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サムライ・オブ・カリビアン@キューバ🇨🇺

11.850 km Hasta Sendai(仙台まで1.1万キロ)

唐突すぎるこの距離感と目的地。誰にまつわる何の距離なんでしょうか。





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答えはこのお侍さま。


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ご存知だろうか、支倉常長。

この方、麦わらの一味と良い勝負する大航海に人生を捧げ、現代に生きていたら100%クレイジージャーニーにレギュラー出演する超人気youtuberになっていたであろうハードボイルド侍なのです。

僕の中で、”時期大河ドラマの主役になって欲しいランキング”断トツの1位。


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支倉常長 a.k.a ドン・フィリッポ・フランシスコ

初代仙台藩主伊達政宗の家臣であり、政宗によって派遣された慶長遣欧使節団の正使(ヨーロッパ新規事業開発部の統括マネージャー、的な感じ)。

貿易ともスペインとの軍事同盟とも言われる政宗のこの計画における最重要人物であり、今から400年前に帆船での日本-メキシコ-スペイン-ローマというミッションインポッシブル旅をミッションコンプリート。

ローマにおいてキリスト教の洗礼を受け(なので別名がドンフィリッポ)、ローマの市民権と貴族の身分を与えられる。大切な事なのでもう一度言います、400年前の出来事です。

しかしやっとの思いで帰国した時、世は鎖国とキリスト禁教のご時世。

政宗が思い描いていた仙台藩とスペインの交流は儚い夢と散った。

結果的に、壮大なスケールで骨折り損のくたびれもうけ旅となり、帰国から2年後にがっかり顔で(多分)この世を去る。

因みに、一行が滞在したスペインのコリア・デル・リオという街には現在もハポン(スペイン語でJapon=日本)という名字を持つ、使節団の末裔一族が住んでいるそう。

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ね?なんか壮絶なストーリー感じるでしょ?


僕が彼と出会ったのは、このコラムで度々取り上げているキューバにて。

ハバナ市街をあてもなく散策している時、突然支倉兄さんの銅像が出現。

元々政宗も常長も好きな武将だったので、地球の裏側での予期せぬ遭遇にただただビックリ。

「何でキューバに常長さんおるん?!」


実は、メキシコを出港した後に天候不良でハバナ港に寄港したらしい。

天候不良で寄った街に銅像が建っちゃうのもインパクトあるけど、船乗りの僕からするとそもそも帆船でこんなとこまで来た事のインパクトが特大です。

最新のエンジンと計器を搭載しているクルーズ船でも、大阪から横浜でめちゃくちゃ遠くに感じる。そして全長300mある近代船でも嵐に直撃するとごっそり揺れる。

多分方角とか星で確認してたやろうし、寂しいから彼女とスカイプしよーとか出来ひんし、60mに満たない木造帆船が嵐に遭ったら恐らく船内は洗濯機状態だった事でしょう。

そんな状況で、日本方太平洋ぶち抜いてヨーロッパへ到達。

もう、ひたすら純粋にリスペクトです。凄すぎる。


そして、遠い昔に先人達が海を渡った歴史がこうして地球の裏側にしっかりと刻まれているのを目の当たりにして、「日本人凄いやん!」と誇らしくなった。(ワールド杯で日本が大健闘した時と似た高揚感)

何かと「だから日本人は」「こういう所日本ってダメだよね」をよく耳にする現代ニッポン。

確かに、アカン所も弱点もいっぱいある国です。(僕のバイブル”失敗の本質”には、太平洋戦争で露呈した日本の組織的弱点が凝縮されています)

けどですね!僕は日本って素晴らしい国やと思うし日本人ほど繊細な思いやりを示せる人は中々おらんのやないかと思います!(個人差あるので、あくまで全体的な傾向として)

何も、ジャパン・アズ・ナンバーワン的な事を思っているワケではなく

他国と比べた相対評価ではなく、純粋に日本を見つめた絶対評価としてホンマにええ国やなぁと思います。(どの国も一長一短、どの国も素晴らしい。これは間違いない)



そして、キューバを始めとするカリブ海中南米地域において

聖闘士星矢と秘密戦隊ゴレンジャーは不動の超人気者です。

ほぼ全員がどっちかを見て育ったと言っても過言ではないでしょう(ikuo調べ)




なので皆さん!支倉兄さんのパッションと冒険心に想いを馳せて前向きにチャレンジ欲求溜めていきましょう!

いやー、ゲバラが辿り着いて、常長も立ち寄ったキューバ、やっぱ最高!(日本も好きやし他の国も好き、僕の人生軸です^^)

もう、僕はコロナ収束した瞬間に欲求爆発させる気満々です。


そしてこのnoteで、僕も皆さんのチャレンジ精神をちょっとだけ後押しできれば嬉しいです^^


次回も乞うご期待! まだ行き先は決めてませんが、まだ書いていない新しい国へと進みたいと思います!


ほた、またよー!(あ、これも和歌山弁です)

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