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アメリカはAIに対してどう動くか

 最近、AI、特にchatGPTが急激な盛り上がりを見せている一方、私が一番関心のある暗号資産関連は規制の話ばかりになっています。米国、特に民主党は暗号資産の規制を強めようとしているように見えます。暗号資産界隈の言動も米国の暗号資産の行く末について悲観的な見方が多いです。
 ただ、私が前に書いた記事、

 のとおり、暗号資産規制より、AIの行く末を気にした方が良いのじゃ無いかと思うような事態に推移しているように見えます。まだ、米国政府は暗号資産をやり玉に挙げているようですが、そんなことしている場合じゃ無いだろうと思うわけです。chatGPTをベースとしたツールが山のように出始めて、もはや追いかけることも難しいくらい進化し始めています。おそらく、マイクロソフトはOfficeに組み込んで、これまで人力で作成していたいろいろな資料を全部とは言えないまでも8割方AIにやらせることが出来る様にしてしまうのではないかと考えています。
 また、Office以外でも、検索、創作、などなどネットワーク上にアウトプットされているものが、果たして人が作ったものなのかAIが作ったものなのか分からなくなって来るのもそう遠くない気がします。それに危うさを感じたのかイーロンマスクは以下のような動きを見せています。

 今のchatGPTの盛り上がりを見てると確かに少しやばさを感じます。そんな中でこんな動きもあるようです。

 金光さんのnoteは少し違う話ではありますが、最終的には人と人じゃ無いものの区別がつかなくなったときにどうするか、という話が書いてあります。

 とはいえ、人が物事を理解するのには時間がかかります。ましてや政治家なんて自分への支持を増やすことが第一義なので、事態の理解に時間がかかるのはさもありなんでしょう。今は既存金融業界からの圧力?により、暗号資産が危ういものだという声が大きくなり、それに反応しているフェーズなのでしょう。
 しかし、事態はどんどん進んでおり、AIの発展と応用は規制云々の話をする前に出来上がってしまうかもしれません。もちろん、有権者に影響を及ぼし、それがわかりやすい形で貧富の差や雇用に影響し始めるのはまだ先だとは思いますが、気がついたら後の祭りな可能性も出来てきたかなと。
 まあ、私個人は暗号資産推進派なので、さっさと暗号資産業界いじめはやめてAIをどうするのか話し合って欲しいというポジショントークをしているわけですが、それはともかく、前述の記事で書いたように、暗号資産は制御可能な技術ですが、AIは制御不可能になる可能性があるということは感じています。
 個人的にもchatGPTは触っていますが、話し相手としては有益です。しかし、その先、ざっくり概要を投げると、プログラミングしてくれたり、返事を作ってくれたり、まあ、応用がどんどん出てくると、勝手にいろいろやり始めることはままありそうです。たとえば、SNSへの投稿も代わりにやってくれることも可能でしょう。そんなことして何が良いのかって思うかもしれませんが、投稿作業そのものも面倒くさくなることは私に限らずありそうです。そんなとき、スマホの中にあるネタを使って適当に投稿しておいて、と頼むことも可能です。

 ただでさえ、何が真実で何が事実なのかつかみづらい世の中で、もはや相手が人なのかAIなのか区別がつかないという時代が来たら、はて、どうしましょう。
 あと、2,3年したら、AIについてどうするかが政治の課題になっているかもしれません。おそらくイーロン・マスクも同じような危惧をしているのでしょう。

 ということにアメリカの政治家が気がついて、暗号資産いじめをしている場合では無いというフェーズ転換が起きないかと、少し思っています。米国は揺れ動いていますが、それでもビットコインを始めとする暗号資産は23年に入ってから上昇傾向です。理由は定かではありませんが。エリザベスウォーレン議員が激しく攻撃しても全く動じないというのは頼もしい限りです。でも、AIには少し注意を払った方が良いんじゃ無いでしょうか。暗号資産も世の中を変えるムーブメントの一つと考えていますが、今出て来ているAIもいよいよ本物になりつつある予感がします。自動運転云々の前に、仕事のやり方が変わるかも。Google検索がヤバイはなしを前にしましたが、いよいよ現実味を帯びてきた気がします。

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