原色

不眠症に苛まれてる
夜中のコンビニエンスストア
信号機の光が目に染みて
歩行者に突っ込む赤の他人
美しい事は何時だって
掌から零れてしまう
そう書き残して死んだ詩人
人は生まれつき原色なのだと
患者に言い聞かせ
水の様にラム酒を飲む精神科医
皆孤独なのだから
その瞳を閉じてはいけない
悲しみは燦々と降り積もり
何時までも消えやしないのだから

読んで頂き感謝致します サポートして頂いても書く事しか出来ませんが 宜しくお願いします