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GAFA決算後、それほど市場は動きませんでした。それより気になるアマゾンの動き。

 GAFA決算が通過しまして、予想通り、全部減益という結果に終わっております。しかし、予想されていた結果だったので、各社で違いはありますが、全社が株価暴落とはなっていないようです。
 日経の見出しはなんか株価変動をあおるような見出しになっていますけど、市場的にはあまり騒ぎになってない感じです。

 この記事以外にも前の日とかに同じような見出しの記事があったりとか。事実なので否定できませんが、この結果で株が暴落したわけでもなさそうです。メタは再評価されて、昨年末に下がりまくった反動で上がったりもしてますし、アップルも前日比では上がったようです。
 ただ、今のIT業界のビジネスモデルの限界が見えてきたのは事実のようです。なので今までのような倍々の成長というのはなかなか難しい気がします。そんな中で個人的に気になったのが以下の動きです。

 昔からアマゾンでビットコインを使って物が買えるようになるかも、みたいな話はありました。特に2017年の暗号資産バブルの時期は期待が膨らんでそういう噂がありましたし、ビックカメラがビットコインの支払いを受け付け始めたのもこの頃です。これは仮想通貨ブームでみんなの期待だけだったのですが、そのときに比べて今回はアマゾン自身がwevb3に関する開発を行うと言うに等しい動きなので何らかしら出してくる可能性があります。
 いきなり暗号資産で売買が出来るということは無いでしょうが、ステーブルコインでのネット通販というのはあり得る線では無いでしょうか。単純に考えるとログインせずにものが買えるというモノなのですが、それではアマゾンにとってあまりおいしい話でもないので、出来てもメインのサービスでは無いでしょう。それよりも、NFTによる会員認証とか、walletからの接続での購入の場合、カード手数料はかかりませんから割引販売の可能性もあります。もちろん、プライムもカード払いじゃ無く、ステーブルコイン払いの場合は割引も出来ます。
 いずれにしてもweb3によるユーザ情報のコントロールをあえてやるという戦略は十分に考えられます。単純にweb3化してしまうと、今までアマゾンが持っていたユーザ情報がコントロール出来なくなるので、それは避けたいと考えているでしょう。なので、ユーザ情報のコントロール権を持ちつつweb3化出来るところはやって、ユーザの利便性を向上させることを考えそうです。NFTの販売もやる可能性は高いです。デジタルコンテンツの販売もしているのでNFTとは結びつけやすい。ニーズがあるかどうか分かりませんが、今、Kindleで販売している書籍のNFT化をすれば、古本屋さんと同じようにKindle本も読み終わったら中古市場に回すことが出来るようになります。音楽も出来そうです。

 アマゾンがweb3化すると面白そうだと考えています。暗号資産そのものでの購入は価格変動がまだ激しいのでやらないでしょうが、その他のサービスはステーブルコインベースでやる可能性は高そうです。さて、そのときプラットフォームプロトコルは何を採用するでしょうか。イーサリアムが一番可能性が高いですが、その他のプロトコルを採用する可能性も十分ありそうです。じっと見守っていきたい案件です。


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