湿った雪を

故郷に降る
湿った雪を
時に私は
思い出すだろう
良い事なんて
何も探せず
逃げる様に
出て行った街を
年を重ねても
憎しみは晴れず
燦々と積み重なり
心は荒んだまま
あの雪が魂を揺らす
業火の様に


読んで頂き感謝致します サポートして頂いても書く事しか出来ませんが 宜しくお願いします