2.法令の読み方
これまた、意外とどこでも習わないような気がする。強いて言えば、公務員の方は実際に条例を作るために「法制執務」というマニアックな勉強をしているらしい。たとえば、次のような本がある。
法制執務とは何かといえば、公用文における漢字使用・仮名遣い、法令の構造など、である。法令を読んでいると、「及びにと並びに」「又はと若しくは」って何が違うのかと疑問持たれたことはないだろうか??実は、上記の接続詞は全く違う役割があって、意図的に使い分けられている。
参考:https://www.takumi-corporate-law.com/column/20200122/
ざっくりこんな感じ。実務で契約書を読んだり、規程を作るときに知っていなければ理解を誤ってしまうのは、言わずもがな。これ、超重要です。
3.統計&白書・最新ニュースの活用
資格試験を勉強している場合、たいていはスクールのテキストや参考書をベースにインプットする方が多いと思う。もちろん、それは間違っていないし、むしろまずはプロが編纂したテキストを丸かじりするのが先決であるのは間違いない。
ただし、それだけでは、ライバルとの差別化は難しい。自分が勉強している省庁が出している統計や白書に一度目を通してみると面白い発見があるかもしれない。
たとえば、この厚生労働白書。
中盤には、社労士に関係しそうな話題がてんこ盛り。
ちょっと気になりませんか??
もし、試験がここから出題されたら、少しでも白書を見ていたらラッキーです。
そもそも、試験合格した後には、実際に自分で法令を読み解いて、時には判例も参照しつつ、国の動向や最新ニュースを追いかけながら活動するわけで、勉強中からそのような動き方ができたら、ライバルより確実にリードしていると言えるはず!
以上、理想的な勉強法の紹介でした!
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