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あなたが真剣に幸せを求めたいなら ペテロの手紙第一 3章10節

「いのちを愛し、幸いな日々を過ごしたいと思う者は、舌を押さえて悪を言わず、くちびるを閉ざして偽りを語らず、
ペテロの手紙第一 3:10

ὁ γὰρ θέλων ζωὴν ἀγαπᾶν καὶ ἰδεῖν ἡμέρας ἀγαθὰς παυσάτω τὴν γλῶσσαν ἀπὸ κακοῦ καὶ χείλη τοῦ μὴ λαλῆσαι δόλον,

2022年1月23日 礼拝メッセージ 


■ はじめに

 前回は、9節から古代ローマのクリスチャンの実態と、その時代に生きる抑圧された人々へのペテロのメッセージでした。抑圧された人々の間では、その不満をいつか仕返してやろう、仕返しができなければ、より低位な者たちを抑圧しようとする力が働くということをお伝えしました。

 今回は、その続きであり、なぜ、『悪をもって悪に報いてはいけないのか』をペテロは説明します。当たり前のこととして私たちはこのことを知ってはいますが、説明できる人はごく限られているでしょう。
ペテロは、子供でも知っていることに対して、明確な指針を与えてくれる箇所であろうかと思います。

■ γάρ ガル

英語の聖書を見ていきますと、どれも文体に特徴があることがわかります。
紹介しますと、

【NKJV】
For"He who would love lifeAnd see good days,Let him refrain his tongue from evil,And his lips from speaking deceit.
「いのちを愛し、良い日を見たいと思う者は、自分の舌を悪から遠ざけ、自分の唇を偽りから遠ざけよう。
【TEV】
As the scripture says, /"If you want to enjoy life /and wish to see good times, /you must keep from speaking evil /and stop telling lies.
「もしあなたが人生を楽しみたいのなら、また良い時を見たいのなら、悪口を言わず、嘘をつかないようにしなければなりません。
【NASB】
For, "THE ONE WHO DESIRES LIFE, TO LOVEA AND SEED GOOD DAYS, MUST KEEPE HIS TONGUE FROM EVIL AND HIS LIPS FROM SPEAKING DECEIT.
命を欲し、愛を求め、良い日を蒔こうとする者は、その舌を悪から遠ざけ、その唇を偽りから遠ざけなければならない」のです。
【KJV】For he that will love life, and see good days, let him refrain his tongue from evil, and his lips that they speak no guile:
命を愛し、良い日を見ようとする者は、その舌を悪から遠ざけ、その唇を悪意から遠ざけよ。

Jばいぶる2017 いのちのことば社/The Discovery Bible

際立って特徴的なのは、NASBでしょう。Forを除くすべてが大文字であります。TEVでは分節にスラッシュが埋め込まれてます。NKJVには、スラッシュの代わりに、大文字で単語が始まると具合に、それぞれの訳者がこの箇所の扱いについて気を遣っていることが理解できます。

日本語の聖書でも、新共同訳ならびに口語訳ではTEVの影響が見られます。新改訳聖書ではカギ括弧でくくられています。

【新共同訳】
一ペト 3:10 「命を愛し、/幸せな日々を過ごしたい人は、/舌を制して、悪を言わず、/唇を閉じて、偽りを語らず、
【口語訳】
一ペテ 3:10 「いのちを愛し、/さいわいな日々を過ごそうと願う人は、/舌を制して悪を言わず、/くちびるを閉じて偽りを語らず、
【新改訳改訂第3版】
Ⅰペテ3:10 「いのちを愛し、幸いな日々を過ごしたいと思う者は、舌を押さえて悪を言わず、くちびるを閉ざして偽りを語らず、

Jばいぶる2017 いのちのことば社

こうした文体の違いはどこからくるのでしょうか。そのカギは、γάρ(ガル)という前置詞にあります。英語ではForと記している訳も散見できますが、スラッシュや大文字として、また、日本語ではスラッシュを使う、カギ括弧としてその役割が残されています。

