秋蛾

地下鉄の街灯に揺れる
大きな蛾の群れに
悲鳴を上げる少女
休めないコンビニの
店員が掃き捨てる死骸
真夜中に舞い
朝の光と共に消える
美しいその生涯を
私は真似出来ず
今日も揺籃の中で
震えながら世相を占う
生まれたままの心で

読んで頂き感謝致します サポートして頂いても書く事しか出来ませんが 宜しくお願いします