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今、なぜ暗号資産分野へ投資をするのか

1.前置き

はじめまして。
コロナで市場が暴落した2020年3月。
『これは投資を始めるチャンスでは?』と思い、急いで証券口座を開設。
そこからが、私の投資の始まりでした。

当時は、将来的な電気自動車への期待が私自身あったので、Nioという中華系電気自動車メーカーの株を買い、あれよあれよと上昇し、株価がピークアウトした後に売却し、300万円の利確。完全にビギナーズラックでした。
当時私はまだ会社の給与も少なく、『何とか稼ぎたい!』と思っていたところでしたので、運とタイミングが良かったのです。

そこからしっかり投資の勉強を始め、株式相場下落のタイミングでは、石油や天然ガスのショート(売りから始める取引手法)を行い、100万円単位の利益を得ました。

今後はどういう分野で取引に臨もうかと考えたときに、行きついたのが、『暗号資産分野』でした。
では、今なぜ暗号資産分野で勝負しようと思っているのか、ご説明します。
今回は、投資でいうファンダメンタル的な観点での投資理由になります。
すべてを書くと長くなりますので、まずは『暗号資産技術(ブロックチェーン技術)へ投資する背景』を簡単にご紹介します。

2.暗号資産の技術は、次世代テクノロジー

昨今よく聞かれる『Web3.0』という言葉。
以下、簡単に概要を見ていきましょう。

Webの変遷(筆者作成)

(1)Web1.0

Web自体は1990年前後に誕生しました。インターネットの黎明期で、サーバーが公開するコンテンツをブラウザーで閲覧する形態がメインでした。
回線の速度は遅かったことから、テキストが主体です。
コミュニケーションは一方通行で、ユーザーは情報を得るために「Webサイトを閲覧すること」を中心に利用されていた点が大きな特徴です。
また、情報発信者はごく一部の限られた人が行っていました。

(2)Web2.0

Web2.0では、通信速度が高速になり、相互コミュニケーションが取れるようになりました。GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)のサービスが代表例です。画像や動画の配信により、双方向のコミュニケーションが可能になったことが大きな特徴です。便利になった一方で、上記のような企業において、膨大なデータ(資産)が一挙集中的に保管されていることや、それに伴う情報漏えいの問題が取り沙汰されるようになりました。

(3)Web3.0

Web3は従来の技術とは直接関係のない『ブロックチェーン』を使うことで、GAFAMのような中央集権的な情報通信・資産所有技術からの脱却することを指します。
データ(資産)をブロックチェーンに登録することで、「中央」が存在しなくなります。つまり、企業と個人や個人間で直接自由にやりとりできるようになり、従来支払わなければならなかった中間的マージンが不要になります。また、GAFAM等による情報の独占のリスク解消が期待されています。

さて、この『ブロックチェーン』。
その技術でどういう効果が得られるかというと、
・誰もがデータ管理、記録できる
・データ改ざんが不可能
・データに万が一不正や故障などが起こっても、全体のシステムは落ちることなく稼働を継続
などが挙げられます。
(ブロックチェーンの仕組みや効果については総務省HPをご参考ください。)

3.ブロックチェーン技術の可能性


経産省「ブロックチェーン技術を活用したサービスに関する国内外動向調査報告書」(抜粋)

このブロックチェーン技術を用いたサービスは昨今徐々に出てきていますが、産業構造すら変えてしまうようなインパクトの大きいものだと考えています。

例えば、
・(すでに実現していますが)送金サービスは、法定通貨の送金にとどまらず、地域通貨や、様々な仮想通貨など、あらゆる価値情報の授受に利用可能で、パブリック型のブロックチェーンを採用すれば、 送金の対象は自ずと全世界となるし、
・土地の物理的現況や権利関係の情報を、ブロックチェーン上で登録・公示・管理することが可能となり、土地や建物、所有者に関する情報のほか、それらの移転や抵当権の設定 なども記録、管理することも考えられ、関連する業務の効率化が図れると想定されるし、
・個人の医療情報をブロックチェーンで管理することも可能であると考えられ、カルテの詳細な内容は個別の病院で管理し、ブロックチェー上で管理する情報は通院履歴などに制限することで、個人のプライバシーに配慮しながら、複数医療機関での一貫した治療に役立てることができる可能性もあるし、
・はたまた、主に行政における各種の届出を、ブロックチェーン上で管理し、住民票をブロックチェーン化すれば、本人と転居前後の自治体の電子署名により、 移転の手続きを完了させる、というようなことができる可能性も。

4.ブロックチェーン技術への投資

ざっと見ていただいたように、ブロックチェーン技術はこれからの私たちの生活・社会を大きく変える可能性を秘めた新しい技術・テクノロジーです。
我々が投資先を考える際には、候補として、
・日本企業
・米国企業
・中国含む新興国企業
・金などのコモディティ
等々ありますが、これらと対比しても、暗号資産分野、つまりそれを裏付けるブロックチェーン技術への投資は今後飛躍的に伸びていくものと考えています。これこそが私が投資する大きな理由・背景です。
今は、冬の時代だといわれていますが、こういう時の投資こそがチャンスだと捉えています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後は、noteにて暗号資産現物、関連株への投資の考え方やスタイル等についてご紹介していければと思います。


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