ところで、ガルという前置詞の意味ですが、先行する文、つまり前回の9節を説明するという役割になるそうですが、様々な訳を見ていきますと、このガルは後に続く10、11節を説明するとともに、格言としてペテロは特に読者に注意させている役割がありそうです。そうした意図を汲んで、訳者たちは、表現に苦慮している様子がうかがえます。

つまり、この箇所はペテロの格言であり、クリスチャンが注視すべき箇所としてペテロが語っているということを考えて読まなければならないということでしょう。

■ いのちを愛せない現実

 このペテロの格言のはじめに θέλων ζωὴν ἀγαπᾶν(セローン ゾーエン アガパーン)とあります。意訳しますと、『喜びの人生を願う』という意味ですが、いのちを愛することというのは、良い人生を送るためにはという意味にとれます。

 現代も、過去も、洋の東西、老若男女を問わず、人は良い人生を生きたいという動機でもって生きています。経済、お金、仕事、学歴、家族、伴侶、趣味、娯楽、信仰等々・・・そのいずれの目的も幸せの追求にあります。

 さて、今までペテロの直接の読者であった、古代ローマのクリスチャンたちの姿を見ていきますと、経済的にも地位においても劣悪な環境の中にあった人たちばかりでした。奴隷や妻といった低所得者層にも入らない、人権すら認められていない人々ばかりでした。

こういった人々を見ますと、不遇であるとか、不幸であると思うでしょう。たしかにそのとおりで、抑圧されていたのです。まさに貧困と人間としての権利の剥奪、自由の剥奪といった不条理が彼らのζωή(ゾーエ)いのちの実態でした。

あらゆる権利が剥奪され、虐待されたいのちにあって、彼らがしたことといえば、復讐の矛先を主人以外に向ける、陰口や愚痴をこぼす等でその虐げられた感情を補うということを行っていたのです。
ところが、虐げられた矛先を他人に向けられない、陰口すら言えない女性や最下層の人間にとって、何が残るのかといえば、いのちを愛せないということになりました。つまり、絶望です。望みが絶たれるということです。

奴隷といいますと、まず私たちがまっさきに思い出されるのは、米国の黒人奴隷の事例でしょう。米国の黒人奴隷たちの姿を知る手がかりは少ないのですが、下記のサイトにこうした内容があったので紹介します。

この論文によれば、『人間としての生を奪われるばかりか、自らの意思で死ぬ能力さえ否定され、白人の解釈者を待たねば自殺という行為を完遂することもできないのである。』とあるように、本人の意思を尊重されず、明らかに自殺であるのにも関わらず、自殺ではないとされてしまうといったことがあったそうです。

社会への不満、虐げられた人としての存在価値を認められることすらなかった事例があったようで、こうしたことは氷山の一角であったことでしょう。本人の意思が認められないことほど、侮辱されたことはないわけで、黒人への差別というものは人間の根深い罪を知る手がかりとなるものです。

 こうした事例を見るでもなく、人を人として認められないことほど辛いものはありません。こうした現実を直視せざるを得ない立場にあったということが、当時のクリスチャンの現実でした。
ζωή(ゾーエ)の意味は、生命 とともに、 活力を持っている、または生気に満ちている人の状態であると説明されます。虐げられた人々には、こうした活力ある人生が剥奪されていたということです。これが、奴隷や妻たちの実態であり、生きてはいても監獄に収容された状態と言わざるを得ません。

 現代においても、外国人における人権問題、女性に対する差別、力の無い者に対する無視であるとか、虐待死、イジメ等々、神の子とされるべき人間が、モノ扱いされている現実があるわけです。こうした渦中にある人々に向けてクリスチャンは同情し、解放を促す者として遣わされていることを覚えていきたいものです。

■ 悪口という麻薬

  ζωή(ゾーエ)の意味は、生命 とともに、 活力を持っている、または生気に満ちている人の状態と言いました。虐げのあるところには、不満や悩み、苦痛が生まれてきます。そうした、ネガティブな感情に対して、悪口というかたちで、呪いが生まれるのです。この悪口ですが、すべての人が犯している罪です。ペテロは、その悪口を抑えなさいと促します。

