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勉強の効率が悪いと感じたら、まず意識すべきこと

指示を受けた生徒の反応スピードはいろいろ

授業中、生徒に重要事項を書き留めるよう指示をしたときのリアクションは様々です。整理してみると6つに分かれました。

指示をした瞬間、
①既に書き進めている人(言われる前にポイントを判断している)

②書き始める人(既にペンを持っている)

③ペンを持つ人

④ペンを筆箱から取り出す人

⑤周りの書く音を聞いて「メモせないかんのだ」と認識する人

⑥書かない人
これくらいでしょうか。もっとあるかな?

ちなみに…観察史上最悪だったのは以下です。
指示を聞いておらず、しばらく行動が無いので怒られ、
慌ててシャーペンを取り出すも何を書いてよいのかわからないうえに、
シャーペンの芯が入っておらず、書き始められないので芯を入れる作業をしていたら話題は次に行っており、芯を入れるのに手間取っているので、結局次の指示も聞いていない…
文にするとすげえな。

…もはや、怒られるために授業を受けている状態です。

生徒を観察して気づいたこと

教える立場としては、生徒の観察は重要だと思っています。色々なことがわかりますし、それがアドバイスにつながることも多いです。
観察を目的として問題演習をすることすらあります。

生徒の観察をずっと続けていて、気づいたことがあります。

勉強と勉強の「合間の時間」

机に向かっている時間は長いのに結果が今ひとつである、とか
スピードがない、とか
このような生徒は、往往にして勉強と勉強の「合間の時間」が長かったのです。もっといいネーミングないかな。スキマ時間、とはちょっと違う気がします。

勉強と勉強の「合間の時間」とは、ある科目の勉強にキリがついたから、別科目の勉強に移ろうとする、までの間です。

たとえば、英語の課題が終わったから、次は数学のワークをやろう、とか思ったときの「英語のテキストをしまってから数学の問題を解き始めるまで」の時間、です。

色々な生徒を観察したところ、合間の時間は短い人で30秒くらい。
長い人で5分でした。

およそ10倍の差があります。差は歴然です。

まずは「速」よりも「早」

入試には制限時間がありますから、受験勉強においてスピードは大切です。
ただし、問題を速く解くことよりも、むしろ、早めにとりかかることを意識するべきです。

まずは「速」よりも「早」です。

効率的な勉強法など無いと思っていますが、この合間の時間を短くするよう意識することで、結果として勉強の能率はあがります。

今回は、普段から生徒に意識してみてほしくて伝えていることを、記録しました。

文章にすることで、考えていることがより明確になります。

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