三流クラッカー

うだつの上がらない日々に
嫌気が差した歌い屋は
真昼の月を見ながら
闇市でぎった拳銃を撃つ
胸から純白の椿が咲いて
そのまま地面へ倒れ込んだ
彼が命を賭けてまで
探した物は見つかったのか
もう誰にも分かりはしない




読んで頂き感謝致します サポートして頂いても書く事しか出来ませんが 宜しくお願いします