ペテロの忠告は言われるまでもない、当然の言葉です。しかし、なぜ、私たちは悪口(κακός)カコスが生まれるのでしょうか。
心理カウンセラーによれば、

他人の不幸が自分の脳内報酬になっているとき、他人の不幸を願う行動に無意識に出てしまいます。
他者にマイナスのエネルギーを向けてしまいます。
マイナスを喜ぶ条件づけになっているのです。
この状態は、自分にとってまずい状態であることに気づいてください。
通常、私たちは、自分にとってプラスのことを喜び、マイナスを嫌がります。
しかし、他者のマイナス(不幸・苦しみ)に、自分のプラス(脳内報酬・気持ちいい)が加わると、他者のマイナスを望む脳になってしまいます。
それは恐ろしいことです。

https://selfcompass.jp/abuse-200328

 悪口は一時的な快楽をもたらす麻薬と同じであることをカウンセラーは伝えます。本当の奴隷とは、富のある無し、人権のある無しに関わらず、脳内報酬が、悪に傾く傾向ということができるのではないでしょうか。

悪に傾斜する脳は、どういう方向に向かうのかといえば、偽りに向かいます。この偽りですが、ギリシャ語では、δόλος(ドロス:狡猾、詐欺、策略という意味)です。つまり、人を欺くという結果を生み出します。

こうした傾向は、たしかに、してやった。ざまあみろ。という快哉を揚げることができるでしょう。しかし、それは一時的です。
カウンセラーはこう言います。

相手の不幸を喜ぶ人と一緒にいたいと思うでしょうか?まずいません。そういう人は無意識で避けられます。そうなると、余計に承認欲求が出ます。

https://selfcompass.jp/abuse-200328/

つまり、悪口は麻薬であり、その人をますます奈落の底に突き落としていく性質があるということです。
そうした負の連鎖を断ち切るということが、ペテロの教えです。

■ 悪口という奴隷からの解放

舌を押さえて悪を言わず、くちびるを閉ざして偽りを語らず、

ペテロの手紙第一 3:10
新改訳聖書第3版 いのちのことば社

と教えてくれていますが、そこには、『言わず、語らず』と訳されています。言わず、語らずというのは、なかなかできないことです。
どうも、新改訳聖書は律法主義ではないかと思うときがありますが、ギリシャ語本文を読むと

γλῶσσαν ἀπὸ κακοῦ καὶ χείλη τοῦ μὴ λαλῆσαι δόλον,(グローッサン アポ カクー カイ ケイレー トゥー メ ラレーサイ ドロン)

とあります。
直訳は、自分の舌を悪意から遠ざけ、偽りを言わない。と訳せるでしょう。悪口を言わないということではありません。悪意を遠ざける、逃げる、離れるということならば、自ずと悪口は収まります。つまり、私たちの舌に上る前に、意識的に舌を悪意から遠ざけるということです。

 言わないのではなく、悪意を転換するということです。悪意(カコス)とは、厄介な、有害な、悪質な、破壊的な、という形容詞ですが、こうしたネガティブなものを転換することが、私たちを悪口から守る秘訣です。

 ペテロは、自分の幸せのために、悪口、愚痴、嫉妬、他人の不幸を喜ぶことといったネガティブな思考(罪の奴隷)から離れることを教えてくれました。しかし、どこへ逃げて、離れていくのでしょうか。どうネガティブな思考を転換するのでしょうか。

 それは、イエス・キリストにあります。私たちの逃れ場は、自分の心にあります。そうです。十字架のイエス・キリストを見つめるのです。

モーセは一つの青銅の蛇を作り、それを旗ざおの上につけた。もし蛇が人をかんでも、その者が青銅の蛇を仰ぎ見ると、生きた。
民数記21章9節

新改訳改訂第3版 いのちのことば社


毒蛇に噛まれ、瀕死の状態を救ったのは、モーセの蛇でした。

アンソニー・ヴァン・ダイク〈青銅の蛇〉

モーセの蛇はイエス・キリストの十字架の予表です。モーセは青銅で一つの蛇を造り、それをさおの上に掛けて置きましたが、すべて蛇にかまれた者はその青銅の蛇を仰いで見て生きたと民数記にはあります。

