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これからがこれまでを決める

新潟県の北方文化博物館からの帰り道、とあるお寺の掲示板に視線がとまる。

「これからがこれまでを決める」

一瞬で理解出来なかった。
未来に行き、Uターンして過去に戻りを繰り返したが、着地場所がわからなかった。
未来の話なのか、過去の話なのか、はたまた今の話なのか。

解説を読んでようやく。
過去の事実は変えられないが、事実の解釈は上書き保存できるということ。
誰からも讃えられるような実績があったとしても、これからの行動によっては、「昔はすごかったのに、今は・・・」。
仮に、罪を犯してしまったとしても、罪を償い、これから世の中に価値を生み出す生き方をしていれば、事実の解釈は変わるかもしれないのだ。

「今までが順風満帆であれ、不遇・冷遇であっても、これからの生き方によって、これまでを決めるんだから、前を向いて行こうぜ」というエールと理解した。

この文字に出会い、「座右の銘は?」「好きな言葉は?」と聞かれると、この言葉を答えている。
自己紹介でも好きな言葉として伝えている。
苦しい過去を忘れたいからか、楽しい過去を忘れたくないからなのかはわからない。
とにかく、この言葉が好きになっていた。



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