クラウンデータの事業全体像と未来の展望
クラウンデータの“リアル”を伝える広報記事として、今回は事業内容についてCEOの森にインタビューを実施しました。今後クラウンデータに関わる全ての方々に、事業全体像と未来の展望をお伝えできると幸いです。是非お読みください!
データビジネスに関わる全てをクラウンデータが解決
―—本日はよろしくお願いします!今回はクラウンデータの事業について伺いたいのですが、現在どのような事業を展開されていますか?
よろしくお願いします!現在、当社では3つの事業を展開しています。それぞれの事業内容について順番にお話していけばいいですか?
―—是非!では、1つ目の事業についてお願いいたします。
1つ目は受諾でのデータ分析/活用支援です。いわゆるデータサイエンティストのリソース提供やコンサルティングですね。
一般的なデータ分析/活用支援サービスでは既存のデータを利用したプロジェクトにとどまりますが、クラウンデータではクライアント企業のビジネスを理解した上でどんなデータが必要となるか、その取得の仕組みや基盤を築くところも含めてご提案することで真のデータ活用/DXを実現します。
―—なるほど。その事業を推進する上で大切にしていることは何ですか?
クライアントの課題を解決することがゴールなので、まずはしっかりとクライアントと話し合い、その中で最適な解決策を提案するようにしています。その解決策がデータ分析であればデータ分析をしますし、資料作成でならば資料作成をします。
そう思う背景として、私自身もクライアントの現場に出ていると「前までいた他社のデータサイエンティストさんはコードは書けるけど会話ができない。依頼したらやるが逆に提案されることはなかった。」という意見を聞く機会が多いからです。
やはりフランクに会話する中でしか見えてこない真のニーズや課題はあるので、言われたことだけやるのではなく、コミュニケーションを通して、ふわっとしたことでも具体化して落とし込んでいけるかどうかが事業の優位性になると思っています。
―—データサイエンティストと言えどもコミュニケーション能力の高さは必須だと…!2つ目の事業について伺ってよろしいですか?
はい!2つ目は『Crown Gate』という名称のデータサイエンティスト特化の副業マッチングサービスです。
Crown Gateは新しい時代に適応するデータサイエンティストのキャリアやライフプランを支援したいと思い立ち上げています。
単なる“マッチング”で終わるのではなく、思い切ってフリーランスに転身する不安や副業での時間のやりくり、納期の不安などを伴走型で支援することによってはじめの一歩を踏み出していただくためのサービスです。
今は副業と言えばエンジニアやデザイナーが栄えている印象ですが、その前段階として同職種の人口が増えたという経緯があります。今後はデータサイエンティストにも同様に起こる未来が見えるため、ニーズがあると考えています。
―—起業した理由としてもデータサイエンティストのキャリアプランの選択肢を広げると仰ってましたね!この事業の価値はどんなところにありますか?
データサイエンティストと企業それぞれに価値があり、データサイエンティストは副業できることで金銭やキャリアの広がりを獲得できるようになります。そして、企業は高いスキルを持ったデータサイエンティストを活用できることで「とりあえず外資系コンサルに頼る」という慣習から抜け出してより良い選択を行うことができます。
また、大きく見れば日本の競争力強化にも繋げられます。世界的にDX化が叫ばれデータ活用の需要が高まり続ける中で、日本は人口減に加えて抜本的にデータサイエンティストが足りていません。
優秀なデータサイエンティストでも1つの企業に所属するという選択肢しか持てていないと、DX化を目指す日本企業は初心者や外資系コンサルに一括で任せるしか選択肢がなくなっていきます…。
そこで、Crown Gateが触媒となってデータサイエンティストの働く選択肢を増やし、同時に企業の選択肢を広げることを可能にします。
―—データサイエンティストと企業の双方に選択肢を広げているんですね。このまま3つ目の事業について伺ってよろしいですか?
もちろんです!3つ目は『Crown Method』という名称のデータサイエンティストのための情報コミュニティ・サービスです。
データサイエンティストとして働いたことがある人は分かると思うんですが、業務の多くの時間は分析手法やコードのリサーチに費やされているんですよね。しかしながら、これまでリサーチを効率的に行えるようなノウハウを共有する場がなかったんですよ。そこで当社では、今後データサイエンティストになる人や、よりスキルアップしたい人にとって有益な情報が集まるコミュニティを運営しています。
―—ニーズは高いのにノウハウ共有の場がなかったんですね…。
そうなんですよ。先ほどデータサイエンティストが足りないと言いましたけど、とはいえ人口が増えてきていると感じています。しかしながら、学ぶ機会は増えても実際の仕事現場で使えるノウハウを得られる場がないとも感じています。
Qiitaもありますがデータサイエンティストに絞ったものはなく、今後データサイエンティストとしてのキャリア開発を考えるとまとまっている場所があるとありがたいなと。この思いは他のデータサイエンティストも同じじゃないかと思って作ったのが始まりですね。
業務の大半がリサーチという職種だからこそ、特に初心者は情報収集に時間がかかってしまいます。まずどう調べたらいいかも分からないですし、調べた情報が正しいかも分かりません。検索は便利ですが不要な情報を選別するスキルが伴っていないと意味がないです。そこで、不要な情報をそぎ落としたCrown Methodで簡単に探せて完結できる世界を目指しています。
プロのデータサイエンティストが輩出され続ける仕組みの構築
―—事業のご説明ありがとうございました!創業初期に事業を3つも展開するのは珍しいと思うのですが、どういう意図で展開しているのでしょうか?
そうですね、珍しいとは思います(笑)
日本の競争力を高めるためには単純にデータサイエンティスト活用の機会を増やすだけではなく、プロのデータサイエンティストが増えることが至上命題だと感じています。
よくあるビジネスは「人を集める」や「スキル講習だけする」など入口だけ作って終わるパターンです。クラウンデータではそこで終わらせず、一気通貫で3つの事業を持ち、循環させることでデータサイエンティストのキャリアを開発し・市場に提供し・ノウハウを貯めて更に輪を大きくすることを意図しています。
―—循環を考えて展開されているんですね…!今後の事業の展望について教えていたただけますか?
はい!3つの事業を連携させて、多くの人に知ってもらい、使ってもらいたいです。
私自身はデータサイエンティストとしての知見を多くの企業で培ってきて、「こういうときはこうあるべき」という解を持っているので、それをメソッドにしてどんどん落とし込んでいきます。
Crown Gateで日本中のデータサイエンティストを集めて副業という選択肢を提供していきたいですし、Crown Methodでノウハウを吸収して更に難易度が高く報酬も大きい案件に挑戦してほしいです。
そして、当社クラウンデータをデータサイエンティストにとって有益なコミュニティとして育てていきたいと考えています。それができることで真にデータサイエンティストのキャリアを広げることができると信じています。
キャリアに正解はないので、当社に関わったデータサイエンティストが「こういう働き方もあるよ」と人に伝えていくことによって、「データサイエンティストって良い仕事だよね」と言ってもらえたら嬉しいですね…!
そして、市場に価値を提供できる「プロ」のデータサイエンティストが増えるよう私自身も成長していきます!
今回の事業に関するインタビューでは、3つの事業を連動させてプロのデータサイエンティストが輩出していく仕組みについて知ることができました。今後は採用やデータサイエンティストのレベルアップ方法の”リアル”についても触れていきたいと思いますので、引き続き更新をお楽しみに!