 悪口はサタンが増幅させるものです。δόλος(ドロス:狡猾、詐欺、策略)という言葉が10節の最後に記されていますが、まさに古き蛇であるサタンそのものを示す言葉です。悪口、愚痴、嫉妬、他人の不幸を喜ぶ姿は、蛇に噛まれた民数記の人間の姿と重なります。毒蛇の毒に毒された民数記の人々は、いのちの危機に瀕していました。悪口を毒を吐くと形容されますが、悪口を言う人もいのちの危機に瀕しているのです。

あなたは、そうした状態から離れたいですか、やめたいですか?
そう思うなら、青銅の蛇であり、いのちの泉なるイエス・キリストに向かいましょう。イエス・キリストは私たちの口の毒を聖めてくださるお方です。この御方を信じ見つめるならば、私たちの罪に満たされた心を聖めてくださるのです。

ぜひ、悪口というマイナスエネルギーの処理方法を覚えていただきたいのです。イエスを仰ぎ見ること、それが私たちの脳をプラスの報酬に結びつけ、私たちを生命力に溢れさせ、神の祝福を豊かにあずかるものに転換させることを覚えていきましょう。

■ Translation 対訳

【NKJV】
For"He who would love lifeAnd see good days,Let him refrain his tongue from evil,And his lips from speaking deceit.
「いのちを愛し、良い日を見たいと思う者は、自分の舌を悪から遠ざけ、自分の唇を偽りから遠ざけよう。

【TEV】
As the scripture says, /"If you want to enjoy life /and wish to see good times, /you must keep from speaking evil /and stop telling lies.
「もしあなたが人生を楽しみたいのなら、また良い時を見たいのなら、悪口を言わず、嘘をつかないようにしなければなりません。

【NASB】
For, "THE ONE WHO DESIRES LIFE, TO LOVEA AND SEED GOOD DAYS, MUST KEEPE HIS TONGUE FROM EVIL AND HIS LIPS FROM SPEAKING DECEIT.
命を欲し、愛を求め、良い日を蒔こうとする者は、その舌を悪から遠ざけ、その唇を偽りから遠ざけなければならない」のです。

【KJV】For he that will love life, and see good days, let him refrain his tongue from evil, and his lips that they speak no guile:
命を愛し、良い日を見ようとする者は、その舌を悪から遠ざけ、その唇を悪意から遠ざけよ。

■ Lexicon レキシコン

γάρ,c \{gar}
1) for
1063 gár (接続詞) - for. "for "は、先行する文(「A」の文)を説明するものを紹介する、つまり "A-B単位 "で「B」の1063(gár)の文を紹介するので、通常1063(gár)の訳として最適である。

[1063(gár)は、「A-B」の組の文のうち「Bの文」を導入している。 B」(1063/gár)の文は「A」の文を説明する。 先行する文の結果ではなく、先行する文の論理(根本的な理由、説明)を提供するものである]。

1063(gar)は、次に「後方に適用される」ものを紹介し、「A」の文(考え)の根本的な(主観的な)根拠を提供するものである。 1063(gar)は説明的な(因果関係ではない)接続詞で、前の文(節)を明確にする(説明する)ものを導入しています。

θέλων  θέλω,v \{thel'-o} TensePVoiceAMoodPCaseNNumberSGenderM
1)志す、念頭に置く、意図する 1a) 決意する、目的する 1b) 望む、願う 1c) 愛する 1c1) あることをするのが好き、するのが好き 1d) 喜ぶ、楽しみを持つ

ζωὴν  ζωή,n \{dzo-ay'}  CaseANumberSGenderF
1)生命 1a) 活力を持っている、または生気に満ちている人の状態 1b) すべての生きている魂 2) 生命 2a) 本質的かつ倫理的な生命の絶対的充満のことで、神に属し、神を通じて仮原罪の「ロゴ」と「ロゴ」が人間性を帯びたキリストに属する 2b) 本物かつ純粋な生命。キリストに信頼を置く者のこの世での部分においてさえも、復活後に新たな付加(その中でもより完全な身体)によって完成され、永遠に続く、活発で活力に満ちた、神に捧げられた、祝福された生活です。同義語は項目5821を参照

ἀγαπᾶν  ἀγαπάω,v \{ag-ap-ah'-o} TensePVoiceAMoodN
1)人について 1a) 歓迎する、もてなす、好きである、心から愛する 2) 物について 2a) ある物事に対して、またはその物事に対して満足する、よく喜ぶ

ἰδεῖν  ὁράω,v \{hor-ah'-o} TenseAVoiceAMoodN
1)目で見る 2) 心で見る、知覚する、知る 3) 見る、すなわち経験によって知り合いになる、経験する 4) 見る、目を向ける 4a) 注意する、用心する 4b) 世話する、注意を払う 5) 私は見られた、姿を見せた、現れた 同義語については項目5822を参照してください。

ἡμέρα,n \{hay-mer'-ah}  CaseANumberPGenderF
1) 昼間、または日の出と日没の間を夜と区別して対比して使われる 1a) 昼間 1b) 喩えで、「昼」は放縦、悪徳、犯罪を控えるための時間とみなされる、その種の行為は夜と暗闇で行われるため 2) 市民の日、または24時間の空間(したがって夜を含む) 2a) この用語の東洋での使い方は西洋での使い方と異なっている。したがって、「三日三晩」という表現は、文字通り丸三日を意味するのではなく、少なくとも丸一日と他の二日の一部を意味します。3) この時代の最後の日、キリストが天から戻り、死者をよみがえらせ、最後の審判を行い、王国を完成させる日 4) 時間一般、すなわち彼の人生の日々について使われます。

ἀγαθός,a \{ag-ath-os'}  CaseANumberPGenderF
1)体質や性質が良い 2)役に立つ、役に立つ 3)良い、楽しい、心地よい、楽しい、幸せ 4)優れた、優れた 5)まっすぐな、名誉のある

παυσάτω  παύω,v \{pow'-o} Person3TenseAVoiceAMoodDNumberS
1)やめさせる、やめさせる 2) 物や人を何かから抑制する 3) やめさせる、やめさせる 4) 罪から解放された 4a) もはやその扇動や誘惑にかき立てられることはない

γλῶσσαν  γλῶσσα,n \{gloce-sah'} CaseANumberSGenderF
1)舌、身体の一部、発声器官 2) 舌 1a) 特定の民族が使用する言語または方言で、他の国の言語とは異なるもの。

ἀπό,p \{apo'}
1) 分離 1a) ある場所から動く動詞、すなわち出発する、逃げる、...の後に、局所的な分離のこと。1b) 全体から一部が分離すること 1b1) 全体から一部が分離すること 1c) あるものが別のものから分離することで、両者の結合または友情が破壊されること 1d) 分離状態、すなわち距離 1d1) 物理的な、場所の距離 1d2) 時間的な、時間の距離 2) 起源 2a) 何かがある、来る、起きる、奪われる場所 2b) 起因の起源

κακός,a \{kak-os'}  CaseGNumberSGenderN
1)悪い性質のもの 1a) あるべき姿ではない 2) 考え方、感じ方、行動の様式 2a) 基底的な、間違った、邪悪な 3) 厄介な、有害な、悪質な、破壊的な、有害な

χείλη  χεῖλος,n \{khi'-los}  CaseANumberPGenderN
1)口唇、話す口の 2) 海岸の比喩。

λαλῆσαι λαλέω,v \{lal-eh'-o} TenseAVoiceAMoodN
1)声を出す、音を発する 2) 話す 2a) 舌や言語能力を使う 2b) 明瞭な音を発する 3) 話す 4) 発言する、伝える 5) 自分の心を宣言し考えを明らかにするために言葉を使う 5a) 話す

δόλον  δόλος,n \{dol'-os}   CaseANumberSGenderM
1)狡猾、詐欺、策略


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