プロスポーツ選手≠社会人なのか(前)

前回の記事を掲載してから私の脳みそ内は、何故に日本は「プロスポーツ選手≠社会人」の考え方があるのか。そのことを占める割合が高くなってきたようなので、私なりに考えたら2つの要因があるのではとの結論に至った。

①現代においても"職業野球"の考え方が残っている?

プロ野球の黎明期は"職業野球"と言われ揶揄されたとのこと。学生野球の方が人気で"野球は学生がやるもの、野球で金を稼ぐとは如何なものか…"的な風潮があったのでしょう。

野球の場合は社会人からプロのルートもあるが、その他の競技はほぼ学生から就職の道を通らずしてプロの世界に入る。それが色眼鏡的な目と少しの僻み根性で、「プロ入りとは就職しない人間が行った別世界」という偏った考えが潜在意識として日本にある気がする。

だから逆に、◯◯大学△△部(体育会)出身という肩書きが日本企業において妙なアドバンテージになるのかと思う。

結果として、

「プロスポーツ選手≠社会人」

になってしまうのかと。

それは"プロに対する戦前からの固定観念"と"プロスポーツ選手を経験した僻み"からと私は考える次第です。

でなければ、「プロスポーツ選手」の経験は社会人としての立派なキャリアであり、プロ選手引退後の新たなスタートを「社会人1年目」とは表現しないはずである。

私はプロボクサーではあるが、ボクシングで十分な報酬を得た経験がないので"職業ボクサー"ではない。よって大学卒業後は常にボクサーと生活の糧を得る仕事のパラレルキャリアである。

そんな私は、「プロスポーツ選手≠社会人」の風潮は悲しいの一言に尽きる